# リストランテ アモーレ
2015.10.13 Tuesday
JUGEMテーマ:小説全般
リストランテ アモーレ / 井上荒野(角川春樹事務所)
評価 ☆☆
季節とともに移ろいゆく人生と料理。
美しく彩られた食材と香りたつ恋愛。
姉弟で切り盛りしている目黒の小さなリストランテ。
色艶に満ちた皿の数々と、
それぞれの事情を抱えたアモーレども(罪深い味わいに満ちた男と女)を描く幸福な物語。
(感想)
うーん雰囲気はあるんだけど、共感できるキャラがいないし、
おしゃれ感が強すぎて私には合わなかったかなぁ。
基本的にこういう「料理がたくさん出てくる小説」はどれも美味しそうで、
食への好奇心を刺激されて、それだけでも満足感を感じるもの。
でもこの本に出てくる料理は私にはまったくなじみのないものばかり。
パンタレッラ・カスタニャッチォ・ティジェッレなどなど・・・
もーう、何が何だか全然わからん(-_-) それって食べ物なんですか?の世界。
これじゃあなーんの想像力も刺激されません(^_^;)
店側も常連も悪気はないのだけど、
この店、常連じゃない人はほんとに居心地の悪い店だと思う。
シェフと父親、
偲さんと松崎さんの関係がおさまるところにおさまったのは嬉しかったけど、
最終話はいらなかったですね。てか、Mさん自体がいらない存在。
モヤッとしたものが残りました。