隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# ナラタージュ
ナラタージュ
ナラタージュ
島本 理生
ナラタージュ/島本理生
角川書店
1470円
評価 ☆☆☆☆☆
壊れるまでに張りつめた気持ち。
そらすこともできない二十歳の恋ラブ
大学二年の春桜
片思いし続けていた葉山先生から電話がかかってくる。
泉はときめくと同時に、
卒業前に打ち明けられた先生の過去の秘密を思い出す・・・。



(感想)
これまでの島本理生の作品を読んで、
文章は若手女性作家の中ではダントツにうまいけど、
まだまだ人生経験(恋愛経験)が足りないと思っていました。
もっと多くの人に触れ、恋ラブをたくさんすればきっとこの人の糧になると。
そんな成長を感じさせてくれる本がいつかは読めるだろう・・・と。

しかし、長い目で待つつもりが
こんなに早くここまでの作品を書いてくるとは予想外でしたびっくり

たしかに男性の描き方はまだ幼い。
葉山先生の人物像を見ていると、
作者はまだ大人の男性をよく知らないんだろうなとわかる。
けど、そんなことはあまり気にならないほど夢中になった。
途中、何度も涙あせあせが止まらなくなり、
最後は嗚咽を漏らしてしまうほど泣けました泣き顔

結末はもちろん悲しい。
けど、さりげない描写や恋をする気持ちの描き方が
美しく繊細で、それだけで涙を誘うんです。

二人はそれが運命の恋だとわかっていながらも、先には進まない。
“教師と生徒だから”なんて理屈、
この二人の絆にかかったらあまりにも陳腐で、
魂で惹かれあうって、きっとこういうことだと知りました。

そばにいることが、すべてじゃない。
離れていても、心の中でずっと大事に思う、
そんな恋もあるんですね。

たった一度の運命の恋。
離れても薄れることのない記憶。
運命の人・・・だからといって、必ずしも結ばれるとは限らない。
離れることもまた、運命。

島本理生さん、本当にうまくなりました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:45 | category:    島本理生 |
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