# 3時のアッコちゃん
2015.09.11 Friday
JUGEMテーマ:小説全般
3時のアッコちゃん / 柚木麻子(双葉社)
評価 ☆☆☆
アッコ女史ふたたび! 大人気の「ランチのアッコちゃん」に待望の続編が登場!!
澤田三智子は高潮物産の契約社員として、
シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、
会議は停滞してうまくいかない。
そこに現れたのが黒川敦子女史、懐かしのアッコさんであった。
表題作を含む全4編。
(感想)
「ランチのアッコちゃん」の続編ですが、
前作に比べてかなりパワーダウンした気がします。
前作同様、前4作のうちの最初の2つにアッコさんが大きく登場するのですが、
あとの2つは無理やりなんとか押しこんだような不自然な登場の仕方。
しかもこの2つの作品としてのクオリティがいまいちで、
前作を読んだ人にしてみれば残念以外の何物でもない作品でした。
アッコちゃんとはまったく関係のない人物のスピンオフ的な作品を収録するよりも、
読者はアッコちゃんが
「東京ポトフ&スムージー」をここまで成長させるまでの軌跡の方を知りたいはず。
なぜ作者はそれを端折って違う方向へ走るのだろう。
それは別の作品でじっくり書く計画でもあるのでしょうか?
そうでなければ納得できません。
だけどやっぱりアッコちゃんのストレートな言葉は胸に響きます。
「あんな男のものさしに従っていちゃだめ。だからそんなにも毎日が苦しいの。
自分のものさしで判断したら、今よりきっと楽になれる」
3時のアッコちゃん / 柚木麻子(双葉社)
評価 ☆☆☆
アッコ女史ふたたび! 大人気の「ランチのアッコちゃん」に待望の続編が登場!!
澤田三智子は高潮物産の契約社員として、
シャンパンのキャンペーン企画チームに入っているが、
会議は停滞してうまくいかない。
そこに現れたのが黒川敦子女史、懐かしのアッコさんであった。
表題作を含む全4編。
(感想)
「ランチのアッコちゃん」の続編ですが、
前作に比べてかなりパワーダウンした気がします。
前作同様、前4作のうちの最初の2つにアッコさんが大きく登場するのですが、
あとの2つは無理やりなんとか押しこんだような不自然な登場の仕方。
しかもこの2つの作品としてのクオリティがいまいちで、
前作を読んだ人にしてみれば残念以外の何物でもない作品でした。
アッコちゃんとはまったく関係のない人物のスピンオフ的な作品を収録するよりも、
読者はアッコちゃんが
「東京ポトフ&スムージー」をここまで成長させるまでの軌跡の方を知りたいはず。
なぜ作者はそれを端折って違う方向へ走るのだろう。
それは別の作品でじっくり書く計画でもあるのでしょうか?
そうでなければ納得できません。
だけどやっぱりアッコちゃんのストレートな言葉は胸に響きます。
「あんな男のものさしに従っていちゃだめ。だからそんなにも毎日が苦しいの。
自分のものさしで判断したら、今よりきっと楽になれる」