隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 明日この手を放しても
明日この手を放しても
桂 望実
明日この手を放しても/桂望実
新潮社
1365円
評価 ☆☆☆
19歳で途中失明して夢を失った「可愛く」ない凛子。
自分勝手で「文句ばっかり」の真司。
一番近くにいても誰より遠い兄妹の未来に待っているのは・・・。
家族の愛がぎっしり詰まったハートフルな長編小説。



(感想)
途中失明した19歳の妹と自分勝手な兄。
決して仲の良い兄妹ではなかったけど、
父の失踪によりたった二人だけの家族となってしまい、
歩み寄りながら成長していく物語です。
各章ごとに語り手が兄と妹交互に代わり、1995年〜2006年の2人が描かれます。

失明とか失踪とか重たいものを含んでいるけど、
全体像は明るくハートウォーミング。読みやすかったですラッキー

はじめは仲良くも悪くもないような曖昧な関係だったけど、
悲しみを共有し、助け合うことにより強い絆がうまれる。
特に年月を経た兄の変化がとっても頼もしい。
兄が妹の目になっている様子がとても自然で(特に食事ディナーのシーンなど)
「この2人の姿を2人のご両親にも見せてあげたかった・・・」
と、私までしみじみ感じちゃうほどニコニコ笑。

桂望実さんの作品は明朗でわかりやすいイメージがあるけど、
今作は父の失踪に対する答えがないことでちょっと中途半端あせあせ
でもそのナゾがテーマじゃないから、その点は大目に見てあげてもいいのでは・・・。

それにしても装丁がダサいなしょんぼり汗
現代のデザインじゃないでしょ、これ・・・。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:21 | category:    桂望実 |
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