隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 下に見る人
評価:
酒井 順子
KADOKAWA/角川書店
¥ 605
(2016-01-23)

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 下に見る人 / 酒井順子(角川書店)

 

 評価 ☆☆☆

 

人が集えば必ず生まれる序列に区別、そして差別。

自らの"人を下に見てしまう"感覚を吐露し、人間の心の闇に鋭く迫る。

なかなか書けないホンネを余すところなく露わにする異色のエッセイ!

 

 

(感想)

 

自分の父親がたいした人物でもないくせになぜか誰のことをも下に見ている人間なので、ついタイトルにひかれて読んでみました。

 

共感できる部分もあるのですが、

あくまで「上」の視点からしか描かれていないから不快に感じる部分もあります。

都会で「イケてる女子」として学生生活を送り、

自分に自信もあるであろう酒井さんは「下に見られる人」の心情に寄り添う考え方は

おそらくできないのかな。

もうそこから自分とは違うステージにいる人だなと思ってしまって、

なんとなく心の距離を感じながら読んでしまった私です。

 

しかし、誰かを下に見ることによって自分の立ち位置や気持ちを保てる場合もあるし、

受験にしろ就職にしろ、みんなが平等の位置に立てないからこそ成り立つものもある。

だから必ずしも、上下が出来てしまうことを良くないこととは言い切れません。

要は人として自分が何者でもないのに、

人を馬鹿にするような意味で「下に見る」のはどうかということなんでしょうね。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:18 | category: 作家名 さ行 |
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