隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 羊と鋼の森
評価:
宮下 奈都
文藝春秋
¥ 1,620
(2015-09-11)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 羊と鋼の森 / 宮下奈津(文藝春秋)

 

 評価 ☆☆☆

 

ゆるされている。世界と調和している。

それがどんなに素晴らしいことか。

言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。

ピアノの調律に魅せられた一人の青年。

彼が調律師として、人として成長する姿を温かく静謐な筆致で綴った祝福に満ちた長編小説。

 

 

 

(感想)

 

直木賞の候補、そして本屋大賞も受賞した「羊と鋼の森」をやっと読みました。

 

本屋大賞は毎回どんな人にも受け入れられそうな読みやすい本を選んでくれるし、

最も信頼できる賞だと思っています。

しかし今回は「?」でした。

うーん、今までの本屋大賞にはなかったタイプの作品ですね。

この世界観は決して悪くはないけど、あまりに静謐で、好き嫌いが分かれそう。

本屋大賞にはそぐわない作品という印象です。

 

静謐で、まっすぐで、心がふわっと優しくなるような世界。

だけどそれはとても表面的なもの。

夢や目標に向かうにあたって、

血のにじむような努力や苦しいほどの絶望感はあったはずなのに、

それらをオブラートにくるむようにしてなるべく感じさせないところに違和感を感じる。

きれいにまとめすぎようとしてるのがつらい。

世の中そんなに甘くない。

・・・それに気づいちゃうと、一気に白けてきちゃいます。

 

本屋大賞だけに期待が大きすぎた。背負った看板が大きすぎた。

こちらも期待してただけに評価が厳しくなるのも仕方ないと思います。

| comments(0) | trackbacks(0) | 17:00 | category:    宮下奈都 |
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