隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 魂萌え!
魂萌え !
魂萌え !
桐野 夏生
魂萌え!/桐野夏生
毎日新聞社
1785円
評価 ☆☆☆☆
夫婦ふたりで平穏な生活を送っていた関口敏子、59歳。
63歳の夫心臓麻痺で急死し、その人生は一変した。
8年ぶりにあらわれ強引に同居家迫る長男。
長女を巻き込み持ちあがる相続お金問題。
しかし、なによりも敏子の心を乱し、
惑わせるのは、夫の遺した衝撃的な「秘密」だった・・・。


(感想)
夫に頼りきっていた主婦が夫の急死で突然一人になる・・・。

知識も権力もない彼女達にとって、
これほどの恐怖と不安はないかもしれない。
ここに描かれていることは決して大げさな話ではなく、
今の日本の老後の現実だと思います。

子供達の勝手な振る舞いに傷ついた敏子さんの心が、
親切にしてくれた見ず知らずの人たちに寄りかかってしまいそうになる姿が切ないあせあせ
彼女は寂しく厳しい現実を見ることによって成長していく。
まさにこれは孤独な主婦のサバイバルどんっ

本当の危機に直面したときに誰を信じて、
頼って生きていけばいいのだろう・・・
それは子供でも友人でもなく、
結局は自分自身でしかないのかもしれない。
悲しいけれどこれが現実なのでしょうか!?

私達にいつふりかかるかわからない
日本のリアルな恐怖を描かせたら
桐野夏生さんの右に出るものはいませんね。
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| 観・読・聴・験 備忘録 | 2009/06/24 11:09 PM |
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