隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< August 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< Lady,GO | main | 無銭優雅 >>
# ぽろぽろドール
ぽろぽろドール
ぽろぽろドール
豊島 ミホ
ぽろぽろドール/豊島ミホ
幻冬舎
1470円
評価 ☆☆☆☆
小さな私の大きな秘密。
それは死んだおばさまからもらった、
頬をピシリと打つとぽろんと涙ポロリをこぼす等身大の男の子の人形。
男子にからかわれたり、教師にセクハラされたり、
嫌な思いをさせられるたびに私は家に帰って人形の頬を打った。
中学3年生になり、はじめて彼氏が出来たけど
彼はあの人形のように私に涙あせあせは見せてくれない・・・・。
美しくも官能的で、残酷なまでの思い。
人形に激しい思いを抱く人たちの切なくもまっすぐな物語。



(感想)
悲しみを人形にぶつける愛情。
着せ替え人形を美しく着飾る愛情。
人間同士の恋愛に似た感情を抱く愛情。
ひとことに「人形愛」といってもさまざまな形を描いています。

人形は言葉を話すことはない。
だから都合のいいように「人形の気持ち」を解釈することができる。
人形は自分の思うままに飾ることができる。
まるで自分(もしくは愛しているのに手に入らない人)の分身のように扱うことができる。
人形は貴重であり、キケンな存在。

そうだったんだ・・・。
人形って悲しみや孤独をぶつける対象だったんだ。
私自身も含め、誰もが無意識にもそんな愛し方をしていたんだな。

私にも幼い頃からずっと一緒にいるぬいぐるみがいます。
さびしい時も嬉しい時も、あの子をぎゅーっと抱きしめて気持ちを共有していた。
家族も友達もいるけれど私のいちばんの理解者はあの子だった。
ひいちゃう人もいるかもしれないけど、
そんな大切なお人形を持っている人には理解しやすい作品です。

これまでの豊島ミホさんの作品にありがちな
地方の地味な女の子のお話もあり、期待を裏切らない。
それにさらに時代がかった懐かしい香りのするものもあったりして、
作家としての幅が広がりました。新境地ですラッキーぴかぴか
でもやっぱり豊島さんらしい地味女子全開の
「手のひらの中のやわらかな星」がいちばん好きなんだけどねたらーっ

ファンタジックでキラキラした装丁も乙女心を揺さぶりますラブ
大好きな人形を愛でるように、大切にしたい作品です。



●この本を好きな人におすすめなのは・・・
りかさん/梨木香歩
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:00 | category:    豊島ミホ |
# スポンサーサイト
| - | - | 11:00 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/386
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links