隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | | category: - |
<< さまよう刃 | main | 古道具 中野商店 >>
# 蒲公英草紙 常野物語
蒲公英草紙―常野物語
蒲公英草紙―常野物語
恩田 陸
蒲公英草紙 常野物語/恩田陸
集英社
1470円
評価 ☆☆☆☆
20世紀初頭の東北の農村。
旧家のお嬢様の話し相手を務める少女・峰子の視点から語られる、
不思議な一族の運命。
切なさと懐かしさが交錯する感動長編。



(感想)
不思議な力を持つ一族“常野”を描いた、
短編集「光の帝国 常野物語」につながる中編です。

20世紀初頭の東北の農村が舞台。
村の名家・槙村家には寝たきりのお嬢様があり、
そのお嬢様の話し相手をするために屋敷に出入りをしている
少女・峰子の視点眼鏡によって、
ある夏、お屋敷にやってきた不思議な家族と、
峰子とお嬢様の思い出を軸に綴られています。

不思議な能力を持つ人々を描くお話でありながら、
ミステリー的な要素はなく、
まったく逆に、子供達に語り聞かせたくなるような昔話のように
仕上がっている
のは意外でした。

お嬢様の生き方や、光比呂さんが見せた能力を体験した人々を思うと、
誰か(何か)を大切に思うという心の美しさと強さが胸に染み入りますニコニコ
お嬢様の「ありがとう」という言葉が、
私の心に効きすぎてジーンときましたポロリ

時代背景や、舞台となる農村ののどかな情景描写などが手伝って、
「光の帝国」とは違った落ち着いた雰囲気。
「蒲公英(たんぽぽ)草紙」というタイトルも、
タイトル買いしてしまいそうなほど素敵ですよねラブラブ

味わい深く、心にあたたかいものの残る作品です。
「光の帝国」を読んでいない人も十分楽しめる。

恩田さんには“常野”を描いた作品を
これからも少しずつ書いていってほしいと思います。


●この本を好きな人におすすめなのは・・・
光の帝国 常野物語/恩田陸
エンド・ゲーム/恩田陸
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:06 | category:    恩田陸 |
# スポンサーサイト
| - | - | 12:06 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links