隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 奥さまはクレイジーフルーツ

JUGEMテーマ:小説全般

 

 奥様はクレイジーフルーツ / 柚木麻子(文藝春秋)

 

 評価 ☆☆☆☆

 

夫と安寧な結婚生活を送りながらも、セックスレスに悩む初美。

同級生と浮気未満のキスをして、義弟に良からぬ妄想をし、

果ては乳房を触診する女医にまでムラムラする始末。

この幸せを守るためには、性欲のはけ口が別に必要…なのか!?

柚木がたわわに実る、果汁滴る12房の連なる物語。

 

 

(感想)

 

愛し合ってても、それと身体のつながりの有無は別のハナシ・・・。

欲求不満で日常のちょっとしたことが性的な妄想につながってしまう主人公を笑ったり呆れたりはできません。

本人にはとっても切実な問題。

主人公の妄想がふくらめばふくらむほど同性として悲しく切ない気持ちになりました。

 

「男と女」という色っぽい空気がなくなったからこそ生まれてくる連帯感や

あたたかさに幸福感も感じるから厄介。

愛が冷めているのなら離婚するなり、

他の異性と割り切った関係になるという選択肢もあるのだろうけど、

この人達ちゃんと愛し合ってるから話もこじれるし・・・・。

 

各章のタイトルと作中でキーとなるアイテムにフルーツを登場させる技は、

重くナーバスな悩みを軽めに描くのに効果的でした。

問題が問題だけに暗く受け止めんのもなんかアレだし、

自虐気味に自分で自分を茶化さないとやってらんねーよ感のよく出ているうまい演出だと思います。

 

ピオーネのお弁当を売る感じの悪い店員。

●●●●を目指すジムのトレーナー。

この2つのエピソードは特になくてもいいような気がするけどあえて書かれているのは、

著者のリアルな体験でこれと似たようなことがあったんじゃないかなと思いましたねww

 

こういう悩みって女性側からはなかなかまっすぐ向き合いにくいものだけど、

女にはタイムリミットがあるだけにいつまでも目をそむけていられるものでもない。

この本をきっかけに一歩踏み出せる女性が一人でもいればいいですね。

| comments(0) | trackbacks(0) | 13:56 | category:    柚木麻子 |
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