# アンと青春
2017.01.20 Friday
JUGEMテーマ:小説全般
アンと青春 / 坂木司(光文社)
評価 ☆☆☆☆
ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。
これは、何を意味するんだろう―。
美人で頼りがいのある椿店長。
「乙女」なイケメン立花さん。
元ヤン人妻大学生の桜井さん。
そして、食べるの大好きアンちゃん。
『みつ屋』のみんなに、また会える。ベストセラー『和菓子のアン』の続編。
(感想)
タイトルが「アンと青春」というだけあって、
アンちゃんはアルバイトという身分だから、
社会的にもお店での立場もいまいち自立してない感で大いに悩みます。
そして、あの方も悩んでる。まさに「青春」です。
美味しそうなものが次々と出てきてワクワクほわわ〜んしちゃう一方で、
礼儀作法や嫁姑問題、放射能問題、そして人生・・・・甘いだけじゃない作品でした。
和菓子にはそれぞれに季節感や意味が込められていて、
その繊細さや奥ゆかしさはやはり日本独特のもの・・・。
やっぱり「日本らしさ」って改めて素敵だと思います。
でも、作中に出てくる「蓬莱山」というお菓子・・・・。
どんなものか知らなかったので画像検索してみたのですが、
画像を見て戦慄しました。これはひどい。
同じ女なのに、嫁にこんなん送ってくる姑とかオニでしょ。
椿店長が言うようにお菓子は凶器にもなるんですね。涙、でてきます(´;ω;`)ウゥゥ
うーー、ハッピーエンドで終わると予想してたのでこの終わり方はじれったい!!
続編、急いでお願いしますっ!
アンちゃん、早く気付いて!!