隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 夜行
評価:
森見 登美彦
小学館
¥ 1,512
(2016-10-25)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 夜行 / 森見登美彦(小学館)

 

 個人的な評価 ☆☆☆

 

私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、

長谷川さんは突然姿を消した。
十年ぶりに鞍馬に集まったのは、

おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
私たちは全員、

岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ傑作。

 

 

 

(感想)

 

森見さんの作品は日本(京都)らしい和のテイストでありながらも、

煌びやかでPOPできらきらはめちゃめちゃ楽しい印象です。

ですが今回は180度違って、漆黒の闇を思わせるダークで怪しげな作品。

ゆるめのホラーといっても言ってもいいでしょう。

今までとはまったく違う世界観に驚かされました。

 

昔の仲間が久しぶりに集まり、

それぞれが体験した不思議な出来事を語る・・・という流れなのだけど、

最後のオチには圧巻だったわりに、

仲間たちの語る不思議体験の部分はおさまりが悪くもやもやが残ります。

雰囲気はいいのに、

もっと味わい深い余韻が残るような読後感にはできなかったのでしょうか。

 

物語のキーとなるのは「夜行」「曙光」という2つの銅版画の作品群。

この小説のタイトルが「夜行」であるならば、

この作品の対となる作品という立ち位置で、

もう一つの世界を描いた「曙光」という作品も書けばいいのに。

てか、「曙光」という作品がないのが不思議なくらいなのですが・・・。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:41 | category:    森見登美彦 |
# 有頂天家族 二代目の帰朝
JUGEMテーマ:小説全般

 有頂天家族 二代目の帰朝 / 森見登美彦(幻冬舎)
 
 評価 ☆☆☆☆


狸の名門下鴨家の三男・矢三郎は、
親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。
ある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝。
狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。
阿呆の誇りを賭けて、尊敬すべき師を、愛する者たちを、毛深き命を守れ!
待ちに待った毛玉物語、再び。
愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。



(感想)

あの愛すべき毛玉達が帰ってきました!
「有頂天家族」の第2弾です。

煌びやかでファンタジーのような世界。
前作同様、この作品は自分のできる限りのイマジネーションをふくらませて読むこと!
それができるかどうかで、この作品を思いっきり楽しめるかどうかが決まります。
こんなに想像力をフル回転させられる小説は他にありません。
自分が京都に詳しくなく(修学旅行で1度行ったきり)、
細部まで想像できてないであろうことがほんとにほんとに悔しいです

おなじみのキャラから新キャラまで今回も魅力的なキャラクターがたくさん。
ありえない世界観のありえない設定にワクワクハラハラしっぱなしですが、
決して楽しいだけじゃない。
時にひんやりとする冷酷さあり、名誉をかけた戦いあり、
人間・狸・天狗の垣根を越えたほんとうにスケールの大きな作品です。

毛深い恋模様にもキュンとするなぁ。今後、どうなっていくのかなぁ。
ああ・・・続きを読めるのは何年後になるのでしょうか・・・。
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:17 | category:    森見登美彦 |
# 聖なる怠け者の冒険
評価:
森見 登美彦
朝日新聞出版
¥ 1,680
(2013-05-21)

JUGEMテーマ:小説全般

 聖なる怠け者の冒険 / 森見登美彦(朝日新聞出版)

 
  
 評価 ☆☆☆



森見登美彦、久しぶり〜。
いつもなら図書館で済ませるんだけど、
あまりに嬉しくって、単行本買っちゃいました♪♪

主人公は社会人2年目の怠け者・小和田君。
ある朝目覚めると小学校の校庭に縛られていて、
隣には狸の仮面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる怪人がいる。
しかも、そのぽんぽこ仮面から「跡を継げ」と言われる!!
ここから小和田君の果てしなく長く、奇想天外な一日がはじまります・・・・。

今作はドタバタしすぎて、
ちょっと追いていかれてる感も否めなかった。
宵山の一日を描くのだけど、
あまりに時間が進まなくて、のんびりしすぎてる気もした。
でもでもやっぱりモリミーは京都を舞台にしたこのテイストの作品でないと!!
妖しく、馬鹿馬鹿しく、他作品とのリンクが嬉しい・・・この3つが命!
モリミーの作品を読むたびに、
京都に住んでいる人や京都に詳しい人をうらやましく思います。
京都を知ってると知らないのとではおそらく楽しめ方が全然違うと思う。
くぅ〜、悔しい(>_<)

ぽんぽこ仮面もいいけど、恩田先輩と桃木さんカップルが大好きです。
なに?このマイペースっぷりはww憧れるんですけどww

これまでの作品に比べ、
大笑いを誘う爆発力には欠けている気がしたけど、
この人にしか書けない世界観は健在でした。

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:02 | category:    森見登美彦 |
# 四畳半王国見聞録
評価:
森見 登美彦
新潮社
¥ 1,470
(2011-01-28)
コメント:阿呆すぎて阿呆すぎて・・・もう私にはわからない

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 四畳半王国見聞録 / 森見登美彦
 ● 新潮社
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆
数式による恋人の存在証明に挑む阿呆。
桃色映像のモザイクを自由自在に操る阿呆。
心が凹むと空間まで凹ませる阿呆。
しかし彼らを阿呆と呼ぶなかれ!
狭小な正方形に立て篭もる彼らの妄想は壮大な王国を築き上げ、やがて世界に通じる扉となり…。徹底して純粋な阿呆たち。7つの宇宙規模的妄想が、京の都を跋扈する。
 

(感想)

これでもかというほどにモリミーらしさを感じます。
阿呆すぎて阿呆すぎて、もう私はついていけない。
阿呆を極めると小難しい世界へ入って行ってしまうのか、私の理解を超えています。
そのせいかなんだか読みにくさも感じちゃって、☆は2つにしました。
つまり、私が「凡人」だということなんでしょうけど・・・。

前半の3編はストーリーらしいものがなくて、ただ流されるままに読みすすめた感じ。
いつまでたっても作品の軸をつかめず、ぼやけた印象。
ただし4つめの「大日本凡人會」はちゃんとストーリーがあり、読みやすく、
続く5つめの「四畳半統括委員会」もまあまあ。

「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話体系」あたりからのリンクによって構成されています。
これらを読んでいない人は決して読むべからず。
| comments(2) | trackbacks(2) | 16:28 | category:    森見登美彦 |
# ペンギン・ハイウェイ
評価:
森見 登美彦
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,680
(2010-05-29)
コメント:新境地なんだろうけど・・・

JUGEMテーマ:小説全般
 ● ペンギン・ハイウェイ / 森見登美彦
 ● 角川書店
 ● 1680円
 ● 評価 ☆☆
小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。
この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、
その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。
 

(感想)

表紙のデザインがらしくなくて、なんとなく「これは今までとは違うのかも」って予感はあった。
けど、予備知識ナシ読んだので、腰を抜かしそうになりました。

モリミーの新境地。
「これはこれで好き」というファンが多いようだけど、私、全然面白くなかった
モリミーの本だから、なんとかこらえたけど、そうでないなら途中でギブアップしてたかも。
理屈っぽくて、不思議ワールドではあるんだけど、
「夏休みにぴったりなお話」みたいな空気って私は苦手。
読むのにすごーい時間がかかってしまった。

けど、主人公のお父さんは素敵だったな。
必要なことや大事なことを「教える」んじゃなくて「考えさせて」くれるお父さん。
とっても地味な人に思えるんだけど、私は登場人物のなかではいちばん好き。

たくさんのペンギンが街を歩いてるイメージは、
モリミーワールドのお祭りみたいな雰囲気はあるんだけど、私には合わなかった。
やっぱモリミー作品には「腐れ大学生」がでてこないとっ
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:39 | category:    森見登美彦 |
# 宵山万華鏡
評価:
森見登美彦
集英社
¥ 1,365
(2009-07-03)
コメント:表紙の妖しく、面白く、キラキラ不思議な雰囲気がすべてを物語っています。

JUGEMテーマ:小説全般
● 宵山万華鏡 / 森見登美彦
● 集英社
● 1365円
● 評価 ☆☆☆
祇園祭宵山の京都。
熱気あふれる祭りの夜には、現実と妖しの世界が入り乱れ、
気をつけないと「大切な人」を失ってしまう―。
幼い姉妹、ヘタレ大学生達、怪しげな骨董屋、失踪事件に巻き込まれた過去をもつ叔父と姪。
様々な事情と思惑を抱え、人々は宵山へと迷い込んでいく。
くるくる回り続けるこの夜を抜け出すことはできるのか・・・。



(感想)

昨日、ちょうど祇園祭の様子がニュースで流れていました。
すごーい賑わいだったぁ
いいタイミングでこの本を読めたことが嬉しかったです

森見さんの作品をたくさん読んでいる人ほど楽しめる要素の多い作品。
キラッキラした表紙のイメージそのもの。
妖しく、面白く、森見登美彦らしく、よーく見てください。
それだけで楽しい気分になれます。
(カバーもはずしてみてくださいね)

京都のお祭り「祇園祭宵山」を舞台にした連作短編集。
あるお話は幻想的で、またあるお話はちょっと怖くて、でもバカバカしいお話もあり、
このお祭りのいろんな姿を見せてくれる。
“万華鏡”とはうまくいったものですね。
くるくるといろんな角度からお祭りの一夜を映し出し、
ほんとうに万華鏡を通して見ているような、不思議な味わいがありました。

お祭りって夜店が並んで、賑やかなお神輿や踊りの行列が練り歩き、
ワイワイと楽しいイメージを浮かべがちだけど、
本来は「まつり」とは神を祀ること、またはその儀式のことです。
その厳粛で歴史を感じさせる重みをこの作品は汚すことなく、
逆に京都という土地の持つ魅力と森見作品の古めかしい雰囲気がそれを十分に活かしています。

うーん、でも私が森見ワールドに慣れちゃったのでしょうか・・・
他の作品でも使い古されたアイテムが多いというのもあるかなぁ。
森見さんの本って読み終わった後もその不思議な世界から抜け出せないような
ボーっとした漂うような浮遊感から逃れられないことが多かったのだけど今回のはインパクトが少ない。
胸キュンもなければ、大笑いもない。
独特の世界観は素晴らしいのだけれど、
小説としての面白味はこれまでの作品に比べると薄いかも
| comments(0) | trackbacks(1) | 10:30 | category:    森見登美彦 |
# 恋文の技術
評価:
森見 登美彦
ポプラ社
¥ 1,575
(2009-03)
コメント:文通・・・なつかしい響きです

JUGEMテーマ:小説全般

● 恋文の技術/森見登美彦
● ポプラ社
● 1575円
● 評価 ☆☆☆☆
京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が一人。
無聊を慰めるべく、文通武者修行と称して京都に住むかつての仲間たちに手紙を書きまくる。
友人の恋の相談に乗り、妹に説教を垂れ次々と手紙を書いていく日々だが、
本当に気持ちを伝えたい人には、思うような手紙は書けなくて・・・。



(感想)
友人、先輩、妹など遠く離れた人たちに手紙を書きまくる主人公。
この本は最後までずーっと書簡の形式です。
往復書簡の形ではなく、あくまで主人公が書いた一方的な手紙のみという独特なもの。
でも、それぞれの人間関係や個性まで鮮やかに読み取れるからすごい。
読み進めるごとに各エピソードがどんどんつながり、起こった出来事の全貌が見えてくる。
パズルがきれいに埋まっていくようで面白い趣向でした。
今の日本からはなくなったと思われる“文通”を題材とするところも、
古き良き懐かしチックな香りのする森見ワールドにピッタリです


私の大好きな“パンツ総番長”の話題が出てきたり、
森見ワールドを愛する人には嬉しい小ネタもたくさん散りばめられています
阿呆ばっかで、どっかヘンで、・・・でも、このゆる〜いバカバカしさがいいんだよな。


そもそも主人公は小学生のころ、文通するのが大好きだった。
なぜそんなにも文通に夢中になったのか、彼はこう考えている。
“手紙を書いている間、ポストまで歩いていく道中、返信が来るまで長い間、
 それを含めて「手紙を書く」ということだったから”
、と。 
実は私もかつては文通ガールでした。
よく、雑誌の文通コーナーに載ってる人に手紙を出したりしたもんですよ。
メールとは違う良さがあるんですよね。
毎日郵便受けをのぞいて、いつ届くかいつ届くかと手紙を待つという行為は
もどかしくも本当にワクワクするものだったなぁ
あのころを思い出して、もう一度知らない誰かと文通してみたい気持ちがよみがえってきました。
(でも、今の世の中でそんなことをしたいと思う人はもういないんだろうなぁ

| comments(0) | trackbacks(0) | 10:34 | category:    森見登美彦 |
# 【新釈】 走れメロス 他四篇
新釈 走れメロス 他四篇
新釈 走れメロス 他四篇
森見 登美彦
JUGEMテーマ:読書

【新釈】 走れメロス 他四篇/森見登美彦
祥伝社
1470円
評価 ☆☆☆☆
あの名作が、京の都に甦る!?
暴走する恋と友情――。
異様なテンションで京都の街を突っ走る表題作をはじめ、
先達への敬意(リスペクト)が切なさと笑いをさそう、五つの傑作短編。
若き文士・森見登美彦の近代文学リミックス集ぴかぴか



(感想)
「山月記」「藪の中」「走れメロス」
「桜の森の満開の下」「百物語」。
名の知れた古典的名作をモリミー流に料理してしまったすごーく大胆な試みの本!!


5つとも京大の「腐れ大学生」が主人公。
本編中の5つの話の登場人物などは少しずつリンクしていて、
連作短編集の味わいもあります。
詭弁論部」「図書館警察」など森見ワールドではおなじみのキーワードも多数登場するので、
モリミーファンはニヤリとすることでしょう猫2

名作を下敷きにしているのは間違いないんだけど、
自分の持ち味をこれ以上無理!!ってくらいに詰め込んで、
完全に自分の世界に染め上げてしまってるのはすごいラブ
才能はもちろん、その勇気と潔さもすごい。
やられてしまった歴史的文豪たちもきっと驚いてるでしょうね(笑)

いちばん好きなのは「走れメロス」。
オリジナルになじみがあるし、
モリミー流のバカバカしさがいちばん色濃く出てるのもこれだから。
こんな友情もいいなぁ。
こんなバカな友情を素敵だと思える自分も素敵だなぁ。
最後の踊りの場面では笑い以外にもなーんかこみ上げるものがあった。

今も昔も若者たちの「苦悩」の素って根本的に変わらない。
だから現代の人も古典小説を楽しめるんだニコニコ
小説に限らず、本当にいいものって永遠なんだね。

しっかし・・・。
モリミーを読んでいるおかげで
私の中でもう完全に「京大生 = 変人」っていう公式が生まれてるなぁ汗

☆を4つにしたのは、
私が5つすべてのオリジナルを読んでいるわけではないから。
文学ファンとして恥ずかしいのかもなひやひや
それでも十分面白かったけど、
オリジナルを読んでないとわからない面白さも絶対あったはずでしょ汗
そこを汲み取れなかったことにマイナス1。



●この本が好きな人におすすめなのは・・・
やっぱりオリジナル版ですよね。
山月記/中島敦
藪の中/芥川龍之介
走れメロス/太宰治
桜の森の満開の下/坂口安吾
百物語/森鴎外
| comments(2) | trackbacks(1) | 13:40 | category:    森見登美彦 |
# 有頂天家族
有頂天家族
有頂天家族
森見 登美彦
有頂天家族/森見登美彦
幻冬舎
1575円
評価 ☆☆☆☆☆
我らの父は偉大なるその血を、律儀に4つに分けた。
長兄には責任感だけ、次兄は陽気な性格だけ、
三兄の私は阿呆ぶりだけ、末の弟は純真さだけ。
てんでバラバラの4人をつなぐのは母の海よりも深い愛と、
偉大なる父とのサヨナラ・・・。
父の死からすっかり落ちぶれた4兄弟・・・しかも彼らは狸!
京都を舞台に、一族の誇りをかけた青春ファンタジー。




(感想)
面白かった〜ニコニコ

人間・天狗・狸が暮らす街・京都が舞台。
京都という地の持つ奥ゆかしく味わいのある風景が
この3つの種族が共存する不思議さと見事にマッチしています。

はじめは相変わらずのモリミー節のバカバカしさに
呆れつつも楽しく読んでいたのですが、
父の死の真相がわかるにつれて怒涛の展開に!
いちいち驚きの声をあげ、
愛すべき毛玉たちに声援を送りながら熱い気持ちで読みました。

奥ゆかしさ・バカバカしさ・妖艶さ、この3つの絶妙なバランス感。
そして主人公がかわいい狸だっていう力の抜け具合。
バカバカしさをしっかり保ちながらも感動させてくれるから凄い。

登場人物の鮮やかな個性も魅力☆
4兄弟、悪の双子金閣・銀閣、赤玉先生、弁天、海星・・・みんな大好きぴかぴか
悪役すらも、そのおバカぶりを愛せてしまうのです猫2

達磨・偽電気ブランバーなど
他の作品にも出てくるアイテムが効果的に使われてるのもファンには嬉しいおはな
モリミーファンのはしくれとして、
いつか私も偽電気ブランを飲んでみたいものですウィンク

巻末では第二部の始動が大きく予告されてあり、
今後も毛玉4兄弟の活躍から目が離せません。
| comments(4) | trackbacks(3) | 11:57 | category:    森見登美彦 |
# 四畳半神話大系
四畳半神話大系
四畳半神話大系
森見 登美彦
四畳半神話大系/森見登美彦
太田出版
1764円
評価 ☆☆☆☆
映画サークルカチンコ「みそぎ」、
≪弟子求ム≫という奇想天外なビラ、
ソフトボ−ルサークル野球「ほんわか」、
そして秘密機関「福猫飯店」。
キャンパスはサークルの勧誘員達でにぎわっていた。
私に幻の至宝といわれる「薔薇色のキャンパスライフ」をもたらしてくれるのは
果たしてどのサークルか。
「夜は短し歩けよ乙女」の原点!
樋口(自称・天狗)と羽貫(酔うビールと人の顔を舐める女)コンビがここでも活躍ぴかぴか
京都が舞台のパラレルワールド大学物語。



(感想)
モリミーはもちろん、
「夜は短し歩けよ乙女」で自称・天狗の変人、樋口さんのファンラブになってしまったので、
なんとしても読まねばっ!!と手にしました。

主人公は迷ってます。
薔薇色のキャンパスライフを手に入れるにはどのサークルに入れば良いのか。
気になるサークルは4つ。
しかし薔薇色の大学生活を必死につかもうとしてるのに、
他人の不幸をおかずにして飯が3杯食える男・小津の策略により
望まぬ方向へ転がり落ちていく主人公の滑稽さがたまりません。
第2章を読みはじめると、この作品の仕掛けに気づくでしょう。
パラレルワールドのように展開していくのですが、
もどかしく、やるせなく、悲しみつつ笑えます。

各章、内容はまったく違うのに
起承転結の起と結だけはしっかり形がある。
その組て方の見事さにも注目です拍手

著者は1979年生まれ。今現在、まだ20代です。
このお年で言葉をここまで巧みに操れるなんてそれだけで凄い。
1ページ読んだだけでその言葉のセンスにやられるはず猫2
私もモリミーと運命の黒い糸で結ばれたいわーニコニコ



●この本を好きな人におすすめなのは・・・
「夜は短し歩けよ乙女」/森見登美彦
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:47 | category:    森見登美彦 |
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