JUGEMテーマ:小説全般
めぐり逢いサンドイッチ / 谷瑞恵(KADOKAWA)
個人的な評価 ☆☆☆
大阪の靱公園にある『ピクニック・バスケット』は手作りサンドイッチの専門店。
蕗子が、姉のこの店を手伝いはじめて、半年。
姉は店を訪れた人たちの具材への思いや記憶、
そして物語をやさしくパンにはさんで、
誰が食べてもなつかしいような新しいような、そんなサンドイッチをつくっている。
おっとりした姉としっかり者の妹、
店を訪れる個性的な人々が織りなす、優しくも愛おしい物語。
(感想)
日常の小さな謎と、お客さんひとりひとりの中にある懐かしい味の記憶・・・
サンドイッチ屋さんが織りなす、優しくほんわかとした物語でした。
改めて考えてみると、「サンドイッチの具」という狭い制限の中で、
よくもまぁこんな作品が書けたものだと驚くばかりです。
はじめて読む、お名前を聞くのもはじめての作家さん・・・、
若い方かと思いきやそーでもなかった。
どうやらライトノベルを中心に書いておられる方のようです。
関西の方の卵サンドは卵焼きが主流だとははじめて知り、驚きました。
卵焼きサンドイッチ、見たことはあるけど、食べたことはありません。
でも、気になってたんだよなー。
次に見かけたら絶対に買って食べてみます!!