隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル
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大きらいなやつがいる君のためのリベンジマニュアル / 豊島ミホ(岩波ジュニア新書)

評価 ☆☆☆☆☆


他人から理不尽な仕打ちを受け相手に憎しみを抱いてしまっている若者や、
スクールカーストがはびこる教室や空気を読み合う狭い人間関係に息苦しさを感じている若者たちへのメッセージ。
高校時代に級友に傷つけられその精神的ダメージに長く苦しめられてきた著者が、
自らの体験を振り返りながら憎しみとの向き合い方を語る。



(感想)

豊島さんの「底辺女子高生」を読んだ時に、
これは私が書いたんだっけ!?と思ったほどに共感し、大ファンになりました。
作家業をやめられたことは残念だったけど、ブログはずっと読んでいました。
好きな音楽が似ているから気が合いそう!というのもあるのですが、
豊島さんには心の奥底に眠っている暗〜い部分でシンパシーを感じるような気がしてて・・・。

私が苦しんでいるのは憎しみではなく、強烈な自信のなさと打たれ弱さ。
それがいつ・何が原因ではじまったものなのかまったく見当がつかず、
ただ漠然と自分の心の弱さを呪っています。
そんな私にとって今回の本は小中学生向けに書かれた本ではあるものの、救いになるような本でした。
自分の根本にある暗さや卑屈さを認めて、許せるような気がします。

5章「ルールの置き換え」、6章「後日談と具体例」には特に励まされました。
私は人間関係がうまくいかないと「分析」し、「相手に歩み寄る努力をする」クセがあるけど、
その関係を良好にするために無理な付き合いや妥協はしたくないのが本音・・・。
考えれば考えるほどネガティブに落ちていく・・・・これの連鎖ですw
だけど豊島さんは「大事なのは“縁切り”。心の中で分析しそうになったらやめる。
悲しければ泣く。つらいと言える相手がいれば言う。相手を変えようと思わない。
相手と自分の接点だけを切る。」・・・と、なんとまぁシンプルにストレートに言ってくれた。
「相手が悪い。悪いやつからは全力で逃げろ」・・・これ、この言葉の力強さ!
そうなんだよね、この世には耐えなきゃいけないことがいっぱいあるけど、
この苦しみはどっちなの?って冷静に考えてみると、案外“逃げてOK”なことっていっぱいある。
逃げることを選択するのは負けじゃなくて、強さでもあるんですね。

「誰かのルールに乗っからないこと。認められるとか認められないとか、そういうことに自分の行動の基礎を置かないこと」
「“自分ルール”でいきていくしかない」・・・
こういう気持ちを大事にして自分を保つことがいかに大事かわかったような気がします。
相手が大事なんじゃない。何より自分自身が大事なんですね。

豊島さんはずっと好きで読んできた作家ですが、
作家業の後半はやめたい一心で書いていたという事実はファンとして正直悲しかったです。
だけど流されずに、ポーンと作家という看板を下ろしちゃった度胸は買います。
またたまにこんな風にたまにでいいから何か読ませてもらえれば、ファンは十分納得します。


あ、それと本の中で豊島さんはよしもとばななさんの「彼女について」が好きだと書いてましたが、
私のよしもとさんの大ファンで、「彼女について」はよしもとさんの中で2番目に好きな作品です。
(いちばんは「王国」シリーズです)
そんなところでも豊島さんに共感しました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:36 | category:    豊島ミホ |
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