隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 「秋田のターシャ」と呼ばれて

JUGEMテーマ:ノンフィクション

 

 「秋田のターシャ」と呼ばれて / 佐々木利子

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆☆

 

鳥海山の麓、秋田県にかほ市の小さな集落にあるイングリッシュガーデン。
強い意志を持たないとたどり着けない場所ながら、全国から訪れる人が絶えない名物庭園です。
荒れた竹藪をひとりで開墾し、美しく生まれ変わらせたのが佐々木利子さん。
夢を叶える不屈の精神と花を愛し育てるグリーンフィンガーを持ち、
訪れる人の心を解きほぐす飾り気のない人柄。
いつしか「秋田のターシャ」と呼ばれるようになりました。
けれど、その強さと明るさの裏には厳しい人生の試練がありました。
本書はそんな佐々木さんの暮らしの歳時記。美しい庭の四季を1年かけて撮り下ろしました。

 

 

 

(感想)

 

このブログに感想は書かなかったけど、数か月前に一度読み、とても感銘を受けた本です。

そして、2週間ほど前にこの佐々木さんのガーデンにも行ってきちゃいましたっ!

帰宅後に再読、そのうえでの感想です。

 

ガーデンの1年間の様子を豊富なカラー写真で紹介。

時間をかけて丁寧に作ったことがしっかりと伝わってくるあたたかな本でした。

どの季節の写真も美しく、

「一度だけじゃだめだ、別の季節にもここを訪れてみたい」・・・そう思わせてくれます。

 

佐々木さんを過酷な庭造りに奮い立たせたのは妹さんの死です。
私も弟を亡くしているので、
佐々木さんの妹さんへの思いや悲しみには人一倍感じるものがあるのかもしれません。

若いうちに志半ばで亡くなった妹さんの無念、

妹さんと交わした約束の実現・・・

ひとりで竹藪を開墾して、無数の巨大な噴石と戦って・・・

ただ土いじりが好きなだけでできる仕事じゃない。

悲しみと強い意志がそれをさせた。

そして家族が去ったこの世での自分の居場所を、自分で作りあげた。

その根性には言葉が見つかりません。

 

それにしてもうちの庭!! どうにかしなきゃあ・・・。

引っ越してきて3年目に突入・・・いまだ方向性を決めかねており、中途半端な庭のままです。

いいかげんになんとかしないと(;´・ω・)

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:52 | category: 作家名 さ行 |
# 騙し絵の牙
評価:
塩田 武士
KADOKAWA
¥ 1,728
(2017-08-31)

JUGEMテーマ:小説全般

 

 騙し絵の牙 /塩田武士(KADOKAWA)

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆☆

 

大手出版社で雑誌編集長を務める速水。

誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。

ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、

彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。

斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!

 

 

(感想)

 

大泉洋から「映像化されたら僕が主演できそうな小説ない?」と長年言い続けられてきた編集者が

「もう私が作ります!」と塩田武士さんに依頼したことにより生まれた企画モノだそうです。

すごいですね、アテ書きの小説なんて聞いたことがありませんw

そんな経緯で書かれた作品なので、表紙はもちろん大泉の写真。

本の中に紛れる写真もすべて大泉w

会話の面白さといいテンポといい、たしかにまんま大泉洋ですwwあははw

このたび映画化も決まり、無事に大泉さんへオファーも来たそうです。

ここでまったく違う俳優が主演したら笑うけど、そうならなくてよかったよかったw

 

本作は2018年の本屋大賞ノミネート作品ですが、やっぱり本屋大賞って侮れない。

めっちゃ面白かったです。

私は本屋大賞に絶対的な信頼を感じています。

 

終盤、それまでに抱いていた作品のカラーがまったく変わる真実が浮かび上がります。

「これが"騙し絵の牙”かっ!!」と驚かされたんですけど、

そこに至るまでだってサラリーマンの熱い思いや悲哀を感じて十分面白い。

面白さも何層にも重なった作品と言えるのではないでしょうか。

 

いつも図書館利用ばかりで、本を買わずに申し訳ありません。

そんな私が言う権利はないのかもしれないけど、

この作品で描かれていた出版界(紙の媒体)が置かれている危機的な状況は本好きとしては悲しい限りです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:30 | category: 作家名 さ行 |
# 緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~

JUGEMテーマ:小説全般

 

 緑の窓口 ~樹木トラブル解決します~ / 下村敦史(講談社)

 

 個人的な評価 ☆☆

 

新設された「緑の窓口」への異動を言い渡された区役所職員の天野優樹。
えっ…、それって切符を買うところじゃ……。
疑問を抱いたのも束の間、

「庭にあるスギの伐採をめぐって家族仲がギスギスしています。なんとかしてください」との依頼が届く。
そう、ここは市民の樹木トラブルを解決する部署だった!

笑って泣ける、人の心と樹木をつなぐ6つの連作ミステリー。

 

 

 

(感想)

 

何かで紹介されていたのを思い出して読んでみたんだけど・・・・

うーん、キャラもセリフもマンガチックで、こりゃライトノベルだなー。

私が読むには軽すぎました。

てか、この市役所、どーなってんの?

毎回簡単に樹木医呼んで、費用の方はどうなってるの・・・とか余計な心配しちゃいます。

 

樹木医という着眼点は悪くないし、

最後の母親を仲直りする章は唯一グッとくるものがあるけど、

要は私には合わなかったってことなのかなぁ。

続編ありそうだけど、おそらく読みません。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:32 | category: 作家名 さ行 |
# 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと / 西原理恵子(角川書店)

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆

 

七転び八転びしながら仕事に全力投球し子どもを必死に育てあげたサイバラかあさんが、

今だからこそ言っておきたい、厳しくもハートフルな人生指南。
「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう」――
目下子育てに奮闘しているママにも、反抗期まっさかりの子どもにも、

大きくなった元・女の子の娘さんにも、胸にすとんと落ちるメッセージは、
血の通った経験則にもとづく幸せの極意。
これからの時代を自立的に生きるための気づきが満載。

女性のための新バイブル。

 

 

 

(感想)

 

私、実は西原理恵子さんのエッセイどころか漫画も読んだことなくて、

今作がはじめての西原理恵子体験でした。

もちろんお父様のことや離婚した旦那さんのことも何も知らず、

こんなに男に振り回されて波乱万丈生きてこられた人なのか〜と、まず驚き。

なのに!西原さん、こんなに男でしくじってきたのに、

それでも「もう誰のことも好きになれないと思ったことは一度もなかった」と言えるんだから強いなー。

男性に依存せず、自分の力でたくましく生きている人だからこそこんな風に思えるのかもしれません。

“女の一途は幸せの邪魔”・・・うーん、たしかにその通り!

 

自分で這い上がった人の言葉だからこそ説得力がありました。

自分の力で夢をつかんで、その世界で稼いで食べるお寿司と、

若さや容姿に惹かれて寄ってくる男に奢ってもらって食べる寿司、

同じ寿司でもどっちが美味しいか・・・それは言わずもがなですよね?

貧困や学がないことによって、

自分で選択する自由すらも得られない生き方は、だめ。

西原さんの言うように「自由は有料」なのです。そして「責任も有料」。

まずは自分の人生を自分で選びとれるための努力をし、

自分で人生に責任を持つ権利も勝ち取ろう。

そのために努力した経験自体が大きな力になるだろうし、

そこで培った根性は万が一転んでしまったときに、

へこまずにしっかり立ち上がれる力にもなるはずです。

そして、そんな頑張ったあなたなら、

西原さんが高須先生と出会えたように、

きっと素敵な王子様に見つけてもらえるはず・・・そう信じたい!!

 

この本、タイトルを見ると、

これから巣立っていく未成年の子のための本と思われそうだけど、

それよりは人生の方向性に迷っている20~30代のお姉さん方や、

まさに女の子の子育て真っ最中の若いママさん達にも十分響くと思います。

もちろんこの西原さん流の幸せの勝ち取り方は、

女性にしか当てはまらないというわけではありません。

男性にも読んでほしいです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:16 | category: 作家名 さ行 |
# 下に見る人
評価:
酒井 順子
KADOKAWA/角川書店
¥ 605
(2016-01-23)

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 下に見る人 / 酒井順子(角川書店)

 

 評価 ☆☆☆

 

人が集えば必ず生まれる序列に区別、そして差別。

自らの"人を下に見てしまう"感覚を吐露し、人間の心の闇に鋭く迫る。

なかなか書けないホンネを余すところなく露わにする異色のエッセイ!

 

 

(感想)

 

自分の父親がたいした人物でもないくせになぜか誰のことをも下に見ている人間なので、ついタイトルにひかれて読んでみました。

 

共感できる部分もあるのですが、

あくまで「上」の視点からしか描かれていないから不快に感じる部分もあります。

都会で「イケてる女子」として学生生活を送り、

自分に自信もあるであろう酒井さんは「下に見られる人」の心情に寄り添う考え方は

おそらくできないのかな。

もうそこから自分とは違うステージにいる人だなと思ってしまって、

なんとなく心の距離を感じながら読んでしまった私です。

 

しかし、誰かを下に見ることによって自分の立ち位置や気持ちを保てる場合もあるし、

受験にしろ就職にしろ、みんなが平等の位置に立てないからこそ成り立つものもある。

だから必ずしも、上下が出来てしまうことを良くないこととは言い切れません。

要は人として自分が何者でもないのに、

人を馬鹿にするような意味で「下に見る」のはどうかということなんでしょうね。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:18 | category: 作家名 さ行 |
# クズころがし
評価:
鈴木 拓
主婦と生活社
¥ 1,188
(2015-05-29)

JUGEMテーマ:読書

 クズころがし / 鈴木拓(主婦と生活社)

 評価 ☆☆☆☆☆


クズ、ゴミ、カス、クソ、ゲス…日夜浴びせられる罵詈雑言や炎上騒動。
そこを涼しい顔で切り返し、したたかに生き抜いてきた稀代の“嫌われ者”・鈴木拓。
初めて明かす、人生を絶対にしくじらない“愛され”処世術。
どんなに嫌われても、そこそこの成功をつかめる32の秘密。



(感想)

鈴木拓がクズとかゲスとか言われていることは知ってたけど、
バラエティ番組等で実際にゲスいことをしてる場面を見たことはなく、
この本を読むまでは「ドランクドラゴンのメガネの方」程度の認識しかありませんでした。

タレント本というよりは、自己啓発本ですね。
できないものはできない。向いてないものは向いてない。
それを認めるのは勇気いります。
で、そんなクズな自分をさらけ出して飯のタネにして、
家族養っていくのはもっと勇気のいることです。
でも、この人はそうやって「クズ芸人」というお笑い界の新ジャンルを築いたし、
クズを活かせる職業なんてなかなかない。
そう考えるとお笑い芸人は天職なのでしょうね。

鈴木さんが芸能界で今の位置にいられるのは、
● 己を知り、自分の限界と技量をきちんと把握する。
● 無理にハードルはあげない。
● 調子に乗らない。
これがきっちりできているからです。
何も考えずに言いたい放題やってるわけではないし、努力しなかったわけでもない。
うまくいかなくて、心がバッキバキに折れて、
絶望しまくった末にたどり着いた境地が彼の今の位置です。

人間関係や恩義・仕事のマナーはとても大事にしているようなのでそこにも好感が持てました。
だからこそ仕事も来るのだと思います。そこは芸人も一般の職業も一緒。
たまにクスッと笑えて、目からウロコの処世術本でした。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:45 | category: 作家名 さ行 |
# 「いのち」を養う食
評価:
佐藤 初女
講談社
¥ 1,470
(2011-10-28)
コメント:簡潔でわかりやすく、ここにしみじみと伝わってきます

JUGEMテーマ:エッセイ
 ● 「いのち」を養う食 / 佐藤初女
 ● 講談社
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆☆
「森のイスキア」開設から20年。
震災後のいまこそ知りたい、「日本人に本当に必要なこと」とは。
生命をつなぐ大切さと生きていくためのヒントがわかる一冊。  


(感想)

「森のイスキア」の佐藤初女さん。
私がいつかはこんなおばあさんになりたいと憧れている人です。
特別なことをしているわけじゃなく、
普通のことを決して手を抜かずに丁寧に心をこめてやる。
そうすればこの気持ちは必ず人の心に響く。
ラクをしてしまえば失うものも多い。
当たり前のこと、わかっているんだけど
忙しい毎日を過ごしているとなかなか実行にうつすのは難しいです。

お米も野菜もざあざあごしごし乱暴に扱わない。
キャベツは切らずに手でちぎると無理に繊維が断ち切られないので美味しくなる。
料理中はおしゃべりなどせず、しっかり料理に専念する。
水分をとるのはふきんよりもやわらかいタオルの方がよい。
にんじんやジャガイモの皮は皮むき器は使わず、包丁で丁寧に優しくむく。
食材も「いのち」であると意識しながら料理していれば、
おのずと扱いも丁寧になるのかもしれないなぁ。
心にしみ入り、改めて自分の行いを見直さなきゃいけないと感じました。

いいメッセージも多く、実りの多い本だけど、
初女さんの本はどれを読んでも同じようなものばっかり。
他の作品との違いがまったく感じられません。
このままだと飽きちゃうかな?その点を考慮して☆は4つ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:13 | category: 作家名 さ行 |
# 酒場を愉しむ作法
評価:
自由酒場倶楽部
ソフトバンククリエイティブ
¥ 767
(2010-09-18)

JUGEMテーマ:新書
 ● 酒場を愉しむ作法 / (著)自由酒場倶楽部  (監修)吉田類
 ● ソフトバンク新書
 ● 767円
 ● 評価 ☆☆
のんびり、ふらふら、ぐいっと、一杯
会社の同僚と、古くからの友人と、
ときには一人でふらっと訪れた先で見ず知らずの他人と、触れ合い、語らう酒場。
全国の酒場を知り尽くしているからこそ語れる酒場での振る舞いと嗜みには、
奥深く気付かされることが多い。
軽妙洒脱な文章とともに酒場のディープな薀蓄とノウハウを堪能でき、
酒場での時間がより有意義になる“酒道のバイブル”。


(感想)

BS-TBSで放送している「吉田類の酒場放浪記」という番組が大好きです。
吉田類さんが監修ということで、あの番組のようにあたたかみのあるいい酒場と
そこに集う人々を語るような内容なのかなと思っていたんだけど、
それは最初の方だけだった

後半は酒にまつわる俳句・短歌・映画・街・・・など様々なウンチク。
一言で「酒」といっても、本当にいろんなジャンルの話題に飛んでいて、奥が深い。
けど、ここに書いてあるようなウンチクをお酒の席で披露されたら興ざめだし、
正直、なんだか場違いな堅苦しいお店に入ってしまった時のあの気まずさを思いだします
もっと気楽に読み(酔い)たかった。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:17 | category: 作家名 さ行 |
# なでしこ力
評価:
佐々木 則夫
講談社
¥ 1,260
(2011-01-29)
コメント:女性を指導するための心配りを学ぼう

JUGEMテーマ:エッセイ
 ● なでしこ力 さあ、一緒に世界一になろう! / 佐々木則夫
 ● 講談社 
 ● 1260円
 ● 評価 ☆☆☆☆
なでしこジャパンはなぜ強い?
日本の女性の長所とは?女性が100%の力を発揮したくなる組織とは?
女子ワールドカップで世界一を狙う現役監督が、その秘密を解き明かす。
選手に愛されるなでしこジャパン監督の独白。
女子選手の意欲を高める秘訣がここにある!


(感想)

サッカーにはまったく詳しくないけど、
なでしこジャパンがここ数年でどんどん強くなっているのは私でも知ってる。
サッカー選手とはいえ、選手の皆さんはみんな年頃の女の子。
それを束ねる監督には男性チームの監督にはない繊細な気配りが必要なはず。
その秘密が詰まっている本です。
だから、他のスポーツ系のエッセイ本とはちょっと違うかもしれません。

男子選手が当たり前に出来ることが女子にはできない。
体力の問題だけではなく、心の動き方や人間関係の築き方まで何もかもが男子とは違う。
そこで佐々木監督の奥様が女子選手たちからの信頼を得るために、
まずはじめに監督にアドバイスしたのは身だしなみに神経を使うことだった。
清潔や身なりの次は身ぶり・手振り・表情・・・指導とまったく関係のなさそうなことでも、
女性に嫌われないためにはこれらはすごく重要になってくる。
どんなに的確な指導のできる監督でも、不潔でだらしない人では絶対に女子選手の信頼なんか得られない。
こういうことをわかっていない男性って意外に多いと思う。

しかし、だからといって女性に溶け込みすぎもいけない。
ある程度の距離感も必要。
このへんの判断がとてもとても難しい。

こういう女性特有のめんどくささにちゃんと付き合える男性でないと、
女性の上に立つことはできないのでしょうね。
多くの女性の部下を持ち、その扱いに悩んでいるような男性にはとても参考になる本だと思います。
私のようにサッカーをよく知らない人でも十分楽しめます。



| comments(0) | trackbacks(0) | 13:20 | category: 作家名 さ行 |
# 暴走する「世間」で生きのびるためのお作法
評価:
佐藤 直樹
講談社
¥ 880
(2009-07-22)
コメント:生きにくさの原因はこれだった!

JUGEMテーマ:新書
● 暴走する「世間」で生きのびるためのお作法 / 佐藤直樹
● 講談社
● 880円
● 評価 ☆☆☆☆
現代人が生きにくい理由・・・・それは世間だった
うつ病も引きこもりも彼女ができないのも悪いのはぜーーーーんぶ世間
人生がうまくいかない人への大ヒント、「社会」と「世間」は全くの別物です。



(感想)

いま、日本が抱えているあらゆる問題の原因となるのは、ぜーんぶ「世間」だった
・・・・ たしかに言われてみればそうなのかも。
すべての嫉妬やコンプレックスは他者がいるからうまれるもの。
「人に迷惑をかけてはいけない」「そんなことをしたら人になんと言われるか」
人の行動の前には必ずこういう考えが出てくるもの。
世の中に白い目で見られないようにあれこれ考えて、それだけで疲れちゃうことって多すぎる
他者の目を気にすることがない世の中になればどんなにかラクでしょうね〜。

学校、仕事、恋愛、ケータイ事情、格差社会・・・
あらゆることがうまくいかないのはすべて世間のせいだというところにおさまる。
なかでも格差社会・恋愛の章は面白く、共感できました。
宗教に関係がなく正月もクリスマスもお盆も盛大にやる日本人。
世間がやっていることに流されて、都合のいいように取り入れる日本人。
ああ、外国から見ると、日本って本当に面白い国民性を持った国なんでしょうね。

あとがきで「大事なことは、あなたが学校や職場やサークルや恋愛でメゲそうになったときに、
自分が悪いのではない、世間が悪いのだと、きっぱり叫ぶことである」とあるけれど、
それで片付けちゃいかんですよね。
世間という悪条件があるのは誰もが同じであるならば、
なぜひきこもりになる人とならない人がいるのか。彼女が出来る人と出来ない人がいるのか。
そこはもう世間のせいではなく、自分自身の問題。世間のせいにしたってどうにもならないでしょ。
そこをどうする
私はそこまでのヒントを、この本の中できちんと教えてほしかったなぁ。
そこがちょっと残念。
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:20 | category: 作家名 さ行 |
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