隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# この世は二人組ではできあがらない
JUGEMテーマ:小説全般

 この世は二人組ではできあがらない / 山崎ナオコーラ(新潮社)

 評価 ☆☆☆


1978年生まれの私は大学をでて働きながら、小説を書いている。
お金を稼ぐこと。国のこと。二人暮らしのこと。戸籍のこと。
幾度も川を越えながら流れる私の日常のなかで生まれた、数々の疑問と思索。
そこから私は、何を見つけ、何を選んでいくのだろうか。
「日本」の中で新しい居場所を探す若者の挑戦を描くポップな社会派小説。




(感想)

いつもグチグチなんか考えてて、モヤモヤがおさまらない?
山崎ナオコーラさんの小説は哲学的な部分があり、
そのめんどくささに自分と共通するものを感じています。
わかりすぎて、愛しさすらあふれ出るほどです。

何か決定的に大きい出来事があったわけじゃないけど、
仕事にも恋愛にも将来にも常にぼや〜〜んと不安を感じている。
夢はあるけど現実はそう簡単じゃなくて、淡々とゆるふわっと生きてる感じ?
「心の内側を見せること=カッコ悪い」みたいな素直じゃない感じは現代の若者のリアルをよくとらえているし、
主人公が作家を目指しているということから、ナオコーラさん自身の姿が主人公に重なりました。

今はまだ何もわからないし、何もできない。
だけど、そんな自分なりに漠然とだけど、
よりよい社会や素敵な未来を作ることに参加していきたいと考えているシオちゃんのことを私はいいなと思います。

あと、本筋とあまり関係ないけど、
手をキツネの形にして遊ぶエピソードがたまらなく好きでした。


 
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:26 | category:    山崎ナオコーラ |
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