隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# イノセント
評価:
島本 理生
集英社
¥ 1,728
(2016-04-26)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 イノセント / 島本理生(集英社)

 

 評価 ☆☆☆

 

やり手経営者と、カソリックの神父。

美しい女性に惹き寄せられる、対照的な二人の男。

儚さと自堕落さ、過去も未来も引き受けられるのは―。

 

 

(感想)

 

はじめはとにかく気味が悪いんです。

比紗也は過去も含め、わからないところが多いし、

一方の真田も心配するフリして結局は女性を性的な対象でしか見れない男に見える。

読み進めて行っても、登場人物の心に寄り添うのが難しい作品でした。

 

比紗也は疲れ切り、

恋のときめきなんて忘れたような暮らしを送ってきたのかもしれないけど、

それでもやはり比紗也の心のときめきが描かれていないのは

恋愛感情ありきで紡がれる作品としては物足りない。

そして彼女が真田を信用しなかったように、

読者も彼女の心の本質を見極められないから信用も応援もできない。

比紗也、優しくしてくれる男には誰かれ構わず頼りすぎ。

そういうところが同性に嫌われ、男からも軽く見られるんだよ。

 

最終的に2人の男は男としての比紗也へのまっすぐな気持ちを見せたわけだし、

このタイトルは比紗也じゃなく、

2人の男の比紗也への気持ちを表したつもりなんだろな。

比紗也より男たちの心の揺れの方がよっぽど読み応え有りました。

店長もすごくいい味出してますね!!

 

島本理生の書く物は最近、メンヘラ臭が強くて読むのがつらいです。

そろそろこのテイストではない島本理生も見てみたいです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:05 | category:    島本理生 |
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