隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< August 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< 八日目の蝉 | main | 家日和 >>
# 夜明けの縁をさ迷う人々
夜明けの縁をさ迷う人々
夜明けの縁をさ迷う人々
小川 洋子
JUGEMテーマ:読書

夜明けの縁をさ迷う人々/小川洋子
角川書店
1365円
評価 ☆☆☆
僕が流し打ち野球の腕を上げたのは
三塁側ファールグランドでいつお逆立ちの練習をしていた
曲芸師のおかげだった。
思いきりバットを振って、強いライナーが三塁側に飛んで、
もし曲芸師さんに当たったら・・・。
曲芸師と少年の交流を描く「曲芸と野球」他、
どこか奇妙ですこし哀しい人々を、
手のひらですくうように描いた珠玉の作品集。



(感想)
9編の短編集です。
どんどん読み進めたくなるような面白さはありません。
でも、情景を思い浮かべると不思議な美しさがあります。

少年たちが野球をする側で、
椅子を互い違いにいくつも組み合わせて練習をする曲芸師。

エレベーターボーイとしての職務を果たすのに
ぴったりなサイズで体の成長が止まってしまったエレベーターボーイ。

一言でいうと「絵になる」短編集です。
小説を楽しむってこと以外に、
ちょっと風変りな絵画展を鑑賞するような味わいがあるのです。

ただ美しいとか怖いんじゃなく、
ブラックユーモアのようなスパイスの効いた恐怖とでもいうのでしょうか。
小川洋子さんならではのシュール感。
独特の空気が不気味で、でもどっか面白みもあって・・・。
夜明けの縁・・・ギリギリの境界線を漂うような不思議な感覚に酔えました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:41 | category:    小川洋子 |
# スポンサーサイト
| - | - | 10:41 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/422
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links