隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 匿名者のためのスピカ
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 匿名者のためのスピカ / 島本理生(祥伝社)

 評価 ☆☆


法科大学院生の笠井修吾は同級生の館林景織子に、
衝撃の過去を告白される。
修吾は景織子を守ると誓い、交際を始めた二人だったが
幸せな日々は突然終わりを告げる。
景織子の真意とは・・・・舞台は東京から日本最南端の島・波照間島へ。
著者が初めて挑む極限の恋愛サスペンス!




(感想)

うーん、島本理生。
最近、新境地というか冒険というか意欲作を連発してますね。
私はデビューしたばかりの頃のピュアな島本理生が好きだから、
作風が変わっていくのはさびしい。
最近の島本さんは幅の広い作家になろうともがいているように見えて、
なんだか複雑な気分で見ています。

結局のところ、景織子としては
「自分を愛してくれる人」「必要としてくれる人」「肯定してくれる人」が欲しかったのだと思う。
それが彼女にとっての存在意義なのだろう。そういう感情はわからなくもない。
エピローグでの景織子の言葉の中に、
「どうして正しいものと私が欲しいものはこんなにも違ってしまうのだろう」というのがあったけど、
これに関しては景織子の育った家庭環境に問題があったとか、精神に歪みがあるとかのお話じゃあない。
もう女の本能的な部分での感情だと思う。
笠井くんのような男性に近づいたのも、メスとして鼻が利いたってことだろうな。


恋愛サスペンスとしては中途半端。
七澤くんもまだまだ何かありそうな人物なのに、すっきり描かれていない。
読んでいる間中、ずーっとザラっとしたもやもやを抱えていました。
気持ちのいい作品ではなかったです。


タイトル「匿名者のためのスピカ」。
私、スピッツのファンなんですけど、
スピッツのファンは「おおぅ!?」と思うはずですが、はいその通り。
作品中にスピッツ出てきます♪♪
スピッツが出てくる小説はいくつか知ってるし、スピッツも島本理生も好きだけど、
これはいただけないな。
まず、この作品自体が島本理生のわりに完成度が高くはない。
そして、何よりアイツにスピッツ歌ってほしくなかった。
しかもこの曲、私がスピッツの中でいっちばん好きな曲なんだよーーーー!!
この使われ方は嬉しくないぞ(´ノω・。)
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:49 | category:    島本理生 |
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