隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# バラカ
評価:
桐野 夏生
集英社
¥ 1,998
(2016-02-26)

JUGEMテーマ:小説全般

 バラカ / 桐野夏生(集英社)

 評価 ☆☆☆☆


震災のため原発4基がすべて爆発した。
警戒区域で発見された一人の少女「バラカ」。
ありえたかもしれない日本で、世界で蠢く男と女、その愛と憎悪。
想像を遙かに超えるスケールで描かれるノンストップ・ダーク・ロマン!



(感想)

桐野夏生の想像力に圧倒されます。
この一冊でほんとにいろんなことが起こりました・・・・はぁ。

ドバイの赤ん坊市場で買われてきた少女「バラカ」の人生を
東日本大震災と原発事故を背景に描きます。
前半の読むのがとめられないほどの面白さに比べると、
後半はやや急ぎ足で細部の描き方が散漫な気がしたのが小説としては残念です。
ですが、震災までの出来事は現実とリンクしているし、
震災後の世界は現実とはちょっと違うけど十分にありえたことでもあるので、
まったくのフィクションとして読むことはできませんでした。
私たちが知らないだけで、もしかしたら現実はこれよりもっとひどいかもしれない・・・。
そう思わずにいられない恐怖もあります。

「一人の子供がただ生きるということ」、
たったそれだけのことも許されなかったバラカを思うと胸が痛い。
ミカちゃんには子供らしく、自分らしく、生きてほしい。そんな未来があってほしい。

ほーんと、五輪どころじゃないよなぁ。
スポーツの力で被災地を元気にしたいとかそんなぬるいこと言ってる場合じゃない。
今の日本は五輪なんかより、もっともっとやらなきゃいけないことがいっぱいある。
桐野さんはこの作品を通してそういうことも言いたかったんじゃないかなぁ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:32 | category:    桐野夏生 |
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