隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 騙し絵の牙
評価:
塩田 武士
KADOKAWA
¥ 1,728
(2017-08-31)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 騙し絵の牙 /塩田武士(KADOKAWA)

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆☆

 

大手出版社で雑誌編集長を務める速水。

誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。

ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、

彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。

斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!

 

 

(感想)

 

大泉洋から「映像化されたら僕が主演できそうな小説ない?」と長年言い続けられてきた編集者が

「もう私が作ります!」と塩田武士さんに依頼したことにより生まれた企画モノだそうです。

すごいですね、アテ書きの小説なんて聞いたことがありませんw

そんな経緯で書かれた作品なので、表紙はもちろん大泉の写真。

本の中に紛れる写真もすべて大泉w

会話の面白さといいテンポといい、たしかにまんま大泉洋ですwwあははw

このたび映画化も決まり、無事に大泉さんへオファーも来たそうです。

ここでまったく違う俳優が主演したら笑うけど、そうならなくてよかったよかったw

 

本作は2018年の本屋大賞ノミネート作品ですが、やっぱり本屋大賞って侮れない。

めっちゃ面白かったです。

私は本屋大賞に絶対的な信頼を感じています。

 

終盤、それまでに抱いていた作品のカラーがまったく変わる真実が浮かび上がります。

「これが"騙し絵の牙”かっ!!」と驚かされたんですけど、

そこに至るまでだってサラリーマンの熱い思いや悲哀を感じて十分面白い。

面白さも何層にも重なった作品と言えるのではないでしょうか。

 

いつも図書館利用ばかりで、本を買わずに申し訳ありません。

そんな私が言う権利はないのかもしれないけど、

この作品で描かれていた出版界(紙の媒体)が置かれている危機的な状況は本好きとしては悲しい限りです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:30 | category: 作家名 さ行 |
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