隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# クラウドガール
評価:
金原ひとみ
朝日新聞出版
¥ 1,512
(2017-01-06)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 クラウドガール / 金原ひとみ(朝日新聞出版)

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆

 

姉妹にしか分かりえない、濃密な共感と狂おしいほどの反感――。
刹那にリアルを感じる美しい妹・杏と、規律正しく行動する聡明で堅実な姉の理有。
二人が「共有」する家族をめぐる「秘密」とは?


 

(感想)

 

んー、結局何が真実なのかも、誰を信じたらいいのかもわからず、

スッキリしないままに終わっちゃったけど、読ませる力がある。

文章、やっぱり若い作家さんでは断トツにうまいです。

ゾクゾクするような描写、たくさんありました。

でも品がないし、今の若者っぽすぎるから好き嫌いがはっきり分かれる作家。

もうちょいリアルな庶民のステージに降りてきてくれれば、

読書層も広がるんだろうけど、

そんなのは金原ひとみじゃないもんね。

この人には将来的に山田詠美みたいな作家になってくれることを期待しています。

 

理有と杏の姉妹は正反対のタイプに思えるけど、

母親という存在に飲み込まれ、心の中に抱えてるものはまったくおんなじ。

「そして気づくと私も母と同じように、誰とも溶けあえない人間になっていた」という一文がすべてを語っていると思う。

ぎこちない形でしか人と混じりあえない人間というのは、

どんな環境でどんな人と過ごしてきたかによって出来あがるものです。

けどそれを言い当ててくれたり、健全な形でグイグイ来てくれる人がそばにいれば

人はきっと変われる。

最終的に二人ともモヤモヤを吐き出して、ほんの少し解放された気はしました。

いい方向へ進んでいけるといいな。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:49 | category:    金原ひとみ |
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