隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 東京奇譚集
東京奇譚集
東京奇譚集
村上 春樹
東京奇譚集/村上春樹
新潮社
1470円
評価 ☆☆☆
奇譚(きたん)とは、不思議な、あやしい、ありそうにない話。
しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれない物語・・・。



(感想)
奇譚集というタイトルそのまま、
ちょっと不思議な話を集めた短編集です。

冒頭の「偶然の旅人」は村上さんが実際に体験した不思議な出来事と、
知人が経験したという出来事を語っています。
中でも村上さんがお世話になっている調律師ムードの人が体験したという出来事は、
まるで美しい小説のようで、
胸がいっぱいになるような奇跡のフィクションでしたニコニコ

しかし・・・この最初のフィクションが
あまりにも美しかったために、
それに続くノンフィクションがかすんでしまった気もしないでもなく汗

いつもの村上さんの作品とはちょっと雰囲気が違うかなと思いきや、
作品全体を包む“喪失感”はしっかり備わっている。
村上さんの持ち味はしっかり感じられる作品でした。
| comments(2) | trackbacks(0) | 12:26 | category:    村上春樹 |
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コメント
★ヤキソバさん★
村上春樹さんの世界が持つ独特な空気って好きです。
翻訳をされたものは読んだことはないけど、
翻訳の良しあしってものすごく大きいでしょうね。
| ともみ | 2009/01/15 4:46 PM |

おおきにっ。

この短編集は、それぞれが、不思議だけど、いい話ですね。
アメリカ生活が長い著者は、最近は、翻訳に精を出しています。

その翻訳が、絶賛出来る程良質です。
カポーティ著「ティファニーで朝食を」の翻訳は絶品。

ただ、サリンジャー著「ライ麦畑でつかまえて」の失敗訳は、
著者にとって、大汚点でしたが。

アメリカ文学は、面白い物語である事が重視され、細かい事にはこだわりませんが、
日本文学の様に、全体としてのまとまりが重視される場合は、
氏は本領を発揮出来ないのかも知れません。

ただ、井上ひさし氏とともに、海外での認知度からみて、
日本人3人目のノーベル文学賞受賞者になって欲しいですね。
そのためには、海外の文学賞を、どれだけ受賞出来るかだと思います。
| ヤキソバ | 2009/01/12 5:29 AM |

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