隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 中野のお父さん
評価:
北村 薫
文藝春秋
¥ 1,512
(2015-09-12)

JUGEMテーマ:小説全般

 中野のお父さん / 北村薫(文藝春秋)

 評価 ☆☆


体育会系な文芸編集者の娘&定年間際の高校国語教師の父が挑むのは、
出版界に秘められた《日常の謎》。
大手出版社の文宝出版を舞台に繰り広げられる8つのミステリーの推理の結末やいかに!



(感想)

出版社に勤める娘が持ち帰った【謎】を、
定年間際の国語教師である父が解き明かすというスタイルのミステリー集。
ミステリーといっても、日常に潜む小さな謎ばかりなので、血生臭さはありません。

うーん、お父さんがまったく悩まずにすぐに解決してしまうのがな〜。
文学的な知識と洞察力があってこその推理なのだけど、
文学的な観点から謎を解かれても私にはちんぷんかんぷんで、
「ああ!そうか!という爽快感が味わえない点で謎解きものとしては物足りなかったです。

謎解きの面白さよりも、父娘のすごくいい関係がほほえましく、
それに関しては読んでいて気持ちがよかったです。
シリーズ化もありそうな予感ですな。
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:56 | category:    北村薫 |
# 鷺と雪
評価:
北村 薫
文藝春秋
¥ 1,470
(2009-04)
コメント:激動の時代の幕開け間近・・美しく味わい深い昭和初期の物語

JUGEMテーマ:小説全般 
 ● 鷺と雪 / 北村薫
 ● 文藝春秋
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆
浅草の暗黒街ですれ違ったルンペンの中に、
なぜか名門・滝沢家の子爵・吉広様にそっくりな人が。
妄想にしても度が過ぎているが・・・はたしてルンペンは子爵本人なのだろうか?
次々と訪れる日常の不思議を名家のご令嬢・英子お嬢様と
お抱え運転手のベッキーさんが解き明かす「ベッキーさん」シリーズ、完結編。
直木賞受賞作


(感想)

直木賞受賞作ってことはもちろん知っていたけど、
私ともあろうものが、これが「べッキーさんシリーズ」の作品だったとは知らず
1作目「街の灯」は読んでいたけれど、
2作目の「玻璃の天」は読まずに先にこっち読んじゃいました
うわー

昭和初期の香りがする味わい深い世界にうっとり
時代は決して明るいはずはないんだけど、
それでも蝶のようにしとやかに華麗に生きてる英子お嬢様のモダンな日常・・・
この時代独特の余韻に浸れます。
謎そのものにはそれほどインパクトはなく、やはり時代を味わう作品なんだろうなぁ。

最後の2,3ページの緊迫感といったら
特に最後の1行にはガツーンとやられました。とんでもないショックを残しつつ終わっちゃうのね。
この後、英子お嬢様たちは時代の渦に巻き込まれ、激動の時代を生きることになる。
それを知っている私たち読者はとても平静ではいられません。

でも、やっぱり先に「玻璃の天」を読んでおきたかった
| comments(0) | trackbacks(1) | 12:47 | category:    北村薫 |
# ひとがた流し
ひとがた流し
ひとがた流し
ひとがた流し/北村薫
朝日新聞社
1680円
評価 ☆☆☆
千波、牧子、美々の3人は親友。
アナウンサーの千波は朝のニュースのメインキャスターに抜擢された矢先、
不治の病を宣告される。
3人それぞれの思いと願い・・・涙なしでは読めない女達の物語。

(感想)
40を過ぎた3人の女性の友情と、
彼女達を取り囲む家族たちを描く感動作悲しいです。

それぞれが自分以外の大切な人を思う優しい気持ちに
涙がとまりませんでした。
人は1人では生きられない。
大切な人の悲しみや喜びに触れた時に、
頭で考えるより先に体で行動してしまうのが
本当の愛情なのかもなぁポッ

人を頼って寄りかかって生きることは
実は恥ずかしくも情けなくもなく、
むしろ、そんな存在がいることは誇れることなのかもしれません。

千波さんが飼っているギンジローという猫猫
とても効果的に関わっていて物語を彩っています。
特にイチョーヤさんのプロポーズラブにギンジローを絡めたとこなんか流石!!

題字・装画はおーなり由子さん。

●この本が好きな人におすすめなのは・・・
恋せども、愛せども/唯川恵
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:33 | category:    北村薫 |
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