隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 緊急版  年収120万円時代 -生き抜くための知恵と工夫-
緊急版 年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫-
緊急版 年収120万円時代-生き抜くための知恵と工夫-
森永 卓郎
緊急版  年収120万円時代 -生き抜くための知恵と工夫-/森永卓郎
あ・うん
1470円
評価 ☆☆☆
私は3年前にこう予測しました。
「将来的に日本社会は三極分化し、年収3億円以上のA層が約1パーセント、
年収300万円クラスのB層が約5割、年収120万円暮クラスのC層が約4割になる。
しかし、悲観することはありません。
年収300万でも工夫次第で豊かな暮らしはできますよ」と。
しかし、私はこの予測は甘かったと反省しています。
予測の実現は思った以上に早く訪れ、
多くの労働者が年収300万どころか120万生活に突き落とされかけてます。
この厳しい時代をどう生きていくのか・・・知恵と工夫の生き方のススメ。



(感想)
著者は数年前に「年収300万円時代を生き抜く経済学」という本読書も書いていますが、
今回、テーマが300万が120万まで引き下げられましたショック
これだけでも激しい危機感が募りますあせあせ

現状は次第に悪化していて、
年収120万の中で工夫してやっていきましょうという状態では既になく、
何が何でも年収300万を確保するべく、
副業等の必要性などが論じられています。

そもそも私たちが庶民感覚でしか世の中の現状を見られないのと同じく、
法律を決め、世の中を動かしていく政界・財界の人たちは
あくまで自分たちの感覚で、
自分たちの生活が良くなるようにという視点しか持ち合わせていません。
だからホワイトカラー・エグゼンプションなんて
私達からしたらとんでもない話が持ち上がってくる。
これでは本当の意味での景気回復なんて夢のまた夢、
いつまでたっても私たちのような底辺までに行き届くことはない。

収入がない人ほど結婚率も低い、子供赤ちゃんが産めない、
満足な教育学校を受けさせられない。
今、日本が抱えている少子化、学力の低下・・・
すべては一本の線でつながっています。
私たちはその「危機感」を認識し、
「自分の身は自分で守る」、この決意を持つことが重要
です。

新しい情報は特にありませんでしたが、
今の状況を恐ろしいほどまでに認識させられる本でした。



●この本が好きな人におすすめなのは・・・
年収300万円時代を生き抜く経済学/森永卓郎
ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る/門倉貴史
| comments(0) | trackbacks(1) | 10:11 | category: 作家名 ま行 |
# 下流社会 新たな階層集団の出現
下流社会 新たな階層集団の出現
下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展
下流社会 新たな階層集団の出現/三浦展
光文社新書
819円
評価 ☆☆☆
「下流」とは、単に所得が低いということではない。
コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、
つまり総じて人生への意欲が低いのである。
その結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。
若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。
マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、
階層問題における初の消費社会論。




(感想)
あくまで都市部のデータを元に書かれた本で、
地方に住む私にはまったく説得力がありませんでした。


“年収300万では結婚できない”なんて地方ではありえないですからモゴモゴ

表があまりにも多く、
その票を補足説明するような数字を並べただけの文章。
その膨大なデータ達も偏っていて説得力に欠ける。
テーマとしては面白いけど、読ませる文章としての魅力はありません。

悔しいけど、図星のいいところをついてる部分もあるにはあるけどたらーっ

けど、下流 = ダラダラ生きている的な考えはどうなんだろう。
内向的な性格で、地味に生きている人までもを下流としてくくるのは
差別的な印象もぬぐえない。

三浦さんの考え方に当てはめれば、
私は下流にあてはまってしまうけど、
自分の趣味思考や性格を所得が少ないからとか
育ちのせいにはされたくない。
少ない収入の中でも、
その収入の中でできる限りの
生活をすることの何がいけないの!?

この本を読んで、
自分のアイデンティティを批判されたような
嫌な気持ちになったことも否めません。

しかし、自分とはまったく階層の人達の考え方を知れたのはよかったかも猫2
各階層の女性達女のインタビューは面白かった。
私の周りには下流の人しかいないので、
いろんな人がいるんだなー、と。


●この本が好きな人におすすめなのは・・・
ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る/門倉高史
| comments(2) | trackbacks(0) | 12:00 | category: 作家名 ま行 |
# とんまつりJAPAN―日本全国とんまな祭りガイド
とんまつりJAPAN―日本全国とんまな祭りガイド
とんまつりJAPAN―日本全国とんまな祭りガイド
みうら じゅん
とんまつりJAPAN―日本全国とんまな祭りガイド/みうらじゅん
集英社文庫
580円
評価 ☆☆☆☆
思わずツッコミたくなる珍祭・奇祭が大集結!
尻振り祭りうじ虫祭りなど、
日本各地で今も脈々と息づく
とんまな祭り=「とんまつり」をみうらじゅんが突撃レポートグッド



(感想)
全国各地のとんまな祭り = とんまつりを巡った祭り紀行。

さすが、みうらじゅんさんの探してくる
“面白いもの”にははずれがない(笑)

どの祭りもツッミどころ満載猫2チョキ
特に人がついつい隠したがる“性”に対して、
あまりにも開放的な祭りが多いことには驚きました。


天狗(男)とお多福(女)の面をかぶった人が
見物客の前で和合シーン(もちろん“しているふり”だけですが)を披露する祭り・・・。

あきらかに性器とわかるような形のみこしを担いで町を練り歩く祭り・・・。

もちろん、そばの土産物屋で売っている土産は性器の形をしたグッズの数々。

その祭りに対する地元の人の麻痺っぷりは、
みうらさんをはじめ私達部外者にはあまりにも強烈びっくり

そういった性に通じるような祭りだけでなく、
ふざけてるとしか思えない笑える祭りも多彩ぴかぴか

それらすべてを地元の人は
毎年まじめに執り行っているんですよね〜。
きちんとした意味があるからこ続ける祭り・・・
奥の深さを痛感しましたわーい
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:34 | category: 作家名 ま行 |
# 瑠奈子のキッチン
瑠奈子のキッチン
瑠奈子のキッチン
松尾 由美
瑠奈子のキッチン/松尾由美
講談社
1890円
評価 ☆☆☆
台所ディナーは快楽と陰謀うずまく地下世界への入り口だった!?
あなたはイヤなことから顔をそむけていませんか?
もしも、日頃面倒くさいと思っていることを、
圧倒的に楽にしてくれる品物があったなら・・・
手に入れたいと思いませんか?
主婦の平凡な日常を揺るがす新感覚サスペンス。



(感想)
SFでもなくサスペンスとも言い難いジャンルの作品。

新感覚ではありながら、
主婦の日常的な部分を突いています。

食器洗い、生ゴミの処理・・・
できれば手を抜きたい面倒な部分をえぐられ、
私たち主婦にはなんとな〜く心が痛いかも汗

自分さえ楽になれば、
自分には関係のないことや未来のことには目を向けなくてもいいの?

そんな普段はあまり考えないようなことにも
少しだけ目を向けさせてくれる作品でしたニコニコ

主婦としてちょっとだけ、
生活を見直す機会を与えてくれました。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:16 | category: 作家名 ま行 |
# 平成マシンガンズ
平成マシンガンズ
平成マシンガンズ
三並 夏
平成マシンガンズ/三並夏
河出書房新社
1050円
評価 ☆☆☆
あたしの夢には死神が降臨する・・・。
ボロのジーンズに出刃包丁をもって夢に現れる男。
あたしはそいつが差し出すマシンガン銃を撃っては、
頭を撫でられていた。
史上最年少15歳による第42回文藝賞受賞作。


(感想)
やはり「中学生が書いた」ということを抜きにしては
この小説読書は語れない気がします。

この年の子にしてはよく書けてるんだろうけど、
文学に年齢は関係ない。
大人と肩を並べたら劣るのは事実。
このレベルに賞を与える文藝賞はやっぱり信用できませんぶー

点や丸を極力使わないスタイルは今や珍しくもなんともない。
二番煎じ三番煎じで、
他の作家のスタイルをあざとく真似したつもりが、
もはや今の読者には通用しなかったという感じでしらけます。

結末の結び方も弱い。
平成マシンガンズという、パンチの効いたタイトルが泣いてるよ爆弾
とにかく“マシンガン”をもっと効果的に使わないと!!
マシンガンが活きたのはラストの一部分だけで、
それがとてももったいなかったです。

変なカッコをつけたり、背伸びをするのは損。
これからに期待しましょう嬉しい

●この本を好きな人におすすめなのは・・・
黒冷水/羽田圭介
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:21 | category: 作家名 ま行 |
# 介護入門
介護入門
介護入門
モブ・ノリオ
介護入門/モブノリオ
文藝春秋
1050円
評価 ☆☆☆
29歳、無職の〈俺〉。
寝たきりの祖母を自宅で介護し、大麻に耽る――。
饒舌な文体でリアルに介護と家族とを問う、衝撃のデビュー作。

(感想)
金髪で決まった仕事もない男が、寝たきりになったおばあちゃんの介護をする。
おしめを取り替えたり、食事を食べさせてあげたり一生懸命介護するのだけれど、
そうではない時間は自室で大麻に耽る・・・。

しかし彼は、嫌々ながら介護しているわけでない。
真剣そのもの。
その介護の様子や現在の介護問題に対する彼なりの考えなどを
ラップ調ムードの文章にのせて語るという変わった本。

その独特のスタイルが芥川賞受賞の要因になったのかもしれないけれど、
その文体がどうこう以前に「いいことが書かれてある本読書」だと思います。

主人公のおばあちゃんに対する愛情ラブが随所に見られ、
思わず目頭が熱くなるような場面もありました悲しい

私たちのような、まだ親や家族の介護など経験したことのない若い世代にも
介護の壮絶さや葛藤などリアルに伝わってきます。
あえて、ラップになんかしなくてもちゃんと伝わったのに・・・。
この文体のおかげで多少読みにくかったことは事実ですたらーっ

ま、ラップ調というもの珍しさが
勝因なんだろうけどねぇー。

もし私の周りの人が寝たきりになり、
私が介護しなければならないような時がきたら、
もう一度この本を読みたい。
そうすれば「汚い」とか「めんどうだ」とか思わずに、
真心を込めた介護ができるような気がしますニコニコ
| comments(0) | trackbacks(0) | 09:33 | category: 作家名 ま行 |
# 愛のモンダイ
愛のモンダイ
愛のモンダイ
素樹 文生
愛のモンダイ/素樹文生
メディアファクトリー
1365円
評価 ☆☆☆
男は恋を語れない、女は恋しか語らない。
恋愛も友情も旅も音楽も文学も、そして毎日の生活も…すべては「愛の問題」なのだ!
男の切なさとナイーヴの謎を軽やかに描くエッセイ集。

(感想)
ぶっちゃけ素樹さんもファンだという
スピッツるんるんについて書いている箇所があると聞いたので読んでみたんです。
素樹さんのスピッツに対する賛辞は的確すぎて、
ここまで書くなんて恥ずかしいんじゃないかと思わせるほどの
愛情・尊敬の念にあふれておりました。
正直、ここまでこのバンドを正しい視点で評価した文章を読んだのは初めてです。

音楽としてより、文学として評価している。
しかも作家がそうしているという点に改めてこのバンドのすごさをかんじました。

「愛の問題」なんていうタイトルをみて、
甘ったるい恋愛本かと思っている人がいたら大間違いですよ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:28 | category: 作家名 ま行 |
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