隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな
評価:
ジェーン・スー
ポプラ社
¥ 1,296
(2013-10-11)
コメント:私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな

JUGEMテーマ:エッセイ

私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな  / ジェーン・スー

評価 ☆☆☆☆☆


一生独身!?
未婚のプロ、ジェーン・スーの数々の失敗に学ぶ新しい結婚指南書。



(感想)

年末の忙しい時期に読んだので、感想を書くヒマがなく、
でもどうしても思ったことをまとめておきたかったので再読しました。

私は既婚です。20代で結婚しました。
結婚して10年以上経ちましたが子供はいません。
だけど昔から「子供が欲しい」「母になりたい」と思ったことはなく、
だから結婚して何年もたつのに子供ができない状況にも焦りや不安を感じることはありませんでした。
それが自分の人生と、自然に受け入れていました。
配偶者もそんなかんじの感覚の人です。

でも、そんな私達を親戚や友達はほおっておいてはくれません。
会うたびに「子供はまだ?」という話になる。
世の中にはいろんな考えの人がいます。
たしかにこの件に関してはあの人達の考え方の方が私より一般的なのは認めるけど、
そこで議論するのは不毛なこと。
したところで話しは平行線で終わること間違いなし。
正直、こういうおせっかいな人達が私はただただう・ざ・い!

でも不思議なもので、こういうことが毎度毎度繰り返されると、
自分自身は子供が欲しいなんて1ミリも思っていなかったのに
「いないとヤバイ?」と思うようになってくるんですよ。
そう、いつのまにか“外圧”が“内圧”となり、なんだか子供いないといけないような錯覚を覚える。
だけどこれは私の素直な気持ちとは別のものだし、厄介な感情だなと思ってました。

そこへ登場したのがジェーン・スーです。
彼女は私のこの言いようのない感情をはっきりとした言葉で表現してくれました。

「女として人生をコンプリートしていない気がする」

これ↑↑

人間、この世に生を受け、様々な経験をして精神的大人になっていくものです。
受験・恋愛・就職・結婚・・・、離婚もあるかもしれないし、
マイホームなど責任を伴う大きな買い物もするかもしれません。
出会いや別れも繰り返し、その出来事1つ1つがその人を作る糧となります。
多くの経験値を踏めば踏むほど成長していきます。
これをスタンプラリーやRPGのように考えると、
“出産”や“子育て”等にかかわるスタンプや経験値を私は集めることができないから、コンプは無理。
この感覚、まさに長年、私が見つけられなかった自分にピッタリ当てはまる言葉(考え方)でした。
この言葉を本書に見つけた時、心からスッキリしました。

この本は未婚をこじらせたジェーンが自分の失敗からの学びを吐きだした結婚指南書なのかもしれないけど、
私には結婚や男女関係に留まらない人間関係や生き方の気づきを与えてくれる本でした。
読むべきは20〜30代の結婚したい・できない女子たちだけってわけではない気がします。
結婚したって、私のようにその後に別の圧力に苦しむ人もいる。
あらゆる外圧とどう向き合い、開き直るか・・・ジェーンの前向きな考えに憧れを感じます。
ネガティブな私がジェーンのような考え方ができれば、もっと明るく生きられるのに〜(>_<)

101のリストの中で、特に耳が痛かったのは75と78。
私は人と貸し借りを作るのが嫌い。奢るとかもらうとかが苦手なのです。
それってつまりは“弱みを見せたくない”“バカにされたくない”ってことなんだね。
たしかにこんなん、相手の自尊心を傷つけることにもなるし、かわいくないわな。
恋愛に限らず、人の行為もありがたく受け取れず、
私は相当、コミュニケーションや甘えることが下手なのだろう。
ああ、心から素直に、ベストタイミングで「ありがとう」「ごちそうさま」「嬉しい」を言える女になりたい!!!

・・・・と、こーんな感じでジェーンの失敗から、自分の欠点がどんどんわかってきます。
そして気づくたびに、1個1個、グサッと傷ついて心が折れます。
でも、そこで自分の良くないとこを認め、反省する気になるからどんなに心折れても本を閉じる気にはなりません。

だけど、これを全部鵜呑みにするのもいけないかもしれませんね。
特に結婚問題に悩む未婚の女性は!!

ジェーン・スーさんは能力のある人で、お仕事はノリにノッています。
社会的にも認められ、おそらく金銭的余裕もあるでしょう。
自分一人の力でしっかりと立っている自立した女性です。強い人です。
さらに同士のような友達も多い。シングルイズドラッグを本気で謳歌しています。

この本に書かれていることは、そんな“ジェーンだからこそ”の面もたくさんあることは忘れちゃいけない。
たとえば派遣社員かなんかでマジでカツカツの生活をしてて、
結婚や将来に対する焦りだけが日々募ってるような人はここまで開き直るのは難しいでしょ?
性格の違いだってある。みんながみんなジェーンほど強くない。てか、こんな人、少ない。
だから、いいとこだけ参考にして、
“こういう人もいるんだな”くらいの気持ちで笑って気楽に読むことをお勧めします。

自分なりのやり方で、無理をせず、身の丈にあった幸せをつかむのがいちばんだからね。

 
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