隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< July 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< 真夜中の五分前 | main | 明日この手を放しても >>
# かげろう
かげろう
かげろう
藤堂 志津子
かげろう/藤堂志津子
文藝春秋
1500円
評価 ☆☆☆
愛するひとを失った後、不思議な縁から養子縁組した雪江。
孤独な女が人生を賭けた激しい決断とは!? 
表題作の「かげろう」他、40代の女性の孤独に向き合い、
心の奥に潜む欲望を隈なく描き出す全3作。



(感想)
中編を3作収録していますが、
どれも一人で生きる40代女性女の孤独を描いています。

彼女たちは孤独を埋め合わせるために養子縁組をしたり、
自分の店で住み込みで働く従業員を家族のように気にかけたり、
好きでもない男性と交際したりしています。
本当の意味での家族はいないけれど、それに似たような対象は欲しいのです。

中でも私がいちばん悲しいと思ったのは
三作目の「みちゆき」の主人公・可也子とその友人の悠木。
可也子は交際相手の里村を見下すことで自分を保っている。
悠木は自分をドラマティックで悲劇的な状況に追い込むことを無意識に好む。

これが他の世代を描いたものならこんなにも痛くはなかったはず。
40代ってちょうど人生の後半に入った頃で、
まだまだ何かをやれそうで、でももう諦めも感じちゃうような微妙な時期だと思うんですよ。
そんな諦めるにはまだ早い世代だからこそ、
これからの人生ずっと一緒にいてくれるパートナーも子供もいないって切実だと思う。
やっぱり本当に孤独を埋めてくれるのって、
仕事でも趣味でもなく「人間」でしかない。

自分が40代になった時、
どうありたいかをしみじみ考えさせらました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:08 | category:    藤堂志津子 |
# スポンサーサイト
| - | - | 11:08 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/391
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links