隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 三十光年の星たち(上)(下)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 十光年の星たち(上)(下) / 宮本輝(毎日新聞社)

 

 個人的な評価 (上) ☆☆☆☆☆

        (下) ☆☆☆☆☆

 

京都に住む三十歳の坪木仁志は、職を失い、

恋人に捨てられ、明日の生活もままならない。親に勘当され、

金貸しの佐伯平蔵から借りた八十万円の借金を返せるあてもない。

そんな坪木に佐伯はある提案をする。

それは、借金返済の代わりに坪木を車の運転手として雇い、

返済の滞る人びとのもとへ「取り立て」に出かけるというものだった…。

 

 

 

(感想)

 

上下巻あわせての感想になります。

 

宮本輝さんの作品で描かれるものは古臭いし、

道徳みたいで説教くさくとらえる人もいるかもしれません。

けど、「心の在り方」をじっくりと考えさせられます。

この、心の奥底に触れる感じがたまらなく好き!

私は人の心が丁寧に描かれた小説が本当に好きなんだな、と改めて感じました。

 

自分自身で考える「自分」というのは誰の中にもあって、

それに徹底してこだわるのが自分らしい生き方だと思うのも決して間違いではないけど、

仁志のように人に周囲によって導かれて、進むべき道筋が見えてくる人もいる。

大事なのは、人の言葉を素直に受け止める心の柔軟性で、

人に流されてみるのも案外悪くないものです。

人生において、「人との出会い」ほど大きなものもないのかもしれません。

 

若い人はもちろんだけど、

佐伯のように「人を育てる」世代・立場になってきている大人の人にも読んでほしい作品です。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:08 | category:    宮本輝 |
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