隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# ゴリラ裁判の日 / 須藤古都離
評価:
価格: ¥ 1,925
ショップ: 楽天ブックス

JUGEMテーマ:小説全般

 

 ● ゴリラ裁判の日 / 須藤古都離(講談社)

 

 ● 個人的な評価 ☆☆☆☆☆

 

カメルーンで生まれたニシローランドゴリラ、名前はローズ。

ローズは人間に匹敵する知能を持ち、言葉を理解する。

手話を使って人間と「会話」もできる。

運命に導かれ、ローズはアメリカの動物園で暮らすようになった。

動物園で出会ったゴリラと愛を育み、夫婦の関係にもなる。

順風満帆のはずだった――。
しかしその夫が、檻に侵入した4歳の人間の子どもを助けるためにという理由で、銃で殺されてしまう。

なぜ? どうして麻酔銃を使わなかったの?

人間の命を救うために、ゴリラは殺してもいいの?

だめだ、どうしても許せない!

ローズは、夫のために、自分のために、正義のために、人間に対して、裁判で闘いを挑む! 

 

 

 

(感想)

 

本は好きだけど、

面白かった本について誰かに話したり、人にすすめたいとは思わない。

ここで自分の記録のために感想を書いていればそれでいい。

・・・そういうスタンスだった自分が久々に「誰かと語りあいたい!!」と思えた本でした。

 

人間並みの知能を持ち、手話を使って会話もできるゴリラ・・・

これだけ聞くとトンデモ小説かとおもっちゃいそうだけど、

実は奥が深く、メッセージ性の強い作品。

主人公のゴリラ・ローズへの感情移入もゴリラなのにたやすく、

まるでローズという一人の女性の生き様を見せられているかのように熱いものがあります。

この設定をフィクションとは思えないほどリアルに感じられるのがすごいのです。

 

昨年、「ヴィーガン革命」という本を読み、

同じ動物でありながら、犬猫は人間に寄り添い愛されて生きる一方で、

牛豚は食用として処分される不平等について考えさせられました。

今年の初めには羽田空港で飛行機事故があり、

ある女優さんが飛行機に搭乗する動物について発した意見が話題になったりもしました。

これらはあくまで「人間 と 動物」として考えさせられた出来事だったけれど、

この作品が私達に投げかける問題提起はその次元を超え、

動物が感情を持ち、会話もできる状況にありながら、

それでも人と動物は平等ではないのか?という話。

動物愛護だとか多様性社会どころの騒ぎじゃあありませんw

 

ダニエル弁護士の最終弁論の痛快さにしびれ、

ローズの発した言葉に涙が止まりませんでした。

こんな設定、今まで誰も考えられなかった。

一生記憶に残る大傑作です。

| comments(0) | - | 15:26 | category: 作家名 さ行 |
# スターにはなれませんでしたが / 佐藤満春

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 ● スターにはなれませんでしたが / 佐藤満春(KADOKAWA)

 

 ● 個人的な評価 ☆☆☆☆☆

 


「ヒルナンデス」「くりぃむナンタラ」「オードリーのオールナイトニッポン」など

人気番組19本を数える人気放送作家。

トイレ・掃除の専門家、ラジオパーソナリティ、お笑い芸人・・様々な顔を持ち合わせ、

オードリーなど多くの人気芸人が信頼を寄せる男サトミツこと「佐藤満春」書き下ろしの自叙伝エッセイ。

 

 

 

(感想)

 

いわゆるタレント本とはちょっと違います。

これといった華やかな才能も特技もないけれど、それでも真面目に生きている人の本でした。

 

みんながみんな、職業に対しての夢を実現させようとしたら社会は回らない。

だから「どこかであきらめる」、そして「自分が必要とされる場所で頑張る」。

一見、ネガティブに思えるけど、実はこれはとてもポジティブな生き方です。

「夢はきっと叶う」は暴論で、

同じ努力をしても結果の出る人と、そうでない人がいる。それが現実。

それを認めて、行ける方向へ進む。

自分の素養を活かせる場所は誰にだって必ずある!!

刺さらない人にはまったく刺さらないのかもしれないけど、私には刺さりました。

そういう生き方をしてる人がいるから社会は回ってる。

これからの子供たちにも、

この潔い生き方がすごくかっこいいってこと・・・理解してほしいですね。

 

春日の「おまんじゅう」の話は沁みました。

春日ってケチだケチだと言われているけど、大切な人のためなら惜しみなく使う人。

人柄のにじみ出る良いエピソードです。

 

「オードリーのオールナイトニッポン」が好きなので購入した本でしたが、

まさかこんなにも共感できるとは思いませんでした。

今度はサトミツ個人にも要注目していきたいと思います。

| comments(0) | - | 11:22 | category: 作家名 さ行 |
# 猫にならって / 佐竹光晴
評価:
価格: ¥ 1,925
ショップ: 楽天ブックス

JUGEMテーマ:小説全般

 

 ● 猫にならって / 佐竹光晴(実業之日本社)

 

 ● 個人的な評価 ☆☆☆☆

 

病気で臥せっている小学生、

高校を中退し新宿二丁目のゲイバーで働いているバーの店員、

孤独な獣医師……のら猫との出会いと、生命をめぐる8つの物語。

 

 

 

(感想)

 

おそらく初読みの作家さん?

 

猫をとりまく連作短編集。

猫好きにはたまらない内容ではありますが、メインは猫ではありません。

思いっきり猫を満喫したい人には不向きな本かも?

ですが、人間の生活にさりげなく寄り添ってくれてるようないい感じの距離感が私には心地よかったです。

 

各章にそれぞれ主人公(人間)がいて、その人の人生に猫が絡んでくる・・・。

猫と出会い、そこから学びや生きるヒントをもらって成長していく・・・そんなお話。

私自身、猫を飼い始めて学んだこと・はじめて味わう感情をたくさん経験し、

猫に教えてもらったことは数知れず。

猫好きなら絶対に「あるある!」「わかる!」と共感していただける本だと思います。

 

けど、ほんわか優しいだけでなく、

社会問題に切り込んだ章もあり、考えさせられる一面もありましたね。

 

実際に存在する猫にまつわる本も作中にさりげなく登場し、

その中から一冊はすぐに購入しました。

これがよかったら他のも買ってみようと思います(*´ω`*)
 

| comments(0) | - | 10:34 | category: 作家名 さ行 |
# 痛み かゆみ 便秘に悩んだら オシリを洗うのはやめなさい / 佐々木みのり

JUGEMテーマ:ノンフィクション

 

 ● 痛み かゆみ 便秘に悩んだら オシリを洗うのはやめなさい / 佐々木みのり(あさ出版)

 

 ● 個人的な評価 ☆☆☆☆

 

便秘、痔、かゆみ、お腹の張り、肌荒れ…
温水洗浄便座・お風呂での洗いすぎがオシリトラブルの原因!?
日本人の3人に2人は洗い過ぎによるお尻のトラブルを抱えている。
20年間で10万人以上のお尻を見てきた著者が、
荒廃していく日本人のお尻に警鐘を鳴らす1冊!
すべての日本人に読んで欲しい。

医師が教える自分でできる最新のセルフケア方法。

 

 

 

 

(感想)

 

佐々木みのり先生を知ったのは、いつも見ているYouTuberさんと対談していたから。

ハキハキさっぱりしてて、世間や医学会を恐れずに真実を話される姿が素敵で、

この人の本を読んでみたくなりました。

 

みんなが良かれと思ってやっている温水洗浄便座やお風呂で丁寧に洗うことこそが

おしりトラブルの原因になっていたとは驚きでした。

しかも痔に悩む人の多くがお腹(腸)ではなく、出口(肛門)に問題があるという事実!

「出残り便」という初めて聞く言葉も、読んでみるとたしかになるほどと納得できました。

 

☆を4つにしたのは、「だから結局どうすればいいのか」がちゃんと明記されていないから。

出残り便の予防や対策も結局は小麦や乳製品を控え、マッサージをしてみるとかその程度のことだけで、

これではウォシュレットをやめておしりがきれいになったって、

出残り便の問題は解決されないと思います。

いちばん知りたい肝心なことが書かれていません。

最後の最後でちょっとすっきりしない本でした。

| comments(0) | - | 14:37 | category: 作家名 さ行 |
# 「秋田のターシャ」と呼ばれて

JUGEMテーマ:ノンフィクション

 

 「秋田のターシャ」と呼ばれて / 佐々木利子

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆☆

 

鳥海山の麓、秋田県にかほ市の小さな集落にあるイングリッシュガーデン。
強い意志を持たないとたどり着けない場所ながら、全国から訪れる人が絶えない名物庭園です。
荒れた竹藪をひとりで開墾し、美しく生まれ変わらせたのが佐々木利子さん。
夢を叶える不屈の精神と花を愛し育てるグリーンフィンガーを持ち、
訪れる人の心を解きほぐす飾り気のない人柄。
いつしか「秋田のターシャ」と呼ばれるようになりました。
けれど、その強さと明るさの裏には厳しい人生の試練がありました。
本書はそんな佐々木さんの暮らしの歳時記。美しい庭の四季を1年かけて撮り下ろしました。

 

 

 

(感想)

 

このブログに感想は書かなかったけど、数か月前に一度読み、とても感銘を受けた本です。

そして、2週間ほど前にこの佐々木さんのガーデンにも行ってきちゃいましたっ!

帰宅後に再読、そのうえでの感想です。

 

ガーデンの1年間の様子を豊富なカラー写真で紹介。

時間をかけて丁寧に作ったことがしっかりと伝わってくるあたたかな本でした。

どの季節の写真も美しく、

「一度だけじゃだめだ、別の季節にもここを訪れてみたい」・・・そう思わせてくれます。

 

佐々木さんを過酷な庭造りに奮い立たせたのは妹さんの死です。
私も弟を亡くしているので、
佐々木さんの妹さんへの思いや悲しみには人一倍感じるものがあるのかもしれません。

若いうちに志半ばで亡くなった妹さんの無念、

妹さんと交わした約束の実現・・・

ひとりで竹藪を開墾して、無数の巨大な噴石と戦って・・・

ただ土いじりが好きなだけでできる仕事じゃない。

悲しみと強い意志がそれをさせた。

そして家族が去ったこの世での自分の居場所を、自分で作りあげた。

その根性には言葉が見つかりません。

 

それにしてもうちの庭!! どうにかしなきゃあ・・・。

引っ越してきて3年目に突入・・・いまだ方向性を決めかねており、中途半端な庭のままです。

いいかげんになんとかしないと(;´・ω・)

 

 

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:52 | category: 作家名 さ行 |
# 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと / 西原理恵子(角川書店)

 

 個人的な評価 ☆☆☆☆

 

七転び八転びしながら仕事に全力投球し子どもを必死に育てあげたサイバラかあさんが、

今だからこそ言っておきたい、厳しくもハートフルな人生指南。
「王子様を待たないで。お寿司も指輪も自分で買おう」――
目下子育てに奮闘しているママにも、反抗期まっさかりの子どもにも、

大きくなった元・女の子の娘さんにも、胸にすとんと落ちるメッセージは、
血の通った経験則にもとづく幸せの極意。
これからの時代を自立的に生きるための気づきが満載。

女性のための新バイブル。

 

 

 

(感想)

 

私、実は西原理恵子さんのエッセイどころか漫画も読んだことなくて、

今作がはじめての西原理恵子体験でした。

もちろんお父様のことや離婚した旦那さんのことも何も知らず、

こんなに男に振り回されて波乱万丈生きてこられた人なのか〜と、まず驚き。

なのに!西原さん、こんなに男でしくじってきたのに、

それでも「もう誰のことも好きになれないと思ったことは一度もなかった」と言えるんだから強いなー。

男性に依存せず、自分の力でたくましく生きている人だからこそこんな風に思えるのかもしれません。

“女の一途は幸せの邪魔”・・・うーん、たしかにその通り!

 

自分で這い上がった人の言葉だからこそ説得力がありました。

自分の力で夢をつかんで、その世界で稼いで食べるお寿司と、

若さや容姿に惹かれて寄ってくる男に奢ってもらって食べる寿司、

同じ寿司でもどっちが美味しいか・・・それは言わずもがなですよね?

貧困や学がないことによって、

自分で選択する自由すらも得られない生き方は、だめ。

西原さんの言うように「自由は有料」なのです。そして「責任も有料」。

まずは自分の人生を自分で選びとれるための努力をし、

自分で人生に責任を持つ権利も勝ち取ろう。

そのために努力した経験自体が大きな力になるだろうし、

そこで培った根性は万が一転んでしまったときに、

へこまずにしっかり立ち上がれる力にもなるはずです。

そして、そんな頑張ったあなたなら、

西原さんが高須先生と出会えたように、

きっと素敵な王子様に見つけてもらえるはず・・・そう信じたい!!

 

この本、タイトルを見ると、

これから巣立っていく未成年の子のための本と思われそうだけど、

それよりは人生の方向性に迷っている20~30代のお姉さん方や、

まさに女の子の子育て真っ最中の若いママさん達にも十分響くと思います。

もちろんこの西原さん流の幸せの勝ち取り方は、

女性にしか当てはまらないというわけではありません。

男性にも読んでほしいです。

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:16 | category: 作家名 さ行 |
# 下に見る人
評価:
酒井 順子
KADOKAWA/角川書店
¥ 605
(2016-01-23)

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 下に見る人 / 酒井順子(角川書店)

 

 評価 ☆☆☆

 

人が集えば必ず生まれる序列に区別、そして差別。

自らの"人を下に見てしまう"感覚を吐露し、人間の心の闇に鋭く迫る。

なかなか書けないホンネを余すところなく露わにする異色のエッセイ!

 

 

(感想)

 

自分の父親がたいした人物でもないくせになぜか誰のことをも下に見ている人間なので、ついタイトルにひかれて読んでみました。

 

共感できる部分もあるのですが、

あくまで「上」の視点からしか描かれていないから不快に感じる部分もあります。

都会で「イケてる女子」として学生生活を送り、

自分に自信もあるであろう酒井さんは「下に見られる人」の心情に寄り添う考え方は

おそらくできないのかな。

もうそこから自分とは違うステージにいる人だなと思ってしまって、

なんとなく心の距離を感じながら読んでしまった私です。

 

しかし、誰かを下に見ることによって自分の立ち位置や気持ちを保てる場合もあるし、

受験にしろ就職にしろ、みんなが平等の位置に立てないからこそ成り立つものもある。

だから必ずしも、上下が出来てしまうことを良くないこととは言い切れません。

要は人として自分が何者でもないのに、

人を馬鹿にするような意味で「下に見る」のはどうかということなんでしょうね。

| comments(0) | trackbacks(0) | 16:18 | category: 作家名 さ行 |
# クズころがし
評価:
鈴木 拓
主婦と生活社
¥ 1,188
(2015-05-29)

JUGEMテーマ:読書

 クズころがし / 鈴木拓(主婦と生活社)

 評価 ☆☆☆☆☆


クズ、ゴミ、カス、クソ、ゲス…日夜浴びせられる罵詈雑言や炎上騒動。
そこを涼しい顔で切り返し、したたかに生き抜いてきた稀代の“嫌われ者”・鈴木拓。
初めて明かす、人生を絶対にしくじらない“愛され”処世術。
どんなに嫌われても、そこそこの成功をつかめる32の秘密。



(感想)

鈴木拓がクズとかゲスとか言われていることは知ってたけど、
バラエティ番組等で実際にゲスいことをしてる場面を見たことはなく、
この本を読むまでは「ドランクドラゴンのメガネの方」程度の認識しかありませんでした。

タレント本というよりは、自己啓発本ですね。
できないものはできない。向いてないものは向いてない。
それを認めるのは勇気いります。
で、そんなクズな自分をさらけ出して飯のタネにして、
家族養っていくのはもっと勇気のいることです。
でも、この人はそうやって「クズ芸人」というお笑い界の新ジャンルを築いたし、
クズを活かせる職業なんてなかなかない。
そう考えるとお笑い芸人は天職なのでしょうね。

鈴木さんが芸能界で今の位置にいられるのは、
● 己を知り、自分の限界と技量をきちんと把握する。
● 無理にハードルはあげない。
● 調子に乗らない。
これがきっちりできているからです。
何も考えずに言いたい放題やってるわけではないし、努力しなかったわけでもない。
うまくいかなくて、心がバッキバキに折れて、
絶望しまくった末にたどり着いた境地が彼の今の位置です。

人間関係や恩義・仕事のマナーはとても大事にしているようなのでそこにも好感が持てました。
だからこそ仕事も来るのだと思います。そこは芸人も一般の職業も一緒。
たまにクスッと笑えて、目からウロコの処世術本でした。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:45 | category: 作家名 さ行 |
# 「いのち」を養う食
評価:
佐藤 初女
講談社
¥ 1,470
(2011-10-28)
コメント:簡潔でわかりやすく、ここにしみじみと伝わってきます

JUGEMテーマ:エッセイ
 ● 「いのち」を養う食 / 佐藤初女
 ● 講談社
 ● 1470円
 ● 評価 ☆☆☆☆
「森のイスキア」開設から20年。
震災後のいまこそ知りたい、「日本人に本当に必要なこと」とは。
生命をつなぐ大切さと生きていくためのヒントがわかる一冊。  


(感想)

「森のイスキア」の佐藤初女さん。
私がいつかはこんなおばあさんになりたいと憧れている人です。
特別なことをしているわけじゃなく、
普通のことを決して手を抜かずに丁寧に心をこめてやる。
そうすればこの気持ちは必ず人の心に響く。
ラクをしてしまえば失うものも多い。
当たり前のこと、わかっているんだけど
忙しい毎日を過ごしているとなかなか実行にうつすのは難しいです。

お米も野菜もざあざあごしごし乱暴に扱わない。
キャベツは切らずに手でちぎると無理に繊維が断ち切られないので美味しくなる。
料理中はおしゃべりなどせず、しっかり料理に専念する。
水分をとるのはふきんよりもやわらかいタオルの方がよい。
にんじんやジャガイモの皮は皮むき器は使わず、包丁で丁寧に優しくむく。
食材も「いのち」であると意識しながら料理していれば、
おのずと扱いも丁寧になるのかもしれないなぁ。
心にしみ入り、改めて自分の行いを見直さなきゃいけないと感じました。

いいメッセージも多く、実りの多い本だけど、
初女さんの本はどれを読んでも同じようなものばっかり。
他の作品との違いがまったく感じられません。
このままだと飽きちゃうかな?その点を考慮して☆は4つ。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:13 | category: 作家名 さ行 |
# 酒場を愉しむ作法
評価:
自由酒場倶楽部
ソフトバンククリエイティブ
¥ 767
(2010-09-18)

JUGEMテーマ:新書
 ● 酒場を愉しむ作法 / (著)自由酒場倶楽部  (監修)吉田類
 ● ソフトバンク新書
 ● 767円
 ● 評価 ☆☆
のんびり、ふらふら、ぐいっと、一杯
会社の同僚と、古くからの友人と、
ときには一人でふらっと訪れた先で見ず知らずの他人と、触れ合い、語らう酒場。
全国の酒場を知り尽くしているからこそ語れる酒場での振る舞いと嗜みには、
奥深く気付かされることが多い。
軽妙洒脱な文章とともに酒場のディープな薀蓄とノウハウを堪能でき、
酒場での時間がより有意義になる“酒道のバイブル”。


(感想)

BS-TBSで放送している「吉田類の酒場放浪記」という番組が大好きです。
吉田類さんが監修ということで、あの番組のようにあたたかみのあるいい酒場と
そこに集う人々を語るような内容なのかなと思っていたんだけど、
それは最初の方だけだった

後半は酒にまつわる俳句・短歌・映画・街・・・など様々なウンチク。
一言で「酒」といっても、本当にいろんなジャンルの話題に飛んでいて、奥が深い。
けど、ここに書いてあるようなウンチクをお酒の席で披露されたら興ざめだし、
正直、なんだか場違いな堅苦しいお店に入ってしまった時のあの気まずさを思いだします
もっと気楽に読み(酔い)たかった。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:17 | category: 作家名 さ行 |
Categories
Archives
Profile
Comments
Trackback
Mobile
qrcode
にほんブログ村
にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
Search this site
Sponsored Links