隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# ズッコケ熟年三人組
評価:
那須 正幹
ポプラ社
¥ 1,296
(2015-12-01)

JUGEMテーマ:小説全般

 ズッコケ熟年三人組 / 那須正幹(ポプラ社)

 評価 ☆☆☆


ありがとうズッコケ三人組!
age50シリーズついに完結!
ハチベエ、ハカセ、モーちゃんはいつまでもズッコケ三人組!!!





(感想)

小学生のころから読み続けた「ズッコケ三人組」のシリーズがついに完結です。
あのころは小学生だったハチベエ・ハカセ・モーちゃんも今や50歳・・・。
彼らと一緒に読者の私たちも年を取りましたっw
このシリーズが始まったのは1978年ということで、
自分が幼い頃にこのシリーズと出会い、
ともに成長できたことを一人の読書好きとして本当に幸せなことだったと思います。
読書のワクワク感を教えてくれたこのシリーズに読書人生のごく初期に出会えたということは、
自分にとってとても意味のあることでした。

だけどこれはやはり児童文学のクオリティであることは認めざるを得ません。
普段大人向けの小説を読んでる私にはやはり少々子供っぽく、刺激が足りない。
シリーズ全体としてではなく、
これ一冊で評価するとなるとまったく面白くありませんでした。
前半は駅前再開発の話がメインですが、
後半ではミドリ市の一部が土砂災害で被害に合ってしまい
これは広島の土砂災害がモチーフになっているようです。
が、前半・後半の関連性が薄く、バランスの悪い印象・・・・。
このシリーズは私にとってとても大事なものであることは確かだけど、
正直、小説としては「これが最後なのか・・・」と悲しくなるような出来です。

ということで、本編より作者のあとがきの方が心にしみます。
たしかに私も「大人になった三人組」は見たかったけど、
「老いていく三人組」は見たくない。
いつまでも小学生のころの輝きをそのままに・・・・
三人組は私の中で永遠にあの頃のままであってほしいのです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:15 | category:    那須正幹 |
# ズッコケ中年三人組age47
JUGEMテーマ:小説全般

ズッコケ中年三人組age47  / 那須正幹(ポプラ社)
 
評価 ☆☆☆


ズッコケ中年シリーズも47歳の年まできましたー。
この年になっても相変わらず三人組は大忙し。
ハチベエはまさかの市議に立候補、モーちゃん家族は娘の拾ってきた子猫に振り回され、
ハカセ夫婦にはなんと待望のベイビーが!!!

いつまでも読み続けたいシリーズ。
大人になった私達向けの本かと言われれば
文体や文字の大きさからして疑問だけど、かといって子供向けの本でもない(笑)
自分も3人と一緒に成長してきているようでなんだか嬉しいのです。
本当にこれは【那須先生が私達のためのに書いてくれているシリーズ】なんだと思える。
小学生のころ、ズッコケになってた頃の私にこの事実を教えてあげたら
どんなに驚くだろう、喜ぶだろう・・・そう思うだけで胸がいっぱいになります。

今回は陽子のこれまでの恋愛が事細かく綴られてあり、
なぜマドンナだった彼女がハカセのような男を選んだのか妙に納得してしまった。
このへんに大人の小説の香りもするし、不思議な作品です。
うーん、でもなぁ・・・。
ハチベエが市会議員ってどうなのかな(苦笑)

来年はどうなるだろう。
ハカセ夫婦は子育て、ハチベエは一年生議員として大忙しだろうけどモーちゃんは?



| comments(0) | trackbacks(0) | 13:41 | category:    那須正幹 |
# ズッコケ中年三人組age45
評価:
那須正幹
ポプラ社
¥ 1,050
(2010-12-08)
コメント:彼らが子供のころの話をもう1度読み返したくなります

JUGEMテーマ:小説全般 
 ● ズッコケ中年三人組age45  / 那須正幹
 ● ポプラ社
 ● 1050円
 ● 評価 ☆☆☆
ズッコケ三人組のひとり、ハチベエの家に見知らぬ男性がたずねてきた。
そのひとは堀口と名のり、
32年前に三人組を山賊の手から助けて行方不明になった大学生の兄だという。
母が年を取って、しきりに弟に会いたがっているので、再び探すことにした。
ついては当事者である三人組に手伝ってほしいとたずねてきたのだ。
ハチベエは、いま自分たちが生きてこうしていられるのも、堀口さんのお蔭と、
早速、モーちゃん、ハカセを招集して探索にのりだした。


(感想)

ズッコケ3人組が中年になったように、私達もいい年齢になってきた。
正直、今ではこの字の大きさは逆に読みにくく感じるけど、
それでも子供のころに大好きだった3人組が読者と同じように年をとってくれるなんて
読者としてとても嬉しいことです。
那須先生の児童書のような文体ながらも、不倫だの離婚だの生々しい話もでてきて、
ああ、私も3人組も大人になったのだな〜としみじみしてしまいました。
特にモーちゃんはいつものんびりしてるように見えて、
実は芯の部分では男らしい素敵な大人になったなーと感じています。

気になっていた荒井陽子とハカセの関係にも一応の決着がついたのが良かったぁ

ズッコケシリーズの「山賊修行中」と「家出大旅行」を読んでいればさらに楽しめます。
いつまでもいつまでも続けてほしいシリーズです。
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:21 | category:    那須正幹 |
# ズッコケ中年三人組age41
ズッコケ中年三人組age41
ズッコケ中年三人組age41
那須 正幹
ズッコケ中年三人組age41/那須正幹
ポプラ社
1050円
評価 ☆☆☆
ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの3人組は今年で41歳。
ある日、花山第二小学校学校でのクラスメートだった新庄則夫から
今、テレビテレビで話題の占い師・鞍掛真智子が
かつてのクラスメートの北里真智子であると知らされる。
そして、その真智子が講演会で久しぶりにこの町に戻ってくるというのだ。
子供の頃、国際的なスパイ組織に追われていた真智子を救った三人組の心は
あの頃と同様にふるえた・・・・。



(感想)
50作目で完結した大人気児童小説読書ズッコケ三人組」シリーズの主人公3人が
中年になったという設定で書かれたのが、
2005年に出た「ズッコケ中年三人組」。
そのあとがきに“10年後には50歳になった三人組の話を書きたい”と書いたところ、
多くの読者から十年も待てない、という声があり、
それならいっそのこと、
毎年一歳ずつ年を取らせてシリーズ化しようということになったようです。
私の読書の原点は間違いなく「ズッコケ三人組」だし、
このシリーズによって本の面白さを知った人は多いと思う。
新たなズッコケシリーズの誕生は
懐かしくもあり、あの頃のドキドキが蘇る嬉しい出来事ではないでしょうか!!

三人の行動力と冒険を
ハラハラドキドキしながら読んだ私たちが大人になったように、
ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの三人も大人になりました。
なんと今年で41歳!?だそうです。
今回のお話は、かつてのクラスメートが真智子が人気占い師となり、
彼女のトラブルに巻き込まれる三人を描きます。

しかし中年になった三人が、
あのころのハツラツとした三人のままでいられるはずもなく、
同時に私たちも子供ではなくなった。
やはり、あの頃のままでの設定には無理があり、
児童文学を大人の読み物にしたような中途半端なぎこちなさを感じますたらーっ

しかも最後まで読み進めると、
今回の事件のために三人はどう活躍したのだろうか・・・
ただ泳がせれていただけなのでは・・・ということに気づいてしまい、
三人もただのオヤジになってしまった・・・と妙な切なさがこみあげますあせあせ

また三人の活躍を読めるのは嬉しいです。
でもお互いの成長が邪魔をして、どうしようもない葛藤を感じます。

表紙がシンプルすぎるのもサビシイ。
昔はちゃんと三人のイラストが表紙になってました。
41歳になった彼らをイラストにするのは難しいということなのでしょうか。



●この本が好きな人におすすめなのは・・・・
ズッコケ中年三人組/那須正幹
ズッコケ三人組シリーズ/那須正幹(全50作の児童書です)
| comments(0) | trackbacks(1) | 08:45 | category:    那須正幹 |
# ズッコケ中年三人組
ズッコケ中年三人組
ズッコケ中年三人組
那須 正幹
ズッコケ中年三人組/那須正幹
ポプラ社
1050円
評価 ☆☆☆☆☆
あのズッコケ三人組も40代になろうとしていた。
ハチベエ、ハカセ、モーちゃんの人生は今――。

(感想)
シリーズ全50巻で完結した大人気児童小説のその後。
ズッコケで育った大人達へ贈る、中年になった3人を描いた特別編です。

思えばズッコケシリーズは私の読書人生の原点楽しい
すべてはこのシリーズに夢中になったことから始まりました。

この本で描かれる三人組は40歳になるかならないかの年代。
それぞれ職業に就き、家庭を持つ者もいればいまだ独身の者も(笑)
小学校のクラスメートと結婚した者もいて、
ファンには懐かしさと驚きの連続です!!

この年になり、三人組はまたまた怪盗Xと戦うことになってしまいます。
けど、年は取っても三人の性格や役割分担は変わってない。
この「変わらない」ってとこがいいなぁ。
ズッコケファンなら単純に楽しめること間違いなしイケテル

さらなる年を重ねた続編も期待しつつ、星は大盤振る舞いで5つラッキー

●この本が好きな人におすすめなのは・・・
もちろん同じく那須正幹先生の「ズッコケシリーズ」るんるん
これしかないでしょひらめき
| comments(0) | trackbacks(0) | 09:48 | category:    那須正幹 |
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