隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 東京日記 卵一個ぶんのお祝い。 | main | 激流 >>
# 下流社会 新たな階層集団の出現
下流社会 新たな階層集団の出現
下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展
下流社会 新たな階層集団の出現/三浦展
光文社新書
819円
評価 ☆☆☆
「下流」とは、単に所得が低いということではない。
コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、
つまり総じて人生への意欲が低いのである。
その結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。
若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。
マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、
階層問題における初の消費社会論。




(感想)
あくまで都市部のデータを元に書かれた本で、
地方に住む私にはまったく説得力がありませんでした。


“年収300万では結婚できない”なんて地方ではありえないですからモゴモゴ

表があまりにも多く、
その票を補足説明するような数字を並べただけの文章。
その膨大なデータ達も偏っていて説得力に欠ける。
テーマとしては面白いけど、読ませる文章としての魅力はありません。

悔しいけど、図星のいいところをついてる部分もあるにはあるけどたらーっ

けど、下流 = ダラダラ生きている的な考えはどうなんだろう。
内向的な性格で、地味に生きている人までもを下流としてくくるのは
差別的な印象もぬぐえない。

三浦さんの考え方に当てはめれば、
私は下流にあてはまってしまうけど、
自分の趣味思考や性格を所得が少ないからとか
育ちのせいにはされたくない。
少ない収入の中でも、
その収入の中でできる限りの
生活をすることの何がいけないの!?

この本を読んで、
自分のアイデンティティを批判されたような
嫌な気持ちになったことも否めません。

しかし、自分とはまったく階層の人達の考え方を知れたのはよかったかも猫2
各階層の女性達女のインタビューは面白かった。
私の周りには下流の人しかいないので、
いろんな人がいるんだなー、と。


●この本が好きな人におすすめなのは・・・
ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る/門倉高史
| comments(2) | trackbacks(0) | 12:00 | category: 作家名 ま行 |
# スポンサーサイト
| - | - | 12:00 | category: - |
コメント
★ヤキソバさん
今、ワーキングプアなんて人たちもいるじゃないですか?
意欲はあっても働くチャンスにすら恵まれなかったり、
どんなに頑張っても平均的な生活を送れなかったり。

いずれ今以上に上流層と下流層の差がどんどん開いていって、
中流の人が少なくなってくるのではないでしょうか?
地域の格差も広がるし。

・・・なんて。
これを上流層の人が読んだら「負け犬の遠吠え」にしか取らないだろうけど(汗)
| ともみ | 2006/12/18 2:04 PM |

ともみさん、おおきにおおきにご苦労さん。

この本は、ある面では本質的な部分もとらえているし、
しかし、一方では、奇妙な決めつけ方もしていますね。
その部分での読者の反発は免れないとは思います。

ただ、反発を招く様な、刺激的な内容だから出版もされるし、
多くの読者にも読まれる結果になるのだとは、思います。

下流、、、言葉は悪いですね。
貧乏長屋出身の私などには、ぴったりの言葉ですが。

しかし、最も反発したい部分は、
「下流は人生への意欲が低い」と言い切る点です。

ともみさんご指摘の様に、この問題とアイデンテティの問題を、
同じ土俵の中で論じられると、気分が良くないですね。

この本は、出版社の編集会議か何かで、
こんな内容のものを出せば売れる、
という思惑が働いたと私は感じています。
| ヤキソバ | 2006/12/15 4:37 AM |

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/279
トラックバック
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links