隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 趣味で腹いっぱい
評価:
山崎ナオコーラ
河出書房新社
¥ 1,185
(2019-02-21)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 趣味で腹いっぱい / 山崎ナオコーラ(河出書房新社)

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆

 

幼い頃から「働かざるもの、食うべからず」と父に言われ続けて育った小太郎は銀行員となり鞠子と結婚。

一方、大学院出の鞠子は就職せず専業主婦になることを希望し、趣味に生きる生活を始める。

働く人だけがエラいのか、収入がない者はだめなのか――。

働くとは何か、生きるとは何かという根源的な疑問に迫る仕事VS趣味小説。

 

 

(感想)

 

「働くとは」「生きるとは」といった人生における永遠のテーマに対し、

ものすごーく軽やかにお気楽につづられた本。

誰もが当たり前だと思ってて、深く考えもしないようなことを突き詰めて考える、

山崎ナオコーラらしさのよく出ている作品です。やっぱり深い。哲学だな。

 

「働かぜる者、食うべからず」と、働くことがえらいことなんだと刷り込まれて育ってきた夫・小太郎。

その一方で、趣味に生きる妻・鞠子。

まったく違う価値観を持っている2人なのに、どっちの主張にも共感できました。

これを読んだ後でも私はどちらの考えが正しいとは言えないけど、

でも、鞠子のような考え方ができる人やこの考えを尊重できる人が増えれば、

世の中もっと明るく・楽しくなるような気がします。

鞠子は「趣味を通してちゃんと社会に参加している」と考えていて、

その考え方も好きでした。

| comments(0) | trackbacks(0) | 10:47 | category:    山崎ナオコーラ |
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