隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 愚行録
愚行録
愚行録
貫井 徳郎
愚行録/貫井徳郎
東京創元社
1785円
評価 ☆☆☆☆

人が羨む華やかな暮らしを送っていた一家が惨殺された。
さまざまな証言から浮かび上がる一家の肖像、
家族を取り巻く者たちの思惑・・・。
人間達の愚行のカタログ。

(感想)
インタビュー形式で構成されていて
いろんな人の証言を元に様々な角度からの真実が見えてきます。

同じ人の話をしていても人によって見方・感じ方はまったく違い、
人の本質の不透明さが興味深かったです。
しかもそのインタビューもだんだんエスカレートしてきて、
あとになればなるほど不快な話がでてくるたらーっ
不快指数は120%越えあせあせ
それこそが著者の狙いなんだろうけどさぁ。

出身地・学歴・育ち・・・
人の価値をこんなことで評価するのはとにかく愚かの一言に尽きるけど、
この事件の根本にあるのは すべてこういった歪んだ羨望感や嫉妬。
そんな心の汚らわしさこそが「愚行」ならぬ「愚考」。

本筋である一家惨殺事件。
冒頭に出てくる幼児虐待の小さな新聞記事。
合間に挟み込まれた女性が兄に語りかける独白。
この3点の関連性が最後の最後でキレイに合致した時は 不快ながらも爽快でした。


●この本を好きな人におすすめなのは・・・
Q&A/恩田陸
グロテスク/桐野夏生
| comments(2) | trackbacks(1) | 12:14 | category:    貫井徳郎 |
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コメント
★ヤキソバさん
さっき図書館HPの蔵書検索で調べたところ、
恒川さんの本は「夜市」しかないようでした(-_-;)
だとすると必然的に「雷〜」より先に
「夜市」を読むことになりそうです。

嫌がらせ的にノーボタンを押しまくる人、います!
私もやられた!!
数ヶ月に一度くらいだけど、
新しいレビューから順に30〜50くらいに
すべてノーボタンが押されてることが何度かありました!!
私だけかと思ったけど違うんですねー。
あれ、絶対内容読んでないですよね・・・。
でも不思議なことに、
それほど一度に批判されても、
順位はほとんど落ちなくないですか?

プログレ・・・
ああ・・・それらのバンド名は配偶者から聞いたことがあったり、
実際に音楽を聞いたりして大体知ってます。
ウチでは日本のプログレの方がよく聞いてますね。
スターレス、ヴィエナ、ノヴェラとか。
| ともみ | 2006/12/14 12:17 AM |

ともみさん、おおきにおおきにご苦労さん。
ヤキソバです。

この「愚行録」のアマゾンレビューは、ともみさんのレビューと、私のレビューと2つだけ離れて掲載されています。これでもか、これでもか、というくらいに、嫌悪感をあおる内容ですよね。しかし、著者は、意識的にこういう作品を試みたのでしょう。

貫井徳郎氏は、雑誌、主に小説宝石にて、色々なタイプの短編を発表していますが、内容は現代的です。例えば、同じアパートに住む他人の無線LANを受信して、メールをすべて傍受するという陰湿な男の話とか、利用限度額無制限のプラチナカードをスキミングされて、全財産を失う話などです。無線LANもプラチナカードといった、最新の物が作品の主題になっているのが、新しいです。

「雷の季節の終わりに」を読まれるのなら、先に「夜市」を読まれる事をおすすめします。完成度が違います。前者は長編、後者は短編です。どちらも、すばらしい幻想性と、酔える様な雰囲気がありますが、短編ではストリーのまとまりと結末の意外性が素晴らしいのに対して、長編になるとストーリーの構成が十分にしっかりとしたものとはなっていません。賞受賞後第1作は、新人作家の真価を問われますが、「雷の季節の終わりに」では、真価はまだ分かりません。次作に期待です。

プログレは、イエス、ピンクフロイド、ELP、キャメル、ジェネシス、クリムゾン、UK、ストローブスあたりなら、ほとんどすべて聴いています。

ところで、アマゾンレビューは、イエスボタンとノーボタンがありますが、多様な意見があってしかるべきで、ノーボタンが押されるのは、参考になって面白いです。しかし、ノーボタン押し魔の様な人がいるのは残念です。非常に多くのノーボタンを、めくらめっぽう押しまくっている人がいます。私は、一夜にして50回くらい押されて、くたびれてあきらめられた、という具合。ヒット作のダ・ヴィンチ・コードなどは、非常に多くのレビューが載っていますが、新しいレビューが掲載されると、10分以内に、数回ノーボタンが押されます。つまり、待ちかまえているのでしょう。ノーボタンは、内容を見てから押して欲しいものです。
| ヤキソバ | 2006/12/13 2:29 PM |

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『愚行録』
貫井徳郎 『愚行録』(創元推理文庫)、読了。 相当久しぶりの貫井作品となりました。 なかなか100円で見つけられないんですよねー。 さて、本作ですが、誰もが羨む生活をしていた一家が惨殺されるという事件が発生。 その関係者たちのインタビュー集という形を
| 観・読・聴・験 備忘録 | 2014/09/03 8:15 PM |
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