隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 砂漠の船
砂漠の船
砂漠の船
篠田 節子
砂漠の船/篠田節子
双葉社
1680円
評価 ☆☆☆
ばらばらだ・・・。
何もかも終わった・・・。
幹郎は父と母が出稼ぎ労働者であった淋しい家庭に育ったが故に、
家族が一緒に暮らす平凡な家庭をつくることを第一に生きてきたが……。
細密画のように描くひび割れた家族の肖像。


(感想)
父親、母親、娘・・・それぞれの感情が理解しやすい話でした。
なんだかみんなの愚痴を聞いて、
みんなに平等に「それはひどいね〜ひやひや」と
心の底から同情してあげられそう。

いろんな視点から見つめてみることで、
作品がより奥深く感じられます。

父親だけが「あたたかく何でも話し合える理想的な家庭」にこだわっている。
それが空回りだから家族はどんどん離れていく。
そもそもこういう家庭は意識して作るものではないんだけどなーたらーっ

父親の願いはわかります。
でも正直、押し付けられてこれほど苦痛なものもない。
理想の形にこだわりすぎて、
娘の将来を冷静に見られなくなっている父親の姿には危険なものすら感じました。
理想的な道へすすませてあげるのが愛情ではなく、
好きな道に真剣にすすもうとしている娘を
誰よりもたくさん応援してあげるのが家族ですよねー。

きっと、これとおなじ「ミス」を犯している親は
世の中にたくさんいますよ。

さらに「自分自身と地域」ということについても考えさせられます。
何もトラブルもなく仲良くしていれば門題はないけれど、
地域とはひとつでもミスを犯すとぞっとするほど寒々しい集団と化す・・・。
その地域にあった住み方やお付き合いの仕方って
ほんとに重要だと痛感しました。

地域に属し、平凡な生き方をしている私にとって
見過ごすことのできないテーマを描いた作品でした。

●この本を好きな人におすすめなのは・・・
家族疲れ/小笠原紘子
| comments(2) | trackbacks(0) | 11:45 | category:    篠田節子 |
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コメント
★ヤキソバさん
私もお盆期間中はまったく読めずにいます。
今読んでる本、
すごーく面白いのになかなか進みません(>_<)
「家日和」は次に図書館に行った時に借りたいと思って狙ってる本です。
ヤキソバさんのレビューを読んで、
ますます読みたくなりました。
| ともみ | 2007/08/15 2:58 AM |

一人で熱くなるお父さん

ともみさん、おおきにおおきにご苦労さん。
「失われた町」を入手しておきながら、自宅に置いてあって、
1週間程職場病院に缶詰状態で、その本を読めない状態です。
それで、別の本を読んでいます。

このお父さんは、何を勘違いしているのでしょう。
お父さんは、職場ではストレスの山で、家では嫌われるという存在です。

奥田英郎著「家日和」の下記の様なアマゾンレビューを送りました。
本作品と、少し重なるものを感じました。

(ココカラ)

幸福は家の中に

全六篇とも、甲乙付け難い、唸らされる作品ばかりだ。
この中で、私は「家においでよ」に強く共感した。

「家においでよ」では、些細な事から夫婦は別居。
妻の居なくなった部屋に、男はオーディオとホームシアターを揃え、
会社が終わると、好きな音楽とDVDに耽り、会社の同僚のたまり場にもなった。
サラリーマンにとって、何と羨ましい部屋だろう!

この作品の舞台はマンションであるが、たとえ一戸建てであっても、男には居場所は無い。
働いて、家を買う金を捻出したのは、男の方であっても、ちょっとした趣味をする場所すら無い。
男は、職場ではストレスにもまれ、家庭では、何故こんなに冷遇されなければならないのか?

その答えが、本書を読んで、ようやく見つかった。
家というものは、妻の色に染まるものなのだ。
極論すると、家は妻や子のためにあるのだ。

本書全体から、幸福は家の中にある、と読み取れる。

サラリーマンである男が、幸福を掴むためには、
妻の色に染まった家に、自らも染まらざるを得ないのかも知れない。

少々弱腰過ぎるだろうか?

(ココマデ)

お父さんとは、こういう位置にあるのだと思います。
何となくやりきれないですが、お父さんは変な幻想は厳禁だという事ですね。
思春期など、無ければ良いのかも知れません。

どちらの書も、お父さんの心がけを示してくれており、
その点で、全国のお父さんにオススメしたいですね。
特に、勘違いをしているお父さんに。
| ヤキソバ | 2007/08/12 10:09 PM |

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