隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 賢者の愛
評価:
山田 詠美
中央公論新社
¥ 1,620
(2015-01-09)

JUGEMテーマ:小説全般

 賢者の愛 / 山田詠美(中央公論新社)

 評価 ☆☆☆


初恋の人を奪った親友の息子に、『痴人の愛』から「直巳」と名付けた真由子。
22歳年下の直巳を手塩に掛けて“調教”し―。
憧れ、嫉妬、そして復讐。
谷崎潤一郎賞作家がおくる、絢爛豪華な愛憎劇がここに!




(感想)

谷崎潤一郎の「痴人の愛」へのオマージュとも言える作品。

「痴人の愛」はナオミという美しい養女を自分好みの女に調教していく中年男の話でしたが、
「賢者の愛」は愛した男性を奪った親友への復讐に生きる女性・真由子の物語です。
親友の息子に「痴人の愛」の主人公と同じ直巳(ナオミ)という名前を付け、
女としての魅力をふり撒いて幼いころから直巳の心を手玉に取り、
調教することによってじわじわと親友への復讐を果たしていく20数年を描きます。

初恋の人を取られただけでここまでできる〜?って思いながら読んでだけど、
途中から実はそれだけじゃなかったことが発覚。
最後が2時間ドラマのラストみたいでちょっと残念でしたが、
とにかく登場人物全員がモンスターな人達ばかり(^_^;)
だからこそ、そのイッちゃってる感が“読ませる”作品ではありますw

もしかしたらなんだけど、真由子目線で描く一方で、
百合サイドの目線で描く章があったらもっとエグくてドロドロになったかも。
どうせなら徹底的にエグく突きつけても良かったような気がしますw

一人の男を幼いころから「調教」して、いい男に仕立てる・・・かぁ。
真由子の直巳の育て方はなるほどな〜と思うことばかり。女の私でも目からウロコ。
たとえば「本物の大人になんてならなくていい。大人の振る舞いと技術だけを身につけて、
本当にものにしたい人には、芯に残しておいた子供の部分を見せつけなさい」とか
「女の前でおふくろの味を熱烈に語るような男になっちゃだめ。でも、心の中で思うのは全然構わない。
 料理は作ったその人の前で褒めればいい」とか・・・。
こういうのって、“本当のいい男を知っている女”じゃないと言えないセリフ。
私にはぜったーい言えない大人の世界。
大人の女のはしくれとして、私も勉強させてもらいましたw

うう〜〜ん? だけどこれって山田詠美? 山田詠美がこれ書く必要ある? 
私が彼女に求めてるものはこういうのじゃない・・・そんな違和感が残りました。

 
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:00 | category:    山田詠美 |
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