隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 生きるとか死ぬとか父親とか

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 生きるとか死ぬとか父親とか / ジェーン・スー(新潮社)

 

 個人的な評価 ☆☆☆

 

20年前に母が他界、気づけば父80歳、私は40代半ば。

いまだに家族は増えていない。

会えばギクシャク、一時は絶縁寸前までいった父と娘だけれども、

いま父の人生を聞いておかなかれば、一生後悔する――。

戦時中に生まれ、戦後社会に出て必死で働いた父。

母との出会い、他の女性の影、全財産の喪失……。

父の人生と心情に迫る、普通にして特別な家族の物語。

 

 

 

(感想)

 

これまでの同性として共感できる痛快なエッセイとは一味違い、

哀愁の漂うような生々しいエッセイでした。

 

これまでの著作を読み、

ジェーンさんはお父さんとあまりうまくいってないイメージがあったけどぜーんぜん違う。

お母さんが生きていらしたころは、

お母さんという緩衝材があるからこそ成り立っていたような関係に思えます。

が、二人きりになって、お父さんに対する責任もぜーんぶジェーンさんの肩にかかってきて・・・。

父一人・子一人。お互いがお互いしかいないんだから、

何があってもその絆は決して切っちゃいけない・・・理屈はわかる。

けど、もし私がこの人の娘で、二人きりの家族なら?と考えると私なら耐えられないです。

とても面倒見切れません。

でもジェーンさんは決して見捨てない、逃げ出さない。

それが義務や責任感なのではなく、ちゃんとお父さんに愛情を持ってのことだと伝わってくるから心に刺さる。

こういう経験がジェーンさんという人を作ったのだな、と、これを読んでわかりました。

 

P103「絶対に切れる刀は抜いたほうが負け」

P169「結婚は、その人が死ぬほど好きだった記憶と、お金があれば続く」

この2箇所は印象深かった。いつまでも記憶に残りそう。

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:22 | category:    ジェーン・スー |
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