隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 嗤う伊右衛門
嗤う伊右衛門
嗤う伊右衛門
嗤う伊右衛門/京極夏彦
中央公論社
1995円
評価 ☆☆☆☆
小股潜りの又市は、民谷又左衛門の娘、岩の仲人口を頼まれる。
不慮の事故で隠居を余儀なくされた又左衛門は、
家名断絶の危機にあるというのだ。
又左衛門には大きな恩があるので、
岩の結婚をまとめてやりたいのはやまやまだ。
だがしかし、疱瘡(ほうそう)を患う岩の顔は崩れ、
髪も抜け落ち、腰も曲がるほど醜くなっていた・・・。


(感想)
怪談として広く知られている「四谷怪談」とはまったく異なる
京極流『お岩さん伝説』

怪談というよりは岩と伊右衛門の悲しい恋の物語ととらえたほうが良いでしょう。
既に出来上がっている作品を切り口を変えて
これほどまでに完成度の高い作品に作り変える京極夏彦の技量はさすが拍手

人間の情念が恐ろしいほどに色濃く描かれていて、鳥肌モノどんっ

岩という女性・・・。
人間の美とは外見の美しさなどではなく、
心にあるということを痛いほど見せ付けられます。
真実を知らされ、それを呪い、
「なぜ伊右衛門様は幸せになれぬのじゃ!」と絶叫した岩。
彼女の悲鳴が私の中にずっと激しく響いています!

今まで味わったことのない愛の形をみたような気がします。

最後の場面は作品中もっとも怪談らしい場面だったかもしれません。
けど、いちばん美しく思えました。
きっと、二人がやっと結ばれた瞬間だったからでしょう・・・。
| comments(0) | trackbacks(1) | 12:39 | category:    京極夏彦 |
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嗤う伊右衛門
有名な「四谷怪談」をベースに、人間心理の闇と怖さを主体にした物語に再構成したもの。京極氏特有の人間の心の襞をさぐる話になっており、「怖いのは妖怪や怪異談ではなく、人間の心そのもの」という主張が貫かれている。お岩と伊右衛門との"愛"も重要なテーマとなって
| 本を読もう | 2007/05/26 10:45 AM |
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