隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 鴨川ホルモー
鴨川ホルモー
鴨川ホルモー
万城目 学
鴨川ホルモー/万城目学
産業編集センター
1260円
評価 ☆☆☆
≪一緒にENJOYしませんか? 京大青龍会≫
およそ一月半、幾多の新入生勧誘のビラメモを見てきたが、
これほど質の悪いものはなかった。
入会するつもりはなかった、
ただ新勧コンパでタダで飲み食いして逃げるつもりだった。
なのに俺は今、「ホルモー」の戦場に立っている。
京都の町に巻き起こる疾風怒濠の狂乱絵巻。
第五百代目「鴨川ホルモー」開始のファンファーレが京都に鳴り響く!




(感想)
説明してしまうと「ホルモー」とは、
大学生のグループが人間の言葉ではない奇怪な言葉で、
その言葉を習得した者にしか見ることのできない式神のような鬼のようなモノを操り、
他の大学のグループと対戦していくゲームのこと。

次々と判明していくホルモーの真実に飲み込まれていく学生たちの苦悩には笑えるし、
勝負の終了を意味する絶叫のシーンは想像するだけで噴き出してしまいそう楽しい
高村の暴挙なんて平成の世の中でありえんでしょ!
面白いのよ、面白い。
・・・でもなぜか完璧にはノレない。ひやひや
おそらく荒削りなんだな〜。
内容はそのままに、削る部分は削り、加筆する部分は加筆鉛筆2する。
この推敲作業がもっと必要なのかも。

ホルモーそのものではなく、
学生たちの人間関係にスポットの重きを当てている点もどうなのか・・・。
この競技の奇怪さ、くだらなさをもっと丁寧に描いてくれればなぁ。
もっと手に汗握る感じがほしいっ!!

さらに、この人の不幸は同世代の作家に森見登美彦がいたことにもある。
京都を舞台に、京大生たちの奇想天外な物語を描いてるいう点でどうしても比べてしまう。
その結果やはり森見ほどのセンスはなく、
京都という地の持つ味を生かし切れていないのをはっきりと感じる。
森見との違いをはっきりとさせ、
どんな方向へ変換していくかがこの人の今後の鍵。
でも、今後も追いかけてみたい作家ではありますねぴかぴか



●この本が好きな人におすすめなのは・・・
四畳半神話大系/森見登美彦
| comments(2) | trackbacks(0) | 09:47 | category:    万城目学 |
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| - | - | 09:47 | category: - |
コメント
★ヤキソバさん★
そうそう、楽しいんだけどいま一つなんですよねぇ。
それにしてもヤキソバさん、
夏目漱石とくらべちゃうんですか(@_@;)
| ともみ | 2007/11/30 10:00 AM |

とにかく楽しかったです。
思わずホルモーと叫んでしまうあたりは、圧巻そのもの。

ただ、読み終わってから思い返すと、内容は薄いですね。
レビューの中にライトノベルだと書かれているのがありますが、
ある意味、当たっているかも知れません。

比べる対象が、高度過ぎますが、青春小説の;
夏目漱石著、坊ちゃん
井上ひさし著、青葉繁れる
などの、文学の香りの高さに比べると、ケッっという感じと言えば失礼か?

ただ、とにかく読む事のライトな楽しさ、は十分に享受出来ました。
私のレビューは下記です;

(ココカラ)

男子学生臭

ホルモーとは何ぞや?
こんな疑問を抱きながら読み進むが、その本当の実態が明らかにされるまで、かなりじらされる。
少なくとも、ホルモン焼きのホルモンではなく、ホルモーであり、不思議な設定の競技の様なもの?なのだ。

内容は大変楽しい。
楽しいだけではなくて、迫力もある。
思わず「ホルモー」と叫んでしまうあたりは、圧巻だ。

この作品、男子学生臭さがプンプンとしている。
その点では、私は特に親しみを感じるのだが、感じない方もおられるだろう。

ページをめくるのが無性に楽しい本作品。
繰り広げられる不思議な世界も、存分に堪能出来る。
最初は胡散臭く思っていた新入部員達が、引き込まれてゆく過程も面白い。

しかし、青春小説としての厚みという点では、少し物足りない。
つまり、テーマが画一的過ぎて、少々単調なのだ。

これは著者の意図なのだろうか?
いずれにしても、本書の楽しさは抜群だ。

(ココマデ)
| ヤキソバ | 2007/11/28 7:54 PM |

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