隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 雪沼とその周辺
雪沼とその周辺
雪沼とその周辺
堀江 敏幸
雪沼とその周辺/堀江敏幸
新潮社
1470円
評価 ☆☆☆☆
山あいの静かな町・雪沼。
ボウリング場、フランス料理屋、レコード店、
製函工場、書道教室などを営む人びと。
日々の仕事と真摯に向きあい、
暮らしを紡いでゆくさま、その人生の語られずにきた甘苦を、
細密な筆づかいで綴る短篇集。


(感想)
山あいの静かな町・雪沼とその近隣に住む、
普通の人たちの静かな生活を描く7編の連作短編集。

澄み切った空気の透明感というか、
作品全体に漂う空気が村上春樹の作品に漂うそれと似ています。

特別な産業もない、
小さく静かな町で目立つこともなく生きている人にも
それぞれの人生がある。ドラマがある。
大きな出来事など起こらない作品ですが、
粉雪ゆきがしんしんと降り積もるように、
心にあたたかいものがじ〜んと舞い降りてくるような
そんな雰囲気のある作品でしたニコニコ

7編の中でも、子供たちを集めて書道を教える夫婦のお話「送り火」、
腕に自信がないものの、細々と中華料理店ラーメンを営む夫婦のお話「ピラニア」が素敵でした。

私はこの本をこの冬いちばんの寒波雪の襲った2月に読みました。
この時期に、窓の外に降る雪を眺めながら静かにじっくり読むのが
この本の最も味わい深い読み方だと思います。



●この本を好きな人におすすめなのは・・・
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド/村上春樹
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:56 | category:    堀江敏幸 |
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