隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# わたしたちは銀のフォークと薬を手にして

JUGEMテーマ:小説全般

 

 わたしたちは銀のフォークと薬を手にして / 島本理生(幻冬舎)

 

 評価 ☆☆☆

 

年上のエンジニア・椎名さんと仕事先で出会った知世。

美味しいものを一緒に食べる関係から、

少しずつ距離が近くなっていったある日、

椎名さんは衝撃の告白をするが……。

限られた時間。たった一度の出会い。特別じゃないわたしたちの、特別な日常。

 

 

 

(感想)

 

30すぎてそれなりに経験してきた大人の女性たちの、

うまくいかない恋を描く作品です。

ここ数年の島本理生はメンヘラ臭がキツくてつらかったけど、

今回は恋だのグルメだの女性の好きなものがふんだんに盛り込まれていて、

苦しくない島本理生はほんとうに久しぶりでした。

 

椎名さんと知世を見ていると、

同じものを美味しいと感じられたり、楽しめたり、

そんな日常の特別じゃないことの喜びを共有できる人と一緒にいることこそが

「シアワセ」なんだな〜としみじみ感じます。

恋愛って、特別なキラキラを求めてしまいがちだけど、

ほんとはそうじゃない。それとは真逆のものこそが大事。

ああ、二人の静かな幸せが長く続くこと、心から祈りたいです。

 

椎名さんのプロポーズの言葉も素敵だったけど、

それよりも不倫に悩む飯田ちゃんの

「気にいられないと興味すら持たれないけど、気にいられてセックスしたら、

好きになってしまうか終わってしまうかのどっちかだから、結局いいことない」

って言葉の方が私には刺さったなー。

私は不倫してる人を批判する気持ちとかはまったくなくて、

むしろ不倫なんて誰にとっても明日は我が身かもしれないくらいに思ってます。

だって、ときめきは日常のすぐそばにけっこう転がっているものですもんね。

ただたんに自分の立場を考えて、

行動にブレーキをかけられるかどうか、それだけの違いです。

それに対して「結局いいことない」って・・・なるほど!

納得できすぎて「そりゃそうだ」ってストンと共感できてしまいました。

あははっww

| comments(2) | trackbacks(0) | 15:55 | category:    島本理生 |
# イノセント
評価:
島本 理生
集英社
¥ 1,728
(2016-04-26)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 イノセント / 島本理生(集英社)

 

 評価 ☆☆☆

 

やり手経営者と、カソリックの神父。

美しい女性に惹き寄せられる、対照的な二人の男。

儚さと自堕落さ、過去も未来も引き受けられるのは―。

 

 

(感想)

 

はじめはとにかく気味が悪いんです。

比紗也は過去も含め、わからないところが多いし、

一方の真田も心配するフリして結局は女性を性的な対象でしか見れない男に見える。

読み進めて行っても、登場人物の心に寄り添うのが難しい作品でした。

 

比紗也は疲れ切り、

恋のときめきなんて忘れたような暮らしを送ってきたのかもしれないけど、

それでもやはり比紗也の心のときめきが描かれていないのは

恋愛感情ありきで紡がれる作品としては物足りない。

そして彼女が真田を信用しなかったように、

読者も彼女の心の本質を見極められないから信用も応援もできない。

比紗也、優しくしてくれる男には誰かれ構わず頼りすぎ。

そういうところが同性に嫌われ、男からも軽く見られるんだよ。

 

最終的に2人の男は男としての比紗也へのまっすぐな気持ちを見せたわけだし、

このタイトルは比紗也じゃなく、

2人の男の比紗也への気持ちを表したつもりなんだろな。

比紗也より男たちの心の揺れの方がよっぽど読み応え有りました。

店長もすごくいい味出してますね!!

 

島本理生の書く物は最近、メンヘラ臭が強くて読むのがつらいです。

そろそろこのテイストではない島本理生も見てみたいです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 11:05 | category:    島本理生 |
# 夏の裁断
評価:
島本 理生
文藝春秋
¥ 1,188
(2015-08-01)

JUGEMテーマ:小説全般

 夏の裁断/島本理生(文藝春秋)

 評価 ☆☆☆


過去に性的な傷をかかえる女性作家・萱野千紘の前にあらわれた編集者・柴田は悪魔のような男だった―。
胸苦しいほどの煩悶と、そこからの再生を見事に描いた傑作。



(感想)

どうにもこうにもこういう男はいかん。
これから一緒に仕事をしたい女性の胸に初対面で触れる軽さとか、
たま〜に「おまえ」って呼ぶあざとさとか
(*`・з・)ムッ
でも「危険」「正しくない」・・・そうわかっていても惹かれてしまうのが女の矛盾。
柴田のやり口を嫌悪するか、意識しちゃうか・・・
どっちにしても激しく気にしちゃうのも女の性。
主人公の過去に性的な傷がある云々は置いといて、
同じ女としてこの理性に抗えない本能をわかる?といわれれば、「わかる」・・・かな?
そこが女の弱いとこ、ダメなとこ。

柴田と千紘がそれぞれに抱える深い闇をもう少し掘り下げてほしかった。
特に柴田。この悪魔を形作るものがきちんと描かれてないからこそ、
このザワッとする気味の悪い不安定さを生みだしているのかもしれないけど、なんだか物足りない。
千紘が子供のころに大人に傷つけられた出来事にしてもはっきりしたことは何もわからず、
モヤッとしたものが残ります。

蒸し暑い夏のさなかにただひたすら自炊を繰り返す千紘の姿は、
まるで己そのものを切り刻んでいるかのようにも思え、読んでいて痛々しい。
千紘の求めているものがなんなのか結局わからなかった。
きっとこの人はまたこんな暗くて苦しい恋を繰り返す。
彼女にとっての「救い」はなんなんだろう?

しかし島本理生はどうしてこんな作品ばかり書くのだろう。
ここまで続くと、もう心配になるレベルでメンヘラ臭ハンパない。
本が切り刻まれる場面にしたって、こんなのはどんな作家でもつらいもの。
よく書けたものです。
ただただ読んでいて息苦しい。
でも、それでも私はきっと島本理生の作品を読み続けるだろうな。
そうさせる力はある作家なのです。だから目が離せません。
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:31 | category:    島本理生 |
# 匿名者のためのスピカ
JUGEMテーマ:小説全般

 匿名者のためのスピカ / 島本理生(祥伝社)

 評価 ☆☆


法科大学院生の笠井修吾は同級生の館林景織子に、
衝撃の過去を告白される。
修吾は景織子を守ると誓い、交際を始めた二人だったが
幸せな日々は突然終わりを告げる。
景織子の真意とは・・・・舞台は東京から日本最南端の島・波照間島へ。
著者が初めて挑む極限の恋愛サスペンス!




(感想)

うーん、島本理生。
最近、新境地というか冒険というか意欲作を連発してますね。
私はデビューしたばかりの頃のピュアな島本理生が好きだから、
作風が変わっていくのはさびしい。
最近の島本さんは幅の広い作家になろうともがいているように見えて、
なんだか複雑な気分で見ています。

結局のところ、景織子としては
「自分を愛してくれる人」「必要としてくれる人」「肯定してくれる人」が欲しかったのだと思う。
それが彼女にとっての存在意義なのだろう。そういう感情はわからなくもない。
エピローグでの景織子の言葉の中に、
「どうして正しいものと私が欲しいものはこんなにも違ってしまうのだろう」というのがあったけど、
これに関しては景織子の育った家庭環境に問題があったとか、精神に歪みがあるとかのお話じゃあない。
もう女の本能的な部分での感情だと思う。
笠井くんのような男性に近づいたのも、メスとして鼻が利いたってことだろうな。


恋愛サスペンスとしては中途半端。
七澤くんもまだまだ何かありそうな人物なのに、すっきり描かれていない。
読んでいる間中、ずーっとザラっとしたもやもやを抱えていました。
気持ちのいい作品ではなかったです。


タイトル「匿名者のためのスピカ」。
私、スピッツのファンなんですけど、
スピッツのファンは「おおぅ!?」と思うはずですが、はいその通り。
作品中にスピッツ出てきます♪♪
スピッツが出てくる小説はいくつか知ってるし、スピッツも島本理生も好きだけど、
これはいただけないな。
まず、この作品自体が島本理生のわりに完成度が高くはない。
そして、何よりアイツにスピッツ歌ってほしくなかった。
しかもこの曲、私がスピッツの中でいっちばん好きな曲なんだよーーーー!!
この使われ方は嬉しくないぞ(´ノω・。)
| comments(0) | trackbacks(0) | 23:49 | category:    島本理生 |
# Red
Red
評価:
島本 理生
中央公論新社
¥ 1,836
(2014-09-24)

JUGEMテーマ:小説全般

Red / 島本理生(中央公論新社)

評価 ☆☆☆☆


2歳の娘を持つ塔子は、友人の結婚式で元恋人と再会。
もし私と夫が三年間もセックスレスじゃなかったら・・・・・。
妻、母を生きる女が一線を越えるとき、そこにはどんな世界が待っているのか―。
島本理生が官能の世界に初めて挑む!



感想)

島本理生もこういう作品を書くようになったのですね。まず驚き!
性的な描写が多く、官能小説のようでもありましたがそれだけではありません。
性的な欲望だけじゃなく、精神的にも刺激を受け、前へ進む30代の女性の姿を描いています。

女性は結婚・出産を経験すると
「妻」「嫁」「母」「○○ちゃんのママ」など記号で扱われることが多くなり、
1人の「○○ ○○」という人間として見られることが少なくなります。
家庭のことで精一杯な日々を送っていると、
社会の一員としての自分の存在意義にふと疑問を感じてしまうこともあるでしょう。
そんな日々の中で自分を1人の女性・あるいは社会人として必要な存在として見てくれる男性が現れたら・・・・?
自分の中の空虚感やわだかまりが満たされて、そりゃあ心が揺さぶられるでしょうね。
その点は同じ女性として、主人公の気持ちもわかりました。
でも主人公は流されてるようにも感じ、全面的に共感はできないな・・・。
何年も「女」から遠ざかっていると、こんなにも簡単に落ちちゃうものなの?
この簡単さが同じ女として情けなかったというか・・・。
だけど、「自分なら絶対に大丈夫!」とは言い切れない気もして、そこもまた、ね・・・・(^_^;)

「どんなに高尚な本を読んだり複雑なシステムについて学んでも、
一番身近なコンビニの棚は、愛されだのモテだの婚活だの不妊治療だのの文字で埋め尽くされていて、
仕事の悩み特集は大半が白黒ページで、
外見も所作も内面もすべて美しくなってモテたり結婚したりするためのカラーページの影なのだ。
愛とは見返りを求めないこと。 純粋に与える愛こそ美しい。
そんな文句は、あくまで国の象徴のように生きながら、その実、結局は愛するだけじゃだめで、
愛されなきゃ意味がない、と堂々と主張している。
そんな世論を嫌悪しながらも、反発しながらも、その通りだと思った。」

ここ読んだどきに、やっぱり結局はそうなんだよな〜としみじみ感じました。
女が本当に本当に心の中でいちばん求めているものってやっぱこれなんだと思う。
女が欲しい物の本質。純粋に愛されること、そしてそれを疑わない安心感。

小鷹という男性が物語のスパイスになっています。嫌なやつだけどナイスキャラ!
主人公と小鷹のやり取りは、性的な場面よりもずーっとゾクゾクしました。

夫からの最後の手紙にもグッときたなぁ。
夫が主人公にもう少し早くこういう一顔を見せてくれていたら、この二人はこうはならなかったのに・・・。

女として、いろいろ考えちゃう作品でしたね。

 
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:19 | category:    島本理生 |
# よだかの片思い
評価:
島本 理生
集英社
¥ 1,365
(2013-04-26)

 よだかの片思い / 島本理生(集英社)

 

 評価 ☆☆☆☆



顔の左側をおおったアザ。からかいの対象にされ、恋愛はあきらめていた。

けれど、映画監督の飛坂逢太と出会い、世界がカラフルに輝きだす。

24歳にして恋愛経験値ゼロの理系大学院生アイコ。

一途な彼女の初恋の行方は!?


ここ最近の作品はDVをテーマとしたり、痛々しい作品の多かった島本理生。

近作ではやっとその路線から外れたようです。


痣がコンプレックスとなり、閉鎖的な人生を生きていたアイコが恋をする。

そこから変化し、少しずつ殻を破っていくパワーには圧倒された。これぞ恋の力!

この恋が実らなかったからこそ、彼女はまた新しい一歩を踏み出せるのだろうな。

恋って成就だけがすべてじゃないもんね。

うまくいかなかったとしても、得るものはある。

彼女はこの恋で大きなものを手に入れた。


まるで非現実的な世界を生きている映画監督ではなく、

最終的に身近な男性が残るあたりにもリアリティを感じました。

大丈夫、きっと幸せになれる!


| comments(0) | trackbacks(0) | 16:05 | category:    島本理生 |
# 七緒のために
評価:
島本 理生
講談社
¥ 1,365
(2012-10-31)

JUGEMテーマ:小説全般

 七緒のために / 島本理生(講談社)

 評価 ☆☆☆


表題作の「七緒のために」のほか、「水の花火」と計2本を収録。
「水の花火」はなんと約10年前、
島本さんが高校生で作家デビューしたことにかかれたものです。

「七緒のために」狂気と孤独をはらんだ作品。
始終、落ち着かない不安定な空気が流れている。
島本理生ってどうしてこういう痛々しいものばかり書く作家になってしまったんだろ。
うーん、繊細とは違うんだよね。危うさ。
本当に仲が良いわけじゃいけど一緒にいる2人。
共通点は孤独。
でも、お互いの傷には触れないように不安定なバランスを保ちながら友人関係を続け、
一歩踏みこもうとすると崩壊する関係。
女の子同士、ましてや中学生のこの年代って本当に難しいね。

島本さんの文章は好き。
冒頭のほんの1,2ページを読んだだけで、
“ああ、やっぱりこの人の文章って好き”って思った。
瑞々しさ、透明感?この人にしか描けない独特の雰囲気があると思う。 
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:11 | category:    島本理生 |
# アンダスタンド・メイビー(上)(下)
評価:
島本 理生
中央公論新社
¥ 1,575
(2010-12)
コメント:こんなにつらいのに、サクサク読めるのはどうしてだろう

JUGEMテーマ:小説全般
 ● アンダスタンド・メイビー(上)(下) / 島本理生
 ● 中央公論新社
 ● (上)(下)ともに1575円
 ● 評価 (上) ☆☆
       (下) ☆☆☆
「おまえは俺のこと、見つけられるって」 少女は踏み込んだ、愛と破壊の世界へ-。
島本理生が贈る、恋愛小説の枠を超えた恋愛小説。
デビュー10周年記念書き下ろし作品。


(感想)

ここ数年、島本さんの書くテーマはどんどん重くなっていると感じていたけど、
まさにその集大成。
こんなに重く、上下巻で分厚く、暗いものをたたえているのになぜかサクサク読みやすい。
なんだかケータイ小説みたい。

普通の女の子だったはずなのに、どんどん横道にそれていく主人公「黒江」。
上巻は青春モノなのかな?と思わせつつも、どんどんダークサイドに引きずり込まれ・・・・
後半は“その男についてっちゃダメ!”“あぶないよー”と読者も常にハラハラしてるような状態。
面白くなくはないんだけど、読んでて楽しいものではなかった。

しかも、後半にいきなり宗教がからんできて、最後は海外留学で終わりって
いくらなんでもどうなのよ・・・って展開じゃありませんか
でも、どんなに孤独でも苦しくても、必ず見守ってくれている人はいて、未来は明るい。
そう心から思えるラストでした。
誰にでも、その人だけの神様はきっといるんだよね。

それはそうと。
島本理生って、もうデビュー10年にもなるんですね
デビューのころに比べるとずいぶんと大人の男性を描くのがうまくなったなぁ。
| comments(2) | trackbacks(1) | 15:23 | category:    島本理生 |
# あられもない祈り
評価:
島本 理生
河出書房新社
¥ 1,365
(2010-05-13)
コメント:不健康で暗い・・・読んでて気が滅入るなぁ

JUGEMテーマ:小説全般
 ● あられもない祈り / 島本理生
 ● 河出書房新社
 ● 1365円
 ● 評価 ☆☆
私が、いつかの日に置き去りにされたあなたを、迎えに行くことはできますか。
「あなた」と「私」。
名前すら必要としない2人の密室のような恋を描いた、至上の恋愛小説。



(感想)

河出書房新社の本って、どれもこれもなぜか好きになれない。
だから「これもダメなんだろうな」と思ってたら、案の定つまらなかったなー。
なんつー、暗く不健康な小説なんだろう。気が滅入るわ。

登場人物に誰ひとり共感できない、好きにもなれない。
「私」にも「あなた」にも母親にも直樹にもイライラさせられる。
こんなふうに漂うように生きてたって、何も進まない。
みんな、誰かに寄りかかってしか生きることができてない。

いつだって自分だけが悪いのだと思ってた。
いつだって自分だけが我慢するべきなのだと信じていた。
そうすれば何も見ずになにとも戦わずに思考停止していられた。
全部自分が悪いだなんて、
全部自分が悪くないと言っているのと同じことだ。


この一文はグサッときたなぁ。
私、けっこうなんでも自分のせいにしちゃうとこあるからさ・・・。
私がいけないの、全部私が悪いの、って思うことで許しを乞っているのかもね〜。
ああ、なんて安易でズルかったんだろう。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:04 | category:    島本理生 |
# 真綿荘の住人たち
評価:
島本 理生
文藝春秋
¥ 1,400
(2010-02)
コメント:島本理生、一皮むけた気がしました。

JUGEMテーマ:小説全般 
 ● 真綿荘の住人たち  / 島本理生
 ● 文藝春秋
 ● 1400円
 ● 評価 ☆☆☆☆
いまでは懐かしいスタイルのレトロな下宿「真綿荘」。
そこに住むのは普通なように見えて奇妙な人々。
北海道から大学入学を機に上京した大和くんはここで青春も恋も経験していく。
だけど、真綿荘に集う人々の恋は、どこかいびつで滑稽で切なくて・・・。


(感想)

最近の島本さんの作品は暴力で傷つけられる女の子が出てきたり、
胸が締め付けられるほど痛々しい境遇にいる人たちが出てきたりで気持ちよく読めないものが多かった。
けど、今回はデビュー時の静謐な感じ〜そして、ここ数年の痛々しさ〜を超え、
島本理生の新境地を見せられたように思います。
文体もちょっと変化してる?
特に「押し入れの傍観者」なんて、島本さんの本を読んでいる気がしなかった

千鶴さんと晴雨の関係は他人には到底、理解できるものではない。
だって千鶴と晴雨の2人もお互いがわかってないんだもんね。
けど、最後の最後の展開には驚いたな〜。
【用紙】ってあの用紙かと思ったら、そっちかよ
読者に最後にこういう衝撃をドーンと突き付けてくるなんて、今までの島本さんではありえなかった。
こんなことができるようになったのかぁ・・・腕をあげたなぁ
| comments(2) | trackbacks(0) | 11:45 | category:    島本理生 |
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