隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 【新釈】 走れメロス 他四篇
新釈 走れメロス 他四篇
新釈 走れメロス 他四篇
森見 登美彦
JUGEMテーマ:読書

【新釈】 走れメロス 他四篇/森見登美彦
祥伝社
1470円
評価 ☆☆☆☆
あの名作が、京の都に甦る!?
暴走する恋と友情――。
異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、
先達への敬意(リスペクト)が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編。
若き文士・森見登美彦の近代文学リミックス集ぴかぴか



(感想)
「山月記」「藪の中」「走れメロス」
「桜の森の満開の下」「百物語」。
名の知れた古典的名作をモリミー流に料理してしまったすごーく大胆な試みの本!!


5つとも京大の「腐れ大学生」が主人公。
本編中の5つの話の登場人物などは少しずつリンクしていて、
連作短編集の味わいもあります。
詭弁論部」「図書館警察」など森見ワールドではおなじみのキーワードも多数登場するので、
モリミーファンはニヤリとすることでしょう猫2

名作を下敷きにしているのは間違いないんだけど、
自分の持ち味をこれ以上無理!!ってくらいに詰め込んで、
完全に自分の世界に染め上げてしまってるのはすごいラブ
才能はもちろん、その勇気と潔さもすごい。
やられてしまった歴史的文豪たちもきっと驚いてるでしょうね(笑)

いちばん好きなのは「走れメロス」。
オリジナルになじみがあるし、
モリミー流のバカバカしさがいちばん色濃く出てるのもこれだから。
こんな友情もいいなぁ。
こんなバカな友情を素敵だと思える自分も素敵だなぁ。
最後の踊りの場面では笑い以外にもなーんかこみ上げるものがあった。

今も昔も若者たちの「苦悩」の素って根本的に変わらない。
だから現代の人も古典小説を楽しめるんだニコニコ
小説に限らず、本当にいいものって永遠なんだね。

しっかし・・・。
モリミーを読んでいるおかげで
私の中でもう完全に「京大生 = 変人」っていう公式が生まれてるなぁ汗

☆を4つにしたのは、
私が5つすべてのオリジナルを読んでいるわけではないから。
文学ファンとして恥ずかしいのかもなひやひや
それでも十分面白かったけど、
オリジナルを読んでないとわからない面白さも絶対あったはずでしょ汗
そこを汲み取れなかったことにマイナス1。



●この本が好きな人におすすめなのは・・・
やっぱりオリジナル版ですよね。
山月記/中島敦
藪の中/芥川龍之介
走れメロス/太宰治
桜の森の満開の下/坂口安吾
百物語/森鴎外
| comments(2) | trackbacks(1) | 13:40 | category:    森見登美彦 |
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コメント
★たかこさん★
おおぅ!ほぼ初読みだったんですねー。
変人ワールドだったでしょ(笑)
もう私の中では京大は「おかしな人が行く大学」みたいになってます。

「詭弁論部」「図書館警察」とは他のモリミー作品でまた出会えますよ。お楽しみに♪
| ともみ | 2009/10/24 1:58 AM |

ともみさん こんにちは。

実は、初と言ってもいいほどの森見作品でした。
「詭弁論部」「図書館警察」はキーワードなのですね。
早く、ほかの作品も読んでみたくなりました。

しかし、あれですね。
変人の書き方がうまいですよね〜(笑)
| たかこ | 2009/10/22 3:53 PM |

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新釈 走れメロス 他四篇 / 森見登美彦
実は先日の事前準備はこの本のため!森見登美彦の現代版「走れメロス」。リメイク本とでもいうのかな、とにかく面白かった!! 森見さん(勝手に「もりみぃ」と呼んでいる)の本は、「夜は短し歩けよ乙女」をアンソロジーの中でちょっと読んだだけ。京都を舞台にとん
| たかこの記憶領域 | 2009/10/22 6:05 PM |
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