隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 蠕動で渉れ、汚泥の川を

JUGEMテーマ:小説全般

 

 蠕動で渉れ、汚泥の川を / 西村賢太(集英社)

 

 評価 ☆☆☆☆☆

 

白衣を着てコック帽をかぶった北町貫多は、

はじめての飲食店でのアルバイトにひそかな期待を抱いていた。

日払いから月払いへ、そしてまっとうな生活へと己を変えて、ついでに恋人も…。

労働、肉欲、そして文学への思い。

善だの悪だのを超越した貫多17歳の“生きるため”の行状記!!

 

 

 

(感想)

 

貫多・・・いくら若さ故に何も知らず、世の中をなめまくってると言ったって、

こんなのが自分の周囲にいたら、不快でならないほどのゲスである。

しかも、これが私小説だっていうんだから凄すぎる。

 

でも、ここまでのクソ野郎なのに貫多憎めないのはなぜなんだろうな。

もはや馬鹿を超えた馬鹿だからなのかなぁとも思ったけど、

やっぱり何より西村賢太の文章のうまさ、これに尽きるのではないでしょうか。

言葉のチョイスがサイコーにうまくて、不愉快さも笑いに変えちゃう。

貫多がブタ女房に真正面から本音を言い放った場面は

これ以上ないほどスカッとしました。

数々の蛮行も若いからできちゃうんだろうけど、

できれば貫多には心の成長はせず、いつまでもゲスなままで、

私達を爆笑させてほしいものであります。

 

道徳観なし、人(特にレディーたち)には決してお薦めできないけど私は大好きです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:22 | category:    西村賢太 |
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