隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< September 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< マイ・ホームタウン | main | 海の底 >>
# 大きな熊が来る前に、おやすみ。
大きな熊が来る前に、おやすみ。
大きな熊が来る前に、おやすみ。
島本 理生
大きな熊が来る前に、おやすみ。/島本理生
新潮社
1365円
評価 ☆☆☆☆
徹平と暮らし始めて、もうすぐ半年になる。
だけど手放しで幸せという気分ではあまりなくて、
転覆するかも知れない、そんな気持ちがまとわりついていた――。
新しい恋を始めた3人の女性を主人公に、
人を好きになること、誰かと暮らすことの危うさと幸福感を
みずみずしく描き上げる小説集。



(感想)
新しい恋が始まりそうな予感はあるものの、
それを素直に受け入れることのできない3人の若い女性を描く短編集です。

「大きな熊が来る前に、おやすみ。」の主人公は、
普段は優しい恋人から暴力をふるわれます。
「クロコダイルの午睡」の主人公は、
言葉で自分を傷つける同級生を好きになりかけています。
「猫と君のとなり」の主人公は
まつての恋人から飼い猫猫を虐待された過去を持っています。

読書の内容を知らずに読み始めたので、
まさか島本さんが暴力をテーマに書いたなんて驚きでした。
ちょっとイメージと違いますよねムニョムニョ

地味で、自分を見せることが苦手な女の子たち。
他人から求められ、必要とされることに不慣れだから
愛情を素直に受け入れることができない。
私は男の人にこんな悲しい痛みを与えられたことはないけど、
「クロコダイルの午睡」に出てくる男の子の「悪意のない言葉の暴力」はわかるかも。
何不自由なく育ってきた人って、
こういう無意識な残酷さを持ってることがあるんだよね・・・。
地味な女の子の一人として、彼女たちの心の痛みはわかるような気がしました。

島本理生は地味だけどまじめに生きている女の子の心理を描くのがうまい。
「猫と君のとなり」にはまるで
aikoの「桜の時桜」とか「花風おはな」みたいなキュンとしちゃうような描写があって、
やっぱり好きな作家だな〜と改めて感じたのでしたニコニコ




【余談】
島本理生さんって佐藤友哉さんと結婚したんですね!!
しかも、かなり最近の話。
乙一の本に書いてあった、あの合コンがきっかけなんじゃない!?
知らなかったーどんっ
おめでとうございますっぴかぴか
佐藤友哉さんの本、一度も読んだことないから読んでみないとね猫2
| comments(2) | trackbacks(0) | 08:28 | category:    島本理生 |
# スポンサーサイト
| - | - | 08:28 | category: - |
コメント
★がこさん
わー、お久しぶり♪

私も島本理生さんの作品の雰囲気って好きです。
暴力がテーマってちょっと意外だったけど、
島本さんの持ち味は損なわれることなく、うまく雰囲気に溶け込んでたよね。
| ともみ | 2007/04/27 11:33 AM |

ワタシも読みました。
完璧な幸せなんてなぃ。ちゃんと向き合うことで、少しずつ幸せをつかむことができる(m'□'m) そぅ思いました。
文章の雰囲気が好きです? 素敵な作家サンですね?
| がこ | 2007/04/27 9:04 AM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links