隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 真実真正日記
真実真正日記
真実真正日記
町田 康
真実真正日記/町田康
講談社
1575円
評価 ☆☆☆☆
世間の人は本当のことを知りたがり、
世の中には本当風のことが溢れている。
でもそれらは全部嘘、単純なストーリー。
人々は本当のことなんて知りたがらない。
なぜなら本当のことは疲れるし、
本当の本当のことなんて誰にもわからないから。
僕は作家だ。
僕はストーリー、つまり嘘を書き続けることに疲れた。
だから本当のことだけを書く「真実真正日記」をつけることにしよう・・・。


(感想)
相変わらずの町田節炸裂です猫2

町田本人とも思えなくもない主人公の「僕」。
こんなタイトルがついているけど、
ほとんどが真実であるはずのないような出来事ばかり汗
この馬鹿馬鹿しさ、中身のなさ、どうでもよさがたまらなく好きです!

町田康の本は笑いなしでは読むことはできない。
何気ないことを回りくどく回りくどくおかしみを込めて長ったらしくあらわす。
「活字で笑わせる」ということに関しては天才的なセンスのある人だと思う。
そういう意味でいうと町田康と阿部和重は私の中で確固たる位置にいる。

たとえば・・・
Tシャツ → ティーシャツ
阪神タイガース → 阪神タイガー
ご馳走になる → 馳走になる 
みたいに
通常なら英語表記する所をカタカナにしたり、
ほんのちょっと言葉を省略するだけで異様におかしく感じる。
これが私のツボに絶妙にヒットするんですてれちゃう

しかも今回は作家である「僕」の日記の中に、
現在、「僕」が手がけている小説「悦楽のムラート」のストーリーも書き記されている。
「僕」が考えて書いているはずなのに、
あたかも小説が一人歩きし、
「僕」の望まぬ展開に転がっていく小説・・・。
その展開のめちゃくちゃさにも大いに笑わせていただきましたラッキー

最後にキラリと光るオチがあるのにも一本取られた!!

「僕」が在籍するバンドの名前が
「犬とチャーハンとすき間」って・・・汗
この意味不明なセンスもサイコーるんるんるんるん

よくこんな馬鹿馬鹿しいこと次から次へと浮かぶものだ。
呆れるよりも尊敬
テリブルテリブル。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:20 | category:    町田康 |
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