隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< April 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
# 春から夏、やがて冬
評価:
歌野 晶午
文藝春秋
¥ 1,620
(2011-10)

JUGEMテーマ:小説全般

春から夏、やがて冬 / 歌野昌午(文藝春秋)

評価 ☆☆☆


スーパーの保安責任者の男と、万引き犯の女。
偶然の出会いは神の思い召しか、悪魔の罠か?
これは“絶望”と“救済”のミステリーだ。



最後の最後はどんでん返しのためのどんでん返しみたいな展開に
思わず「おいおい・・・ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ」。
結局、真実はなんだったのかすっきりしないままで終わってしまい、
もどかしさだけが残ります。

娘を事故で亡くし、その悲しみから逃れられず自ら命を絶った妻・・・。
1人になった平田の孤独ははかり知れず、ずーっと作品に暗い影が付きまとう。
どこかに光があってもよかったのに・・・。
誰も救われない、後味の悪い作品でした。

 
| comments(0) | trackbacks(0) | 09:06 | category:    歌野晶午 |
# 絶望ノート
評価:
歌野 晶午
幻冬舎
¥ 1,680
(2009-05)
コメント:暗すぎる話なのに読みやすい・・・不思議な作品でした

JUGEMテーマ:小説全般
● 絶望ノート / 歌野晶午 
● 幻冬舎
● 1680円
● 評価 ☆☆☆☆
中学2年の太刀川照音はいじめにあっていた。
体が小さいのも理由の一つだが、なによりも大きかったのは名前。
ジョン・レノンが好きな父親がつけた「照音(しょおん)」という変わった名前、
そして略すると「タチション」だということ・・・。
照音はその苦しみ、両親への不満を「絶望ノート」と名づけた日記帳に書き連ねていた。
そんな苦しい日々の中、ノートに「死ねばいいのに」と書いたクラスメートたちが
次々と怪我をしたり死んだりと不幸に襲われる。
不審に思った警察は両親と照音本人を取り調べるが・・・・・・。



(感想)

日記形式で綴られる残酷いじめ物語。
タイトルからしてダークで、手にとるのにも勇気がいりそうな本ですが・・・
とんでもない悪意にまみれながら気が滅入りつつも、なぜか読みやすいんだよな。

いじめを受けている中学生が、そのいじめの内容と恨みを綴ったノート。
息子からセロハンテープを借りようと机を開けた母親は偶然にもそのノートを見つけ、
そこではじめて息子がいじめにあっていることをしるのだけど、
歌野作品だけに、そこに綴られていること自体が真実かどうかすらあやしい・・・。
書いてあることをそのまんま信じちゃうか、疑って読むかでだいぶ違うと思う。
すべてが伏線なんじゃないかとビクビクしながら読んだりして(笑)
信じていたものさえ、読んでいくうちにグラついてくるし、
人物の印象もコロコロと変わってきます。

歌野さんといえばポカーンとしちゃうような「大ドンデン返し」。
これにも期待して間違いありませんっ
まさかそこまでつながっとるかーっ!?と意外なところにつながった点もあって、
畳みかけるように衝撃がきた!やー、驚かされました。

それにしても父親がいい年して常日頃からジョン・レノンのコスプレしてるって・・・。
それだけでもいじめの対象になるし、子供グレても仕方ないわ
照音くんには心から同情
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:28 | category:    歌野晶午 |
# 女王様と私
女王様と私
女王様と私
歌野 晶午
女王様と私/歌野晶午
角川書店
1680円
評価 ☆☆☆
真藤数馬は冴えないオタクだ。無職でもちろん独身。
でも「引きこもり」ってやつじゃない。
週1でビデオ屋にも行くし、秋葉原にも月1で出かけてる。
今日だって本当は可愛い妹と楽しいデートの予定だったんだどんっ
あの「女王様」に出逢うまでは・・・。


(感想)
歌野さんの本にはいつも
「そりゃないよ〜」というオチやトリックがあるのですが、
今回も見事にやられましたショック

すべてを知ったときに言い知れぬ脱力感が襲います。
ズルイよ、ズルすぎる・・・あせあせ

まったく!読者の「思い込み」を徹底的に利用している!

でも・・・すっかりはめられた私達の完敗ひやひや

妹(絵夢)のしゃべり方はまるで宇宙語です。
私にはちょっとなじみのない世界に違和感を覚えつつ。

オタク・秋葉原・・・
電車男などがヒットした今っぽい題材ですね。
今ならばこの分野に対しての意識が世間的に広い。
時代を描いた作品と言えます。
読むなら絶対今しかないですウィンク
| comments(0) | trackbacks(0) | 00:49 | category:    歌野晶午 |
# 葉桜の季節に君を想うということ
葉桜の季節に君を想うということ
葉桜の季節に君を想うということ
葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午
文藝春秋
1950円
評価 ☆☆☆
ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた
“何でもやってやろう屋”探偵・成瀬将虎。
恋愛あり、活劇ありの物語の行方は!?

(感想)
2004年版のこのミス1位王冠2に選ばれた作品。

「だまされた!」とか「ずるいどんっ」という話は聞いていたので、
せめて自分だけは騙されぬように、と最新の注意を払って読みすすめたつもりでしたが・・・
やられましたっびっくり
見事に騙されちゃいましたたらーっ

ミステリーとしては平凡だと思いますが、
騙された衝撃」がものすごいインパクト。
このインパクトが評価に値して、
1位に選ばれたのだと思います。
この衝撃をぜひ多くの方に味わっていただきたい。

作品としての評価は☆3つとまあまあですが、
別の意味でおすすめします。
どこで騙されたのか、誰もが読み返さずにはいられない本です(笑)
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:48 | category:    歌野晶午 |
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links