隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室

JUGEMテーマ:読書

 

 ダメ女たちの人生を変えた奇跡の料理教室 / キャサリーン・フリン 村井理子(訳)

 

 評価 ☆☆☆☆

 

加工食品に含まれる油脂や糖質による肥満問題が深刻なアメリカ。

フランスの一流料理教室を卒業した著者は、

料理に苦手意識を持ち加工食品に頼る女性10人を対象に料理教室を開く。

技術指導だけに留まらない教室での体験を通して、

「包丁が怖い」などと怯えていた受講生が自信をつけていく過程をドラマチックに描き、

料理がその人の人生と深く結びついていることを強く意識させる一冊。

 

 

 

(感想)

 

翻訳ものだからでしょうか?

文章・そして構成がものっすごく読みにくいです。

日本の小説を読みなれている人は読むのに苦労するかもしれません。

 

ただし、書いてあることはすごくいいことばかり!

「自分で料理すること・家族のために料理すること」って、

「自分・家族の血、肉、健康を作る」ことなんですよね。

これってまさに生きる上でいちばん大事な基本。責任重大!

料理が苦手な人にその技術だけでなく、食のあらゆる面からの指導をし、

楽しみながら意識を変えさせていくのが素晴らしいです。

 

国の違いもあるので、

日本の私達の食生活でこの本のすべてを取り入れるのは難しいけれど、

考えさせられること・驚くことたくさんあって勉強になりました。

丸鶏一羽買ってきて、

自分でさばいて余すことなく使いきれる女なんてサイコーにいい女だと思います!!

私もそんなカッコイイ女になりたい!

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# 異類婚姻譚
評価:
本谷 有希子
講談社
¥ 1,404
(2016-01-21)

JUGEMテーマ:小説全般

 異類婚姻譚 / 本谷有希子(講談社)

 評価 ☆☆☆


「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」
結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が一つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、
軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作ほか、「藁の夫」など短編3篇を収録。
第154回芥川龍之介賞受賞。



(感想)

「異類婚姻譚」は芥川賞受賞作ですが、芥川賞ってこういうものですよね。
いかにも芥川賞向けの世界観で、決してワクワク楽しめるものではありません。
雰囲気を味わう作品なんだと思います。

「異類婚姻譚」は夫婦の距離感をテーマにしたお話なんだと解釈しました。
夫婦の顔が似てくるというのはリアルでもたまに聞くことで、
それは日々同じものを食べ、
いつも一緒にいればそうなる・・・・ということなんだろうけど、
このお話の中での“似てきている”はどうやらそんなほのぼのとしたものではない。
現代人に対するかなりブラックな皮肉が込められているのだと思います。

表題作以外の3編も抽象的すぎて、だからなんなんだろう・・・と思ってしまい、
私には面白いものではありませんでした。純文学ってやっぱ私には難しいな〜。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:18 | category: 作家名 は行 |
# 流
評価:
東山 彰良
講談社
¥ 1,728
(2015-05-13)

JUGEMテーマ:小説全般

 流 / 東山彰良(講談社)

 評価 ☆☆☆☆


1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。
17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。
大陸から台湾、そして日本へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。
台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能が、はじめて己の血を解き放つ!
友情と初恋。流浪と決断。圧倒的物語。



(感想)

台湾が舞台の小説・・・・
直木賞を受賞していなかったらおそらく手にすることはなかったと思います。
うーん、重厚感たっぷりのいい読書タイムに酔いしれました!
風格があり、直木賞にふさわしい作品でした。
読んでよかったです。

台湾の歴史・戦争の生々しさ・暴力・・・
などなど私にはついていけない要素が多いのですが、
それでも引きつけられたのは圧倒的なスケール感。
そしてミステリー要素が織り込まれているからだと思います。
生きるエネルギーにあふれています。

女性読者の心をつかんだのは恋を綴る場面が多いからだと思いますが、
どうしても納得がいかなかったのは・・・「毛毛が身を引いた理由」。
なにこれ?過去のこんなエピソード、いらなくないですか??
毛毛が幸せになれなかったことはほんとに残念で、
そして主人公も最終的には離婚をし、
幸せにはなれなかったことを匂わせてるのもなぁ〜。
なんでこんなに報われないんだ・・・切なすぎる。

ラストをしめる一文が「あのころ、女の子のために駆けずりまわるのは、わたしたちの誇りだった」というのにも疑問が残ります。
これによって、なにやらほわんとした幕引きになり、
なんだか違う小説になったような気がしたのは私だけでしょうか???
主人公は女の子のためではなく、
どちらかというと友や祖父のために駆け回ってたんだけどなぁ・・・。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:52 | category: 作家名 は行 |
# どれほど脅迫されても書かずには死ねない 日本の真相! 2
JUGEMテーマ:ノンフィクション

 どれほど脅迫されても書かずには死ねない 日本の真相! 2 / 船瀬俊介(成甲書房)

 評価 ☆☆☆


「書けない」「言えない」新聞は怯え、テレビは沈黙。マスコミは死んだ…
警告をふりきり、真実をここに記す!




(感想)

「わが身に危険が迫ってもこれだけは伝えたい日本の真相!」の続編。
前作で免疫ができていたのか、前作ほどの恐怖はありませんでした。
でもまぁ、目次だけながめてもインパクトのある内容だと思います。

医療や経済の難しいことはわからないけど、危機感は感じます。
これをどこまで信じるかは自分次第。
本書の内容を批判をしてるわけじゃあないけれど、
すべてを鵜呑みにせず疑うくらいの冷静さが必要に思えてなりません。

本書のすべてを信じて、気を付けた生活をすれば安心かもしれません。
だけどおそらく周囲の理解は得にくく、暮らしにくくなることも事実です。
それでもいいのか、
それとも我慢をせずに好きなものを食べて周囲に足並みをそろえて生きるか・・・。
うーん、究極の選択ですね。
少なくとも今の私は電子レンジのない生活は考えられないし、
信じたい半面、暮らしにくさも感じ、私個人としては考えがまとまらずに葛藤します。

だけど1つだけ言えるのは、個人がどの道を選ぶかは自由だけど、
こういう事実を国民に隠しておくというのは卑怯だということ。
知ってるのと知らないのとでは大違い。まずは読んで、知ってください!
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:10 | category: 作家名 は行 |
# わが身に危険が迫ってもこれだけは伝えたい日本の真相!
JUGEMテーマ:ノンフィクション

 わが身に危険が迫ってもこれだけは伝えたい日本の真相! / 船瀬俊介(成甲書房)

 評価 ☆☆☆☆


今日もメディアは皮層の情報しか流さず、真相は闇の奥に隠蔽されている。
おそらく99%の人々は、この戦慄の事実に気づいてすらいない。
著者はその闇に隠された物を掘り起こし、国民に伝える。
これによって著者に危険が迫るかもしれないが、
ここまで明らかにしてくれた勇気には脱帽です。

抗がん剤は猛毒。これでガンは治せない。
輸血はする必要がない。塩水を飲ませるだけで十分OK。
リニアの乗客は安全基準の1万倍も被ばくする。

・・・・耳を疑うような恐ろしい事実が次々と綴られている中で、
主婦として身近な問題としていちばん恐怖を覚えたのは
「ヌードチキン」なるものの存在です。
遺伝子組み換え最新テクノロジーによって生み出された“羽のない鶏”。
想像するだけで鳥肌がたつようなこの鶏がすでに存在し、
世界の市場に出回っているかもしれないというから恐ろしい。
遺伝子組み換えではなく、品種改良によってうまれた新種で、
皮下脂肪が少ないからヘルシーだし、羽がないから加工もラクチン!!
なんて言い訳してるらしいけど、
・・・・そんなモンスターを食べられますか??

実際、この本に書いてあることをすべて信じて日々意識し、
危険を完璧に避けて生きるのはとても難しいことで、ほぼ無理に近い。
全部信じたらどこにも行けないし、もう何も食べられない。
呼吸すらするのが怖くなるかもしれない。
でもこの本を読んで、真実を知らないよりはずっといいと思った。
信じる自由も、選ぶ権利も自分自身にあるのだし、
この本に綴られた事柄をどこまで意識して生きるかは自分自身の問題だ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:30 | category: 作家名 は行 |
# 分福茶釜
JUGEMテーマ:エッセイ

 
 分福茶釜 / 細野晴臣(平凡社)

 
 評価 ☆☆☆

世間のこと、世界のこと、老いること、祈ること、そしてよりよく生きること―。
音楽家・細野晴臣が、二〇年来の仲間・鈴木惣一朗を聞き手に、
大事なことを「小声」で語った人生問答。
老若男女問わず、すべての人に「福」を「分」けてくれる、八〇講。

私はこの細野さんという人のことはよく知らない。
でも、なぜか私の周りにはこの人やYMOのファンの人がたくさんいて、
そんなこともあり、この本を手にとってみたのですが、
この人、ほんと「たぬき」(笑)
かっこよくないところがかっこいい。
こういう大人っていいと思う。
ウケ狙ってるつもりはないんだろうけど、クスッと笑っちゃうよ。
ゆるく、のほほーんとしたところに大きさを感じます。
細野さん自身は本書を通して、
読者に何かを教えようとかそんな気持ちはまったくなさそうだけど、
読者は多くのことを学ぶはずです。

あと、細野さんのお祖父さんがあのタイタニック号に乗っていて、
しかも生還した人だとさらっと書いてあって驚きでした。
YMOファンの夫に聞いたら「すごく有名なことだよ」ですって(笑)
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:56 | category: 作家名 は行 |
# フィンランド豊かさのメソッド
JUGEMテーマ:新書

 フィンランド 豊かさのメソッド  / 堀内都喜子(集英社新書)

 評価 ☆☆☆☆


フィンランドといえば・・・ムーミン・クリスマス・森林・かもめ食堂??
ほとんど知識のない国です。
どこにあるかもあやふやなほとんど知らない国・・・、
そんな国の経済・教育・雇用・文化などをあらゆる角度から知ることができ、
なんだか急にフィンランドを身近に思えました。
小難しい専門家の文章ではなく、
あくまで一般の一留学生の視点で語られているからサクサクと読めます。

1990年代に信じられないほどの大不況があり、
そこから今のフィンランドにまで急スピードで立ち直ったというのが凄い。
厳しい時代があったから今の豊かなフィンランドがあるのだと思うと
日本も見習わなければならない点は多いが、希望が持てました。

あらゆる面で当然、日本と比べてしまうのだけど、
フィンランドは日本で暮らす人々に比べて、のびのびと生きているように感じた。
なによりも手厚い教育が受けられ、
大人になっても学び、やり直しのチャンスが十分にあるのが羨ましい。
税金や失業率は高いようだけど、その分福祉が充実しているから手厚い保護が受けられる。
そういった希望や安心感が国民の精神の豊かさとなり、
子供の学力の高さが世界一などいい方向に向いているのではないかと思う。
 
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:29 | category: 作家名 は行 |
# 29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。
JUGEMテーマ:ノンフィクション
 ● 29歳の誕生日、あと1年で死のうと決めた。 / 葉山アマリ  
 ● 泰文堂  
 ● 1260円
 ● 評価 ☆☆☆  
彼女には絶望しかなかった。派遣切り、親の介護、婚約破棄。
絶望の中、彼女はあと1年だけ生きようと決めた。
人生最後の日はどこでどう過ごしたいのかはっきりとした“死に方”も見つけた。
どうせ死ぬのなら、すべて失ってもかまわない。
命日となるその日まで彼女がむしゃらな1年を追う“元気のでるノンフィクション”。
 

(感想)

新しく設立された「日本感動大賞」の大賞作品
プロが書いたものではないのでつたない文章ではあるけれど、それが功をなしたのか読みやすい。
内容も惹きつけるので、あっという間に読み終えてしまいました。

人って1年でこんなにたくさんのことができるんだ、そしてこんなに変われるんだ。
すべてをなくしたとき、人はこんなに強くなれる。
守るものや愛するものを持つ人は強いなんてよく言うけど、
それらをなーんにも持っていない人も怖いほど強い。
守るものがないから手段も選ばないし、何だってできてしまう。
この人は“死ぬ気でがんばる”をリアルにやっちゃった人なんですね。

いやなことにも、自分にはムリと思うようなことにも、迷わずチャレンジしていった姿勢がすごい。
妥協や甘えが一切ない。
ここまでの執念で1年間を歩ませた、その絶望の深さを思うと言葉になりません。

ただ、著者には本当に申し訳ないけど、私にはこれがノンフィクションだとはどうしても信じられない。
なんだかケータイ小説みたいに壮絶すぎて
そして最悪な状況の中にいる親を放り出した・・・そこが引っかかって素直に感動はできませんでした。

素直に受け入れられない私がいけないんでしょうね、ごめんなさい。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:06 | category: 作家名 は行 |
# 船に乗れ!
評価:
藤谷 治
ジャイブ
¥ 1,680
(2008-10-01)
コメント:音楽青春小説。これからますます面白くなりそう!

JUGEMテーマ:小説全般
 ● 船に乗れ! / 藤谷治
 ● JIVE
 ● 各1680円
 ● 3冊トータルでの評価 ☆☆☆☆

音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び芸高を受験したものの、あえなく失敗。
不本意ながらも3流の新生学園大学附属高校音楽科に進むが、
そこでフルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。
純度100パーセント超の青春音楽小説。


(感想)

音楽用語もクラシックもわからないし、
はじめはイマイチついていけないような気がしたけど、読み進めるほどにのめり込んでいった。
仲間と1つになって力を合わせて!みたいなさわやかな青春モノじゃないのが私にはよかったのかもしれない。
青春の実態は小説やドラマでよく見るようなさわやかなものなんかじゃない。
苦悩して、嫉妬して、もがいてもがいて時に負の感情にさいなまれて、自分に絶望しながら進む時間。
苦しんだからこそ大人になって思い出した時に、キラキラと輝いている。

夢にあふれ、キラキラした高校時代を描く(機砲世韻鼻
(供砲涼翦廚らは信じられないような展開に転がり、読むのがつらいほどです。
これには読者まで打ちのめされてしまうかも。
この強烈はショックはおそらく忘れられない。
何年かたって、この本がどんなお話だったのか忘れてしまったとしても、
「すごくショッックだった本」ってことだけはずっとずっと覚えていそうな気がする。
圧倒的な絶望感を経験した主人公が、この先どう生きていくのか待ち遠しくて、
心配でたまらない気持ちで(掘砲悄繊

(掘砲任澆鵑覆離皀筌皀笋鮨瓩胆擇觸侏荵があり、それぞれがそれぞれの進路に進む。
最近って小説も映画もドラマも、きれいで希望に満ちた、
あるいは絶望的に悲しいラストが用意されていることが多いけど、
この主人公の選択はすごく現実的だった。

希望や夢という船に乗るものもいる。
けど、諦めや現実という船に乗ることを選ぶ者だっているんだ。
主人公はしっかりと自分の目で、自分の乗る船を選んだ。
悩んだ末に見える景色が青空だとは限らない、人生ってそうやって進んでいくもの・・・・。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:29 | category: 作家名 は行 |
# スロープ
評価:
平田 俊子
講談社
¥ 1,680
(2010-01-30)
コメント:鍋屋横丁、ソロモン諸島、隠岐・・・

JUGEMテーマ:小説全般 
 ● スロープ / 平田俊子
 ● 講談社
 ● 1680円
 ● 評価 ☆☆
夫だった人に追い出されたのを機に、東京に住み始めて今年で19年・・・。
わたしはあのとき東京に自分を流した。
心の深みから湧き上がる言葉。海を越え、坂で遊ぶ、大人小説。


(感想)

たまーに、まだ一冊も読んだこともない、名前も聞いたことのない作家の本を読んでみたくなる。
今回もそのパターンだったのだけど、どうやら今回はハズレのようです。
内容がつまらなかったのは私個人の意見でしかないけど、
でも、150ページしかなくて、しかも文字もデカいのにこの価格はないんじゃない???
ああ・・・こういうのを「大人小説」というのであれば、私はずっと「子供小説」を読んでいたい。

主人公の女性はさまよっている。しっくりくる居場所が見つからないようだ。
19年前に夫だった人に追い出され、流されるように東京にたどりつき、
方南町・鍋屋横丁で暮らし、
コロンバンガラ島で戦死した伯父の慰霊巡礼ツアーでソロモン諸島へ旅し、
その報告も兼ねて実家のある隠岐を久しぶりに訪れ・・・。
なんだか次々と主人公が移動して、ついていくのが大変でした。
いとこの話とか、消防車の話とか必要???
うーん、まったくわからない。

感想をまとめるのさえ苦しいほど、印象が薄い。
そういう本が年に何冊かあるけど、これもそのなかの一冊。
こんな感想、ネット上に公開していいのかしら?
それすら罪悪感を覚えるほどです(^_^;)
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:56 | category: 作家名 は行 |
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