隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 途中の一歩(上)(下)
評価:
雫井 脩介
幻冬舎
¥ 1,260
(2012-08-31)

JUGEMテーマ:小説全般


 途中の一歩(上)(下) / 雫井脩介(幻冬舎)

 評価 ☆☆☆☆



仕事一筋で恋愛には縁のない漫画家の覚本は、
独身仲間に説得されて参加した初めての合コンで可愛い女の子たちに囲まれ、
久々に恋の予感が到来。
恋愛相談にのるのが得意な編集者の綾子は、
いざ自分のこととなるとなかなか前に踏み出せない。
ヒットメーカー雫井脩介が描く大人のための愛と勇気の物語。


雫井脩介さんってこんな軽いものも書けたんですね〜、意外!!
上下巻組という重みを感じさせないライトで笑える作品で、
あっという間に読み終えてしまいました。
表紙にフカザワナオコさんの漫画を使っているのも、
作品の中身を表現するのにはうまい方法だと思う。

登場人物たちが私と同世代ということもあり、リアルで共感をしやすい。
特に恋愛下手な部分や人としてダメなところとかマイナスな面に
つい自分や周りの知り合いの面影を感じてしまいます。

子供の頃は30代の人たちを「本当の大人」だと思って見ていた。
でも、いざ自分がその年代になってみると、
それはとんでもないカン違いだったことに気づく。
社会に出て10年ほどが経ち、ある程度の落ち着きと経験値が増しただけ。
そのぶん、勇気や行動力はなくなってしまってる。
それに気づいてるから焦りや不安もあるし、1人でいることが怖くなる。
だから不器用ながらもジタバタともがいてみる。
その焦りがわかるから、彼らのちょっとした悩みや言葉が妙に心に響きました。

特に奈留美に関しては1人暮らしで独身で彼氏もいなくって、
私、このまま年を取るのかな・・・ってぼんやり思ってた頃の自分が重なっちゃってw
だからこのハッピーエンドは読んで本当に嬉しかったです。

それにしてもヌエの秘密には笑ったなぁ・・・そうきましたかww

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:34 | category:    雫井脩介 |
# 犯人に告ぐ
犯人に告ぐ
犯人に告ぐ
雫井 脩介
犯人に告ぐ/雫井脩介
双葉社
1680円
評価 ☆☆☆☆
犯人よ、今夜は震えて眠れ。
連続児童殺人事件。
姿見えぬ犯人に、警察はテレビ局テレビと手を組んだ。
史上初の劇場型捜査が始まる!




(感想)
テレビテレビを利用した「劇場型捜査」という
変わった捜査方法で犯人を追い詰めていく一風変わった警察小説。

メディアを通し犯人に語りかけることによって、
犯人からも手紙メールという形で答えが返ってくる。
その手紙から犯人へのヒントを見つけ出していくかつてない捜査・・・。

視聴者をも巻き込むことによって、
事件は一大ムーブメントのような勢いを持ち、
話題性のある出来事になっていきます。
そこに事件とは関係のない、
個人の思惑や過去が絡み、ますます複雑になっていく様が読み応えありました猫2

自分たちが日々当たり前のように目にしている
マスメディアの影響力の強さを改めて痛感し、
ページをめくる手も止まりません。
視聴者ならず読者までもが臨場感を楽しめ、
娯楽性の高い作品ですチョキ

しかし、手法は面白いのですが
幕切れのあっけなさには少々興ざめしてしまいましたモゴモゴ

話が進むにつれて「巻島捜査官 vs 犯人」よりも
「巻島 vs 植草(巻島の上司)」のほうが断然面白くなるし・・・、。
さんざん引っ張ったわりに、
最後に感じる犯人の存在は小さかったです。
その点考慮し、星は4つ。

映像化カチンコにふさわしい作品だと思います。
ぜひ映像化を!!
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:04 | category:    雫井脩介 |
# クローズド・ノート
クローズド・ノート
クローズド・ノート
雫井 脩介
クローズド・ノート/雫井脩介
角川書店
1575円
評価 ☆☆☆☆☆
前の住人が私の部屋に置き忘れたノート読書
興味本位でそのノートを開いた時、
私の生活はゆっくりと変わり始めた・・・。

(感想)
展開が容易に想像できて、ストレートすぎるお話。
でも、わかっていたのに涙が止まりませんでした悲しい悲しい

前の住人が部屋に忘れていった日記や手紙の数々から、
主人公は前の住人が小学校の先生学校だったことを知ります。
生徒との思い出、体調の不良、ずっと好きだった男性との再会・・・
彼女 = 伊吹先生は
好きな人になかなか振り向いてもらえなくてもめげない頑張りやさんで、
生徒にはとっても好かれている様子・・・ 。
そんな魅力的な先生の日々が手に取るようにわかり、
私も主人公の香恵ちゃんと同じように
先生のクラスの一員になったような幸せな気持ちでした。
伊吹先生の人間性がこの本の最大の魅力ではないでしょうか?

本編のあとにあとがきを読んでさらに感動〜ポロリ
ぐっとくる真実がわかり、もう1回泣いてしまいましたあせあせ
こんなに素敵な読後感を味わえた本は久しぶりです。

雫井脩介さんというと「犯人に告ぐ」の印象が強いけど、
あのイメージで読んではダメ!!
実は幅広いジャンルを書ける器用な作家なのかもしれません。
今後も多ジャンルに挑戦してくれることを期待しますムード
| comments(0) | trackbacks(0) | 18:29 | category:    雫井脩介 |
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