隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 森は知っている
評価:
吉田 修一
幻冬舎
¥ 1,620
(2015-04-22)

JUGEMテーマ:小説全般

 森は知っている / 吉田修一(幻冬舎)

 評価 ☆☆☆☆


南の島の集落で、知子ばあさんと暮らす高校生の鷹野一彦。
一見のどかな田舎の高校生活だが、
その裏ではある組織の諜報活動訓練を受けている。
ある日、同じ訓練生で親友の柳勇次が、一通の手紙を残して姿を消した。
逃亡、裏切り、それとも? その行方を案じながらも、
鷹野は訓練の最終テストとして初任務につくが――。
過酷な運命に翻弄されながらも、真っさらな白い地図を胸に抱き、
大空へと飛翔した17歳の冒険が、いま始まる!




(感想)

タイトルと表紙のデザインからして、
さわやかな青春物をイメージしちゃいますが、
青春物であると同時にスパイ小説でもあります。
つまり、産業スパイになるべく特殊訓練をされる高校生のお話です。
今までの吉田修一さんとは少し違った新鮮味があり、
あっという間に読み終えてしまいました。

「太陽は動かない」という作品の主人公の少年時代を描いている、
いわばエピソードゼロ的な位置づけになる作品ですが、
「太陽は動かない」を読んでいない私でも問題なく楽しめました。
(これから読んでみようと思います♪)

壮絶な過去を背負った孤児を集めて、産業スパイに育てる・・・。
頼れる大人も選択肢もない彼らにとって、その運命はあまりに悲しい。
何の疑問も持つこともなく任務を遂行する一方で、
次の日は普通の高校生とて学生生活を送る・・・そのギャップも読んでいて切ない。

「1日だけなら生きられる。たった1日だけ。それを毎日、続ければいい」
この言葉、胸に染みました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:00 | category:    吉田修一 |
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