# キャプテンサンダーボルト
2014.12.15 Monday
JUGEMテーマ:小説全般
キャプテンサンダーボルト / 阿部和重・伊坂幸太郎(文藝春秋)
評価 ☆☆☆☆☆
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。
東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――
阿部和重さんの小説は全部読んでいます。
伊坂幸太郎さんも読んでないのは2,3冊しかないと思う。
要するにお二人とも私の大好きな作家。
この二人が合作を発表すると知った時はブワーッと鳥肌が立ちました。
私は山形在住。
仙台にもよく遊びに行くので、お二人の作品はどれも土地勘があります。
そういう意味でも楽しませてくれるお二人です。
1章ごとに執筆をバトンタッチしていき、
相手の書いた部分もどんどん手を入れるという形で書いていったらしいけど、
正直、どこをどっちが書いてるかは二人の作品を読みこんでいる私でも全然わかりませんでした。
でも、「ああ、このアイディアは絶対に阿部さんだ」「これは伊坂さんっぽい」っていうのは
なんとなくわかります。そういう箇所を見つけるのもファンにはたまりません。
文体は阿部さんが伊坂さんに合わせてる気がします。
そして、阿部さんが得意な「壮大な嘘っぱち」にノッテくれてる伊坂さんw
お互いがお互いの持ち味を活かし、譲り合いながら、いいところでまとめてる感じ?
そのバランスが絶妙です!
この二人がこんなに相性よかったなんて・・・これ読むまで気がつきませんでした。
疾走感と爽快感!最高のエンターテインメント作品でした。
最後の銀行の場面のハラハラ・ワクワク感といったらないっ!
今年は例年に比べると面白い本にあまり出会えず、不作の年と感じていたのですが、
年の瀬になりこんなに夢中になれる作品に出会えるとは!
今年のナンバー1かも(๑→ܫ←๑)
これぞ「終わりよければすべて良し」ですね。来年もいい本にたくさん出会えますよーに♪
キャプテンサンダーボルト / 阿部和重・伊坂幸太郎(文藝春秋)
評価 ☆☆☆☆☆
小学生のとき、同じ野球チームだった二人の男。
二十代後半で再会し、一攫千金のチャンスにめぐり合った彼らは、
それぞれの人生を賭けて、世界を揺るがす危険な謎に迫っていく。
東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29と、
公開中止になった幻の映画。そして、迫りくる冷酷非情な破壊者。
すべての謎に答えが出たとき、動き始めたものとは――
阿部和重さんの小説は全部読んでいます。
伊坂幸太郎さんも読んでないのは2,3冊しかないと思う。
要するにお二人とも私の大好きな作家。
この二人が合作を発表すると知った時はブワーッと鳥肌が立ちました。
私は山形在住。
仙台にもよく遊びに行くので、お二人の作品はどれも土地勘があります。
そういう意味でも楽しませてくれるお二人です。
1章ごとに執筆をバトンタッチしていき、
相手の書いた部分もどんどん手を入れるという形で書いていったらしいけど、
正直、どこをどっちが書いてるかは二人の作品を読みこんでいる私でも全然わかりませんでした。
でも、「ああ、このアイディアは絶対に阿部さんだ」「これは伊坂さんっぽい」っていうのは
なんとなくわかります。そういう箇所を見つけるのもファンにはたまりません。
文体は阿部さんが伊坂さんに合わせてる気がします。
そして、阿部さんが得意な「壮大な嘘っぱち」にノッテくれてる伊坂さんw
お互いがお互いの持ち味を活かし、譲り合いながら、いいところでまとめてる感じ?
そのバランスが絶妙です!
この二人がこんなに相性よかったなんて・・・これ読むまで気がつきませんでした。
疾走感と爽快感!最高のエンターテインメント作品でした。
最後の銀行の場面のハラハラ・ワクワク感といったらないっ!
今年は例年に比べると面白い本にあまり出会えず、不作の年と感じていたのですが、
年の瀬になりこんなに夢中になれる作品に出会えるとは!
今年のナンバー1かも(๑→ܫ←๑)
これぞ「終わりよければすべて良し」ですね。来年もいい本にたくさん出会えますよーに♪