隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< October 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< ストロベリーライフ | main | ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 >>
# 芝公園六角堂跡
評価:
西村 賢太
文藝春秋
¥ 1,620
(2017-02-28)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 芝公園六角堂跡 / 西村賢太(文藝春秋)

 

 評価 ☆☆☆


ここ数年、惑いに流されている北町貫多。
あるミュージシャンに招かれたライブに昂揚し、
上気したまま会場を出た彼に、東京タワーの灯が凶暴な輝きを放つ。
その場所は、師・藤澤清造の終焉地でもあった――。

狂える藤澤清造の残影――独りの死者と独りの生者。

鬼気迫る四篇の猝覘瓩鉢狠覘

 

 

(感想)

 

有名な大きな賞を受賞し、貫多はもうお金にも生活にも困っていません。

なので、もうゲスいことをして生きる必要などなく、

昔から憧れていたミュージシャンのライブに招待されるほどの作家になりました。

 

でも私はこの貫多の成功を素直に喜べません。

生活レベルや社会的な立場が変わり、「ギラギラ感」「むちゃくちゃ感」がなくなった。

だからこの作品はこれまでのに比べるとつまらない。

西村賢太の私小説の魅力はそこだったのに、

作家としてそれなりに成功した故にそれを失ってしまうなんてなんという皮肉なことか。

相変わらず言葉のチョイスは抜群に面白いけど、

私たちが読みたいのは、こんな貫多じゃないんだよなぁ。

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:22 | category:    西村賢太 |
# スポンサーサイト
| - | - | 13:22 | category: - |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bird8823.jugem.jp/trackback/1222
トラックバック
Selected Entry
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links