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JUGEMテーマ:小説全般
● 夏への扉 / ロバート・A・ハインライン(ハヤカワ文庫)
● 個人的な評価 ☆☆☆
ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。
家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。
1970年12月3日、かくいうぼくも、夏への扉を探していた。
最愛の恋人に裏切られ、
生命から二番目に大切な発明までだましとられたぼくの心は、
12月の空同様に凍てついていたのだ。
そんな時、「冷凍睡眠保険」のネオンサインにひきよせられて…永遠の名作。
(感想)
少し前に読んだ本の中にタイトルだけ出てきた作品。
調べてみると面白そうだったのでチェレンジしてみました。
SFとしては軽い部類のテイストなのだと思います。
昔の作品なので読みにくさは多少ありますが、SF独特の小難しさは少なかったです。
一人の男性の人生・感情を丁寧に描き、
人生物語として楽しめる作品だからSF初心者の私にも読了できたのだと思います。
ただ残念なのは、思ってたほど猫が出てこなかったこと!
猫が目当てで読んだのでちょっと残念でした。