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JUGEMテーマ:スピリチュアル
● ウニヒピリのおしゃべり / 吉本ばなな・平良アイリーン(講談社)
● 個人的な評価 ☆☆☆
世界的小説家の吉本ばななさんと、
ハワイに伝わる問題解決法ホ・オポノポノを通して自分らしさを模索する平良アイリーンさんが、
ウニヒピリとの対話で自分らしい豊かな人生を手に入れる秘訣を語り合いました。
ウニヒピリとの対話でなぜ生きやすくなるのか?
ウニヒピリとの対話の先にどんないいことが起こるのか?
ウニヒピリの声を聞くタイミングとは?
ウニヒピリをケアする方法とは?
など、仕事・人間関係・子育て・家族・生き方ほか、人生に効くヒント満載。
吉本ばななさんの短編小説「ウニヒピリ 自分の中の小さな子ども」も再録!(「Grazia」2010年8月号掲載)
(感想)
ホ・オポノポノやウニヒピリに関してはわかりにくかったですが、
後半になるにつれて、いい意味で「ただの対談本」になってきたので、
ウニヒピリなどは深く考えずに読み進めました。
日本は戦争に負け、勝った国の言うことを聞かねばならなかった。
その押し付けと縛りのなかで教育され、生きてきたから
日本人の国民性は真面目で堅苦しい・・・ばななさんのこの言葉にはなるほどな、と。
自分の意志を押し殺して人にあわせてしまうとこ、
人の目を気にしすぎること、
生きにくさの理由は「自分の本当の感情をしまい込んでいるから」。
これが環境と教育によるもので、本来の自分ではないとしたら、
きちんと自分を開放することによって、生きやすくなるはず。
自分のなかにある感情を「植え付けられたもの」と「そうではないもの」に
きちんと仕分けできるようになるだけでも変われるのかもしれない。
ばななさんの短編も収録されているとのことで楽しみにしてたけど、
10ページにも満たない短すぎる作品で拍子抜け。
これはちょっと・・・ずるいと思う。
自分としては、対談よりもばななさんの小説(こんな短すぎるものではなく)を読むほうが
ずっと得るものが多い気がするので☆は3つ。